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2017年3月 6日 (月)

囀り


囀りの真下を通る息とめて


駐車場から工場へ移動するとき、頭上の電線で、
あれはたぶん、石たたき、セキレイ。
きれいな澄んだ声でしたよ。

https://m.youtube.com/watch?v=XprH3Y74Xik

2017年2月 7日 (火)

槇

紅梅を指呼の間に槇の木のしづか かささぎ

紅梅を咫尺に槇のしづもれる 推敲句

2016年12月20日 (火)

発句を選ぶ

発句を選ぶ

2016年8月 6日 (土)

阿吽の呼吸


一抱へ取り込む端から夕立来る かささぎの要支援1の母

三時近くなると、怪しい空の色になる。
きのうは失敗、洗濯ものをぐっしょり濡らしてしまう。
母はデイケアに、わたしは工場に行っていたからだ。

今日は母に電話した。
母はいった、いま、ひとかかえ取り込んだところと。
それからほんとにすぐ、降り出した。
律儀な天気だ。

ひとかかへ濯ぐより、
ここまでは出てくる。
そこから季語入りの、あるいは夜かも、の、後半が出てこない。

石橋秀野さん。
すみませぬ。

2016年6月28日 (火)

石の川柳 石の俳句

転がったとこに住みつく石一つ    大石鶴子

ぜんまいやじやんけんの石(ぐう)天に出し   岡部六弥太

鶴子はいのうえけんかぼうの長女。すみさくじろう先生におそわる

2015年11月12日 (木)

ふたつのほ

 

   金子みすゞ

 港に着いた

ふね

は、
 みんな古びて黒いのに、
 はるかの

おき

をゆく舟は、
 光りかがやく白い帆ばかり。

 はるかの沖の、あの舟は、
 いつも、港へつかないで、
 海とお空のさかいめばかり、
 はるかに遠く行くんだよ。


 かがやきながら、行くんだよ。

連句的におもいだした句

はなれすむ夫わすれさう月を踏む  

金子みすゞ

ちょいと

なぎさ

の貝がら見た間に、
あの

はどっかへ
行ってしまった。

こんなふうに
行ってしまった、

だれ

かがあった――
何かがあった――

連句的に思い出したうた。
五木ひろしの「横浜たそがれ」

2015年11月 5日 (木)

まんにひとつのアダもない 談義

コメント

あのこたち、生きていれば、22歳よ。うちの姪っ子と同じ年です。
姪っ子に縁談の話があった。
そんな年頃。

そうでしたね
うちの次男と同い年だった。
縁談が、そうですか。

縁談。養子を取れとおっしゃるわけで。
本家筋のおじさんがうるさい。
今時、見合いで養子を迎えるなんて、アリエナイ。姪っ子にた自分の好きな人と結婚していいと伝えた。中島を名乗る必要も要らん。時代錯誤もいいとこ。
まあ、ありがたい話しではあるのですが。
男親がいないから、心配してくださってるみたい。

ようしをとれ。

おおお、
そう、たしかにむかしはまわりからそういう声がすぐあがった。いまもいうんだ、とちょっとあんしんした。
時代錯誤だろうか。
いちばんくろうしているぶぶんは文字化できないもので、かいてこなかったばってん。おもういじょうにねぶかい。めにみえないぶぶんがうんとある。
りこんしないともとのせいにはもどれないし。
という点で、けっこんするとき、いえどうしのやくそくだった両方のせいをまもる、ができていないものとしては、なんともいえない。
まあ、わかいときだったら、せいこさんとおなじことを言っただろう。
さいきん、ショックだったのが、こないだ介護認定に役場からみえたとき、まちがって隣にいかれたのです。そのかたのやいてこられた地図をなにげなくみたら、となりがひめの、うちは夫の姓になっていました。はははひめのだし、だからまちがえられたのですね。
いや、たしかに父が亡くなったから、そうなるのだが、夫はとばたに自分の母といえがあるし、それもまもらなければならない。
(と、こんな例がふえてくるにちがいありません。)

それとおどろいたことのもうひとつ、新道が442で、ふるいほうのみちは、べつの呼称になってた。
なんか、じだいについてけないかんじ。笑。

ひめ。そうだった。そちらも同じような経験があったのね。
時代錯誤だと決めつけることは出来ないのかも知れん。誰かが仏さんを守って行かんといかん。でもさ、氏ってそんなに大事かねえ?

平成生まれの姪っ子を家の犠牲には出来んと思う。
つきあってる男の子かおるって。
長男だって、彼は。でも、姉と弟がいるって。
マスオさんになってくれないだろうか、と思わんでもないが、このおババからはよう言えん。

蝶なんですか。いや、長男ですか。
そこがうちの場合は問題だった。
姑はきっちりとした信仰をもち、長男はいえのあととり、と夫がまだちいさいときから諭してそだててきたようです。
うちのほうではそのころはまだ元気だった伯父が、えっとあれはなんといいますか、「ききづくろい」か、結婚する前に勤務先の上司にまであって、夫にはおとうとがいることをきいてきてくれた。(いもうと、おとうとがひとりづついた。)
それに自分たちはいえのことなんて、これっぽちも考えてなかったし、さきのことはさきになって考えよう、と楽観的なおもいでいっしょになった。
ところが、じょじょにイエがのしかかってくるようになりました。
せつめいするのもきがおもい。

きょう、ニュースで夫婦別姓を国はみとめよ、と裁判で争うというのをみました。
賛成反対おなじくらいでしたね。
じぶんがこうなるまでは同じ姓がいい、とおもっていた。
しかし、代々養子のいえに縁があって生まれ、どちらもまったくおなじ境遇の、長男長女同士だったら、どうしたらいいのでしょうか。
うじかばねはどうでもいい、というけれど、けっきょく、なにがきになるのかといえば、菩提の行方です。
家の犠牲、といういいかたは、してはいけないとおもいます。
そういういえにうまれたものの責任だとおもったほうがいいようにおもう。
むかしのひと、あるいは、おやのいけんは、傾聴すべきでありました。
ありましたねえ、ことわざが。
おやのいけんとなすびのはなは。まんにひとつのアダもない。

2015年10月22日 (木)

がんざん柿

がんざん柿

(背後に大豆畑)

がんざんといえば。

はい、くらだし歌仙。

歌仙 『元山』

 

平成22年10月24日10時~15時
保健医療経営大学講義室にて
姫野恭子・捌

 

初折表

 

元山(がんざん)の太根の間(あひ)に犬眠る 竹橋乙四郎
  有明坑をのぼる夕月             山下整子
秋高し応援団に加はりて             姫野恭子
  ゆるく風入れ磨くキッチン           中山宙虫
音のない絵より顕ち来し濤の音         八山呆夢
  角打の酒年を忘るる             青翡えめ


羽根つきの遊びなつかし幼き日         下川松芳
  おにぎり持ちてはやる足どり         東妙寺らん
縁談がひとつ整ひ印押され            整子
  空港までの道は真っ直ぐ           呆夢
奈落へと墜ちゆく鳥の淋しさに          乙四郎
  鉱泉水が剥がす痂(かさぶた)        えめ
月涼し旅の計画立てて消し            澄 たから
  西瓜の種をぷっと吹く爺            えめ
あなかしこ観音菩薩救世菩薩           整子
  地球の裏から届く吉報             乙四郎
眠りぐせついて以降の花筏             宙虫
  ステンドグラスに春の陽の差す        たから

名残表

きさらぎの少女立像まぶしめり          整子
  歌のとほりに恋ははじまる          呆夢
鎖骨まで伸びたる髪を愛でられて        乙四郎
  オリーブ林の中の檣(ほばしら)       恭子
夜を徹し雪見障子は上げしまま         呆夢
  フラダンサーが寒鯉を呼ぶ          宙虫
カリヨンにフランス兵の無縁墓地         整子
  珈琲豆を深焙りにせん            宙虫
世の中は日本シリーズ真っ二つ        らん
  向ひ合せの稲架(はざ)の重たさ    古賀音彦
竹簡の文字の浮き出す望の月         らん
  燈火につどふ生涯学習           たから

名残裏

海賊が先祖にありて烏瓜            宙虫
  昨日のことを今云はれても         恭子
しみじみと会ひたし河井寛次郎         呆夢
  蝶の舞ひ来るアンテナの尖(さき)     音彦
秋月の黒門奥の花濃ゆし            内田楠風
 遍路はるかにかぎろひの立つ           たから
         

 

言葉抄;

 

元山(がんざん);九州は筑後地方を主産地とする古来の柿の種。
富有柿が席巻するまで柿といえばこのがんざんだった。
どこの家にもこの柿の木が植えられていたものである。
食べる時宜を逸すと、十日ほどで渋がまわってしまう。
(↑かささぎ整骨院の先生の説。たしかにそうです。)

時宜とは:芭蕉俳諧の命。
http://ja.wiktionary.org/wiki/%E6%99%82%E5%AE%9C

有明坑;三井三池鉱山のみやま市高田町の廃坑跡。
http://blog.kyushu-heritage.jp/?eid=383917

 

角打(かくうち)の酒;立ち飲み酒。枡酒であったことから角打とよぶ。
現在は客の回転が早い駅近辺に多いが、むかしはどの村にも一軒あったよろず屋のすみで、農民や労働者の男達が一合枡の酒を大事そうに飲んでいた。塩が肴だったりもした。

 

観音菩薩、救世(ぐぜ)菩薩
http://www.melma.com/backnumber_180248_4491474/

 

雪見障子:http://blog.goo.ne.jp/garaika/e/af01eeeccb0d56ff1016c4a3995baaff

 

カリヨン:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%A8%E3%83%B3

 

神戸外国人墓地:フランス水兵無縁墓地

 

http://try14.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-478f.html

 

稲架(はざ):http://jp.air-nifty.com/umetoko/2009/09/post-f7c1.html

 

竹簡(ちくかん、ちっかん):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E7%B0%A1

 


河井寛次郎:陶芸家。http://hcn.plala.or.jp/fc211/sagi/

 

秋月城址の黒門:
http://www.yado.co.jp/tiiki/akizuki/akizukij/akizukij.htm  
        

 

客人

下川松芳(しもがわ・しょうほう) 染色家・華道家
内田楠風(うちだ・なんぷう) 保健医療経営大学助教授

※ほかに、瀬高にお住まいのSさん、小倉からは茂木敏子さんが訪ねてくださいました。
こんどはぜひとも、ご参加ねがいます。
茂木敏子さんの残してくださった一句、

 

本城の大楠を見て

 

樹齢千九百年の大楠の葉を守りとして    敏子

茂木さんを伴って教室に入ってみえた先生は、去年もいらしてくださったので、記憶にあります。もうすぐ終わるというときでしたので無理強いできませんでしたが、一句でも出していただけばよかった。と思いました。
それから、古庄さんからは翌日お電話をいただきました。
連句は俳句とはまったく違うみたい、みなさんすごい人達ばかりに思え、自分は場違いだとおもった、というようなことをおっしゃいました。
それはぜんぜん違います、みんなそこらのシュフです、ちっとも特別じゃないです。と言いましたが、連句って、人に説明がむずかしい最大の文芸で、これはもうそこに座って一緒にやるしかわかってもらえないだろうなあ・・・。
いつよりか姫野は連句の座へ、しらないことを教えてもらいに行くようなきもちで座っています。毎回、たくさんの気づきを与えてもらえる、ほんとうにありがたい座です。


連衆

 

古賀音彦(こが・おとひこ)
澄 たから(すみ・たから)
青翠えめ(せいすい・えめ)
竹橋乙四郎(たけばし・おつしろう)
東妙寺らん(とうみょうじ・らん)
中山宙虫(なかやま・そらん)
八山呆夢(はちやま・ぼん)
姫野恭子(ひめの・きょうこ)
山下整子(やました・せいこ)

 

 

 

 

2015年9月15日 (火)

大徳

大徳

別名、「檀特」というのでした。

カンナの花は寒くなる頃まで咲いて居る。

今朝、母は六時前には起きてきて、六時半には朝食をとり、わたしが出ていく八時には、はたけにすでにしゃがんでいた。(写真)

頭の中には、天気と植え付けの予定表ができている。
からだはよぼよぼなのに、きっちり食べているので強いのだろう。
あしがいたくても、こしがいたくても、うごいています。

おかあちゃん、ありがとう。

2015年7月23日 (木)

草青し

草青し

草青し石に皺ある練兵場              貞永まこと

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