無料ブログはココログ

2009年4月27日 (月)

ブログ体の発生

先だって、前田圭衛子師からかような助言を頂戴した。

「ねえ恭子さん。これどうしようか。
このままでいきますか。
これだと、正規の文章の規格外になりますねん。」

「うーん、・・・・。たしかにそうですね。
言われるまで気づきませんでした。」

書き出しの一字あけ、同様に段落ごとに頭一字分おとす。
というのが常識的な散文のきまりごとである。

ところが、最近の私の文体はそれを拒否しだす。
まるで韻文をかくときのように、
いきなり先端から書き始め、文章はフレーズかと見まごうほどに短い。
段落改行でも頭の一字空きはとらないし、文末の空きが目立つ。
長い文章、ぶつぶつ切れ、句読点、やたらと。
ちょうどこの文章のような「ブログ体」になっていた。

いったいなぜ。
疲れている?
圭衛子師は心配される、もとのからだに戻れなくなるよ。と。

そうなのだろうか。

構えることが苦痛になってきたなとは思う。
この数年息をするようにものをかいてきた。
それ以外のことをからだがこばむのです。
しかし。
それではいけないときが断じて、ある。
その乱れを、パソコンをなさらない師は指摘して下さった。

文は人なり。 
名言である。

2007年11月12日 (月)

『クローズZERO』の体

日曜日、息子を塾に送る。その足で合川町のシネコンへむかい、念願のクローズを見た。もちろんひとりで。子が手を離れて以来、映画はいつも一人でみる。

初演は11:20からだったんで、それまでの1時間を駐車場の車のなかで本を読んですごす。映画館は人が多くて混雑していたが、まだ駐車場には空きがあった。日曜の朝ってこんなんだ・・ってちょっと驚き。駐車場から人の動きをみていると、中学高学年とおぼしき少年数人がタクシーで割り勘して駆けつけたり(たぶん、久留米駅から)、自転車でからすみたいにとんできたりと、多かった。ふたりぐみの女子もいたけど男子が多かったな。みな、ヤンキーなんかじゃなくて普通のまじめそうないなかの子たち。純潔ってことばと、昔のこども時代の八女福島町の京座の雰囲気を連想した。券、すでにもう三丁目のなんとかは初演がソールドアウトしてた。私はなんかあれ、見る気がしないんだよね。いつかDVD借りたの、とうとう見ないで返した。

そこへいくと、クローズはかっこよかった。最高に面白かったし、びっくりした。やまだ!!きゃーっていいたいくらい色気があってさ。うーん、きれいなおとこたちはよいなあ。やっぱさ。いつもきたねえ男ばっか見てるから。(夫よごめん。むかしはほんっとにハンサムだったよ。いまは堂々たるチュウネン)それと、おとこのこの性がはじめてちゃんとわかった。そうか、もれるのか・・。知らなかったなあ。息子がふたりもいるのにさ。

なんか元気出た。うりゃ~いくぜ~!!って雄叫びをあげたくなる映画でありました。ストレスがどっかへ雲散霧消、みょうにうれしくて、にたにたしている。あの雨の果し合いがすごかったよね。おとこっていいよなあ、って思ったもんね。

さあ。いっちょうけんかをするぞ!しみったれたオバサンにはぜったいならんからね・・と誓うしみったれおばさんであった。
妻たちよ。夫から離れて、ひとりで映画を見ようぜ。愚痴、いうまい。

2007年8月31日 (金)

あばら骨

あばらはなぜあばらなんだろう。

肋とかきますが。

まばらだから・・かな。

整然と12対の骨。

12か。歌仙の初折ウラは12句、名残の折おもてがまた12。

ところで。「一言で言えば、つまらない顔ぶれ。」

こんどの内閣人事。

(これ、言ったの、わたくしじゃなく、阿部重夫って編集者どす。)

http://facta.co.jp/blog/

(この人のお顔、俳優の奥田瑛二とサザエさんの父磯野波平を足してサンでわったような。)

2007年2月19日 (月)

目をなくす。

おととい、目をなくしてしまった。コンタクトレンズ、とうとう両目とも、ない。

四ヶ月ほど前、左目のが欠けてしまい、右目だけでがんばっていた。それが、朝、装着してしばらくたち、あれ!ない。

入れたのはたしか。洗面所の流しや床や、台所の床、はいつくばって雑巾がけをした。でも、どこにもない。

わたしはとてもあきらめがはやい。こういうのは、家にあるバミューダ海域と名づけ、あきらめがかんじんだとすぐおもう。去年もなくしたし、その前の年もなくしたなあ。ふつうは片目だけなんですが、最近は三年に一度くらいの割で両目そろってなくなる。もったいない。コンタクトレンズってあんなにちさいのに、なんて高いんだ。保険、きかないし。

でも、めがねは視野が狭くなるしめんどうだし、かけたことが一度もない。ということで、またコンタクトをつくりにゆく。ふんわりとしたグラマーなかんごふさんがいつもお世話をしてくださる。それがここちよくて、ついあまえる。

どれがいいですか。三種類あります。これまでお使いの、酸素透過性の高い一週間連続装用できるの(ええっそうだったの。しらなかったよ)と、新しく出た紫外線カットのと、あとはデラックスのうるおい成分つきのと。

はい。やすいのがいいです。笑

おねだんは、セット価格でさほど変わらないですよ。ただ保障期間が紫外線のは一年間。半年ながくなってます。

じゃ紫外線カットのにします。

というかんじで、三千円高い方にのせられてしまいました。

目や歯がこれから老化してゆくけど、からだの一部だしだいじです。

歯、二十年むかし、博多にいるとき、那珂幼稚園のちかくの、とっても元気のいいおんなの歯医者さん(お名前、わすれてしまうなんて)から装着してもらった、右上の奥歯ふたつぶんの連結型クラウン、いまでもなんともないです。思い返せば石膏で型をとるとき、じゃなかったガムみたいな粘土みたいなんで型をとるとき、あきれるほど何回もやり直しをされました。ここがだいじなふんばりどころだからって。保険では二回しか請求できないけど、でも大事なのは、この工程だって言って。十回ほどもです!あまりのことに口がさけそうになりましたもんね。まじで。笑

どんな職業にもプロというか熟練のわざがひかる人がいます。気迫からしてちがっています。そういう人にであえたらほんとうにしあわせだし、技によって、いつまでもこころに灯をともしてもらえるような気がします。

2007年1月 9日 (火)

紅白歌合戦

ことし、いやちがった去年になりますかもう、大晦日の紅白歌合戦を見ませんでした。毎年かならずちょっとは見ていたのに、初めてぜんぜん見ませんでしたね。年末はずっと体調が悪く鼻かぜがぬけず、なれない仕事でばてて、することが目一杯で、そんな余裕はこれっぽっちもありませんでした。おせちも作りませんでしたとも。はじめてですね、そんなことは。

でも。(と、身をのりだす。)おっぱいぽろりの演出があったって本当ですか。へえー。犬みたいにおとなしい品行方正の、ブッダの如きエヌエッチケイがねえ。いや、あっぱれあっぱれ。

抗議にひるむなかれ。こんな辛気臭い世の中だからこそ、おっぱいにはかつやくしてほしいな。ハイ。

きょねん、ですね、わたくしが書いている、はりかたとしてのはいくへの応援のように、ながーく俳句をなさっている俳人のかたが、らしくない過激な俳句作品を発表なさいました。男版橋本多佳子作品みたいだった。笑

で、びっくりしたのです。女は男には浮気され、家庭にはとじこめられて、息ができない。親の顔色は伺わなきゃいかんし、全く人権なんてどこにあろうか。・・と長らく思ってきたのに、男も又、おなじように滅私奉公としかこの世のなりわいを感じられぬ人が少なからずいるのですよ!しかもご苦労なことに、選んだ詩形は俳句であり、精神をぎゅうっとたわめられる。そんなに自分を幾重にも押し込めて、息がつまるつまるとうなっていた日には身がもつまいが。・・いや、そこまでは書かれてはおりませんでしたが、そんなふうにわたくしは気を回しつつフォローして読んだのでありまする。(いやらしいやっちゃなあって声がする。でもこれが連句的ってことだよ。) ほんとに自分だけが苦労しているって思っていたら、にんげん、みんな似たようなものなのですわ。しみじみ手をとりあって、わーいいっしょだいっしょだって激励したかったほどです。

いつかも書いた新聞連載『戦力外通告』っていう藤田宜永の小説が終わったのですが、ときどき読んでました、私にしては熱心に。団塊世代の夫婦のありかたを現実に即して率直に描いていたからです。おとこは同級生と浮気をしている。おんなもまた若いおとこと浮気をしています。夫婦は夫婦なんだけど、恋愛の自由をたがいに認めようと努力し、しかし、夫のほうは妻の恋愛が許せないで苦悩している。これはよくわかる。封建的というより、それが男のさがなんだろう。小説は別に大団円では終わりませんでしたが、それがよかった。小説は、いいですね。なにか解き放たれます。俳句じゃなく、小説を選べばよかったなあ、斧田千晴みたいに。笑。

みなさん、斧田千晴(独身、花の四十代)の小説、三作出ていますから、買ってくださいませ。一押しは最新刊の『父の居た場所』(中日出版社、1200円)です。

中日出版のホームページ:http://chunichisyupan.jp/

それと京都に関心のあるかたは、ルポライター菊池昌治が克明に足で取材して書き上げた、「農耕と園藝」連載の文章をまとめた『現代にいきづく京の伝統野菜ー古都の食文化を担って』(誠文堂新光社、1890円)をぜひ買って読んでください。この人の文章はとても品格があり、うつくしい。まさに文は人なり、です。http://www.seibundo-net.co.jp/CGI/search/syousai.cgi?mode=id&id=02420

最近のトラックバック

2009年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31