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2014年6月 9日 (月)

四国のジャンヌ・ダルクさんの本が読書感想文の課題図書になったんだって!

土曜の夜、次男が大分から帰省。
いろいろとはなしがあったようだ。
久屋本家のコマーシャルではないが、青春してるな、と思う。

話が終わったところで、アウシュヴィッツの話をどこまで知っているだろうかと尋ねてみる。
すると、手塚治虫の『アドルフに告ぐ』を読んだだけ、との答え。
あとは、映画『シンドラーのリスト』を見たよ。と。

そういうものだろう。
学校の教科書のどこかで、『アンネの日記』の一部を学んだかもしれない。

かくいうわたしも、知っているようで、詳しくは知らない。
遠い昔、少女漫画雑誌で知ったくらいの記憶しかなかった。
日常、あの重い話を読もうとは思わないものだから、そのままになっていた。

だから、四国のジャンヌ・ダルクこと、香川宜子(かがわよしこ)先生の『ザ・ヴァイオリン』を読んだとき、日本の現代の少女が主役の一人であったこともあり、とても身近に思えた。
最近角川から出た、改題、『アヴェマリアのヴァイオリン』。
これを若い人たちに読んでもらいたいとおもう。
ストーリー自体たいへん面白いので、途中で投げ出すことはないと思います。

むすこは本を大分に持って帰ったようだ。

この話を昨日、古賀音彦さん夫妻に話したら、音彦さんが言った。
アウシュヴィッツはじっさいに行ったらそれは直に伝わるよ。と。
おお!ここにも、現地へ行った人がいた!!
かささぎの知っているもうひとりは、中学校の校長先生をしている同級生です。

「アドルフに告ぐ」、おとめさんのご主人が以前入院されたとき、お見舞いに差しあげた記憶があります。どんなはなしだったかなあ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%81%AB%E5%91%8A%E3%81%90

ということで、香川先生からのコメント、以前ご紹介しましたが、続きもまとめておきます。

コメント

 

こんばんわ、かささぎさん。
いつも真面目な情報発信のところに自分のことばかりでごめんなさい。今日、毎日新聞紙上で正式に発表ガアッテ(ネットでは4月1日発表だったんだけど・・・きょうまで口止めでした)アヴェマリアのヴァイオリンは今年第60回青少年読書感想文全国コンクール課題図書、高校の部に選定されました!

うわ、よしこせんせい。
それはそれは。おめでとうございます。
先生にとって喜ばしい以上に、こどもたちにとって、すばらしいことだとおもいます。
アンネの日記よりずっと身近に思えるに違いありません。いまから、こどもたちの感想文、どんな声が寄せられるか、またれますね。
それと、これは読まれましたか。
えっと、どこだったっけ。乙四郎先生が、柳川図書館でも新刊図書として紹介されていたとコメントされていましたよ。

かささぎさん、ありがとうございます。そうですか!乙四郎先生が!読んでないですが柳川図書館で調べるといいですか?乙四郎先生には本当にお世話になってます。感謝に絶えません。TRCブックポータブルの紅葉雪さんというとこかの図書館の司書さんが、とてもありがたいコメントをくださいました。http://www.bookportal.jp/review/0000002458

よしこ先生、度々ありがとうございます。
きのう、先生のブログをウロウロしてたら、相当お忙しいはずなのに、悩み事相談までなさっているではございませんか、おどろきました。
つい、つられて、じつはおらも・・・と、なやみごとを語りたくなるのを、ぐっとこらえて、けえってきやした。
それと、かしこい子に育てる、漢字学習法についても、ちらっとみていただけだったので、メモりました。(でも時間は巻き戻せないんですよねえ・・とほほ)

先生ご紹介のサイトにあったのを、全文引用します。

コメント・書評
.
子どもに本を手渡す人間の一人として、これは世代、時代を越えて読み継がれるべきものだと思いました。子ども達とコミュニケーションをとりながら、手渡していきたいと思います。
紅葉雪
2014/06/01 14:24:52
評価 ( ★マーク )
★★★★★

さっそくだが、この本の内容について、ブックポータルの「内容説明」を使わせていただく。

「板東俘虜収容所、アウシュヴィッツ、そして21世紀の日本。時を超え、ふたりの少女を音楽が結びつけた…。戦火をくぐり、数奇な運命に翻弄された一丁のヴァイオリンが生み出す感動の物語。〔「ザ・ヴァイオリン」(東京図書出版会 2008年刊)の改題,大幅に加筆修正再構成〕」

さらに本書の帯にはこうある。
「あなたは涙を流さずに、最後までこの物語を読めますか?」

 
司書として本の内容との距離の取り方をある程度心得ている自分も、迂闊にも(?)、何度か涙したシーンがあった。

本書の感想を一言でいうならば、以前bk1時代に「ヒトラーのはじめたゲーム」でも書いた言葉が一番しっくりとくる。

「とにかく読み進めるのが辛い本だった。それが正直な感想だ。/人間はどこまで残酷かつ冷酷になるのだろうか。/人間は極限にどこまで耐えられるのだろうか。/それを容赦なく、目の前に叩きつけられたのだから」

さて本書。

主人公の一人は、あすか。中学二年生。徳島に住んでおり、少しばかり自分の進路に悩んでいる、ごく普通の中学生。彼女はヴァイオリンを習っているが、「プロのソリストを目指すのではなく、もう少し自由に楽しく弾きたいと思っているだけだ」。(p12より)
また母親からは医者になるよう進められており、だがそれも自分にはどうかと感じていて、進路について母親と揉める事も。

そんなあすかが、ある一つのヴァイオリンと出会う事で、物語が動いていく。

楽器店で一つのオールド・ヴァイオリンと出会ったあすかは、どうしてもそのヴァイオリンが欲しくなり、「大きくなって働いたら、私が払うから」と親を説き伏せ、手に入れる。

さらに後日、あすかはそのヴァイオリンが『アヴェ・マリア・ヴァイオリン』と呼ばれ、アウシュヴィッツで、あすかと同じ年の女の子が弾いていた事を聞かされ、ヴァイオリンの由来を知りたくなる。同じく由来を調べていた楽器店の清原と一緒に、ヴァイオリンの事をしっているカルザスというポーランドの男性に会う事になる。

あすかがカルザスから話を聞く、という形をとって、話は一気に第二次世界大戦前、悲劇の時代へとうつっていく。

そこでの主人公がハンナ・ヨハンセン。ユダヤ人の少女だ。あすかと同じ14歳。ヴァイオリンを習っていた。

だが時はユダヤ人には厳しいものだった。ハンナ一家も、言葉では言い表せない苦痛をうけ、またユダヤ人狩りから逃れるために身を隠すようになる。そこに至るまでに、そこに至る途中でも、とてつもない悲しみ……家族を殺される事も経験する。

だがとうとう、隠れ家がみつかり、ハンナ一家はアウシュヴィッツへ送られる……。

ハンナは、ヴァイオリンが弾けることが幸いし、アウシュヴィッツで「音楽隊」に組み込まれる。
音楽隊、というと優雅に聞こえるだろうか。だが決してそうではない。この「音楽隊」に入る事は、命がけで音楽を行っていくことに他ならなかった。まさに生き抜くために。そしてハンナは、自分が弾いているヴァイオリンが、かつて日本の板東俘虜収容所と関わっていたことを知る。

14歳の女の子が、収容所で目にするもの、耳にするもの、……さらに同じユダヤ人たちに「ナチスの犬」と罵られる苦しみ。そこをハンナがどう生きていったのかが描かれている。
……とにかく辛い本だった。

最後に。
実はこの本を読了したのは1か月以上も前。今年度の、青少年読書感想文全国コンクールの、高等学校の部の1冊ということで手に取った。ただ、この書評を書くか否か、自分でもおかしいのだが1か月以上迷ったのだ。

まずこの本と出会った経緯だが。
大体、中学校では、高校の部の課題図書も学校図書館に入れる。この本に関しては、不勉強で恥ずかしいことながら、今まで読んでいなかったため、目を通した。

最初、主人公のあすかが中学生という設定や、あすかの日常がかかれているあたりでは、『中学校の課題図書でもよかったのでは?』とすら思ったが、読み進める内に、「高等学校の部」の課題図書になった理由が判ってきた。

ハンナの目にする形として描写されていることなどが、あまりにも凄絶すぎて(もちろんそれらの描写は、実際にその時代、そしてアウシュヴィッツであったことばかりらしいのだが)、中学生相手では、本を渡せる生徒を選んでしまう、と咄嗟に学校司書として思った。

だが。課題図書においては、逆に「課題図書に選ばれた本だから薦めても大丈夫だ」、と簡単に思われがちである。
今の公共図書館、および学校図書館の司書で、課題図書を全冊読破し中身を頭に叩き込んでいる司書は数少なくなっている。

書評タイトルでも述べたとおり、これは「ガラスのうさぎ」などと同じで、時代を越えて読み継がれていく本になるだろう、と予感しているし、そうなってほしいとも思う。

ただ、中学生に渡す時は、注意が必要になる。特に学校という環境では、中身的に厳しい子がいるかもしれない、と司書や教師が常に頭にとどめておく必要があるだけのところ。だからこそ逆に、本を渡す立場にある人は、子どもたちが手を伸ばす前に本書を読破してほしいと思うのだ。

『ちょっと中身が厳しいかもしれないけど……』と言いながら、『読めないと思ったらやめてね。時間が経って、読めるようになったら読んでくれればいいから』と言いながら手渡していける司書が、司書でなくとも、本と子どもを介在する大人が必要だと思う。

本当に残念なことに。
今は、簡単にパソコンでデータを調べられるようになっている事も多いからだろう。学校司書、公共図書館司書、そのどちらも、本について造詣の深い、『あの人に聞けば何でも本の事を知ってる』という、『本物の』司書がいなくなっている。もちろんその『本物』をめざし、自分は悪戦苦闘しているのだが、残念ながら道はまだまだ果てしなく遠い。それに周囲を見回すと、必ずしも本物を目指そうは思っていないようだ。

『本物の司書がいなくなる』事を寂しいと思う自分が時代遅れなだけなのだろうと思って、だがこの職人気質は簡単に変えられないし、まあ仕方がないと諦めてもきたが(笑)、案外インターネットやスマートフォン全盛の、誰もが溢れる情報に溺れそうになるこの時代には、そういった昔ながらの司書が再度必要となってきているのかもしれないと思う今日この頃でもある。

中学校図書館では扱いの難しいところがある本ではあるが、だがそれを常に頭においていれば、必ずや読み継がれていくだろう。この先名作になるだろうと思われる1冊に出会う事が出来て、司書としてうれしい限りである。

すごいなあ。この司書のかたは。
ほんとうのプロですね。

ひとつ、それでも、いいたい。
わたしは、中学生、高校生とわける必要はないのでは。と不遜なことをおもう。
というのは、書かれている内容がいくら残酷なものでも、主人公は14歳。それなら、おなじ年の子たちに真っ先に読まれたい。おなじ年という現象は、圧倒的に共感の度合いがちがうのではと思われてならない。

こないだ、新聞記者だった人の小学生の娘を同級生の友人が殺した事件のその後をおって、記者の後輩記者だった人がていねいに取材を重ねてまとめたニュース記事を新聞で読みました。
法では守られてる、犯人が守られている。
まだこどもだったからという理由で。
それでは殺された子とその家族はどう耐えたらいいのか。一度もその子と対面すらさせず、真実に向き合わせないで、更正できるとお思いか。やったことをすべて忘れてべつの生をあゆませることに意味があるのだろうか。
それと似た感慨を、この高校生向けの課題としたことに、わたしはいだいた。
もっとこどもを信頼していいんじゃないか。
幼いならおさないなりに、こころの真芯でとらえるとおもう。トラウマにはならない。なぜなら、構成が配慮されたものだからだ。

それよりも、わたしがどうしてもいまだに気になっていることがある。これが実話に基づくものとして、じっさいに地下室で猫を飼ってたのだろうか。
動物はひとみたいに嘘が付けない、とても心配だ。

2014年3月 1日 (土)

「銀の匙」、実写化されたんだね。みたいなあ。


1http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-11.html(『百姓貴族』『銀の匙』)

2http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post.html(農学校を出たムスメが読んでた)

3http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/2-4c8d.html(銀の匙2の見返し)

2014年1月13日 (月)

Abita

2013年11月 2日 (土)

「人物で知ろう!日本の歴史」 木村茂光

「人物で知ろう!
日本の歴史」

東京学芸大学教授   木村茂光

文英堂

木村 茂光(きむら しげみつ、1946年7月 - )は、日本歴史学者。専門は、日本中世史、中世農民社会。東京学芸大学教授を経て、帝京大学文学部教授。元日本学術会議第一部副部長。博士 (文学)

北海道虻田郡洞爺村(現洞爺湖町)出身。1970年、東京都立大学人文学部卒業、1978年、大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1993年、大阪市立大学より博士(文学)。

1980年から東京学芸大学教育学部講師に着任。同助教授をへて、1994年、東京学芸大学教育学部教授教授、2000年から2004年まで東京学芸大学附属竹早中学校校長。2012年4月、帝京大学文学部史学科教授。

九条の会」傘下の「九条科学者の会」呼びかけ人の一人[1]

これです。

わたしはこれをみて、びっくりしてしまいました。
それまでの古代史をくつがえした人の名前から日本史が始まっていたことにです。
素朴なアマチュアの発掘好きな少年の目から歴史をはじめるなんて!

なんてすごい目だろうか。と感心しまくりました。
相沢さんにも、この教科書を書いた人にもです。

かつて司馬遼太郎の書いていたことの一つに、
わたしは何かを書こうと決めたら、それについてのこども向けの資料を集め、それを読むことからはじめる。というのがありました。

2013年10月27日 (日)

漫画日本の歴史の第一巻に

金曜のおひる、ふと思いついて、想夫恋に行く。
ずっと行けなかったから久しぶりだった。
B定食をたのみ、満員の店内で書棚にあった漫画日本の歴史第一巻をひらく。
第一巻だけが週刊誌や漫画のなかに埋もれるようにあったので発掘したのだ。

それは「相沢忠洋」という在野の考古学者の名前から始まっていた。

あいざわただひろ?だれ。

と読んでいくと、この人がいたおかげで日本の考古学はスタートしたといってもいいほどの人だったことを知る。

全部読みたかったけれど、そこのところだけしか読めなかった。
わたしも漫画日本の歴史は鎌倉時代あたり、藤原時代あたりを二冊くらい持っていたように思うけれど、漫画倉庫で買って。

もう一度読みたいな。

調べてみたところ、同じ題名の本は三種もあるようだ。
出版社が違うのであるが、小学館、学研、集英社と三つ。

このうちのどれだったのだろうね?
小学館版だったような気がしているけれど。

2013年2月 2日 (土)

農学校を出たムスメが読んでいた


2013年1月28日 (月)

『百姓貴族』 『銀の匙』


荒川弘(あらかわ・ひろむ)の漫画。

博多の娘が置いていく。

「おかあさん、こないだ私、下痢性の風邪をひいてね。
はじめて4連休もらえた。
これまで結婚のときだって3連休しかもらえなかったのにね。
ひどかろ。こんどから結婚なんていわず、下痢って言うから。」

「そんでね、ひどいんよ。ノロは出なかったからって、診察もしないで、診察代とるっちゃ。
ね。ふつうは、おなかに聴診器あてたりするよね?そんなんなんもせんとに。ぶつくさぶつくさ」

ふうん。がんばっているのだなあ。えらいよ。

2013年1月14日 (月)

医療費適正化計画(9)  全般的な事項

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2013 年 1 月 14 日 医療費適正化計画(9)

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「医療費適正化に関する施策についての基本的な方針」(厚生労働省告示)に記載の「都道府県医療費適正化計画の作成に当たって指針となるべき基本的な事項」のうち「全般的な事項」は次の通りです。
目標及び施策の達成状況等の評価を適切に行うものであることとし、目標項目として、特定健康診査の実施率、特定保健指導の実施率、メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少率、たばこ対策、平均在院日数、後発医薬品の使用促進を掲げています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1医療費適正化計画の基本理念
(1)住民の生活の質の維持及び向上を図るものであること
医療費適正化のための具体的な取組は、第一義的には、今後の住民の健康と医療の在り方を展望し、住民の生活の質を確保・向上する形で、良質かつ適切な医療の効率的な提供を目指すものでなければならない。
(2)超高齢社会の到来に対応するものであること
平成24年現在、約1500万人と推計される75歳以上の人口は、平成37年には約2200万人に近づくと推計されており、これに伴って現在は国民医療費の約3分の1を占める後期高齢者医療費が国民医療費の半分弱を占めるまでになると予想される。これを踏まえ、医療費適正化のための具体的な取組は、結果として高齢者の医療費の伸び率を中長期にわたって徐々に下げていくものでなければならない。
(3)目標及び施策の達成状況等の評価を適切に行うものであること
目標及び施策の達成状況等については、計画の中間年度及び最終年度の翌年度に評価を行うこととされている。都道府県は、目標を設定した場合は、目標の達成状況及び施策の進捗状況を評価し、必要に応じて計画の見直し等に反映させるものとすること。また、国は全国での取組状況を評価し、必要に応じて計画の見直し等に反映させるものとすること。
2第二期医療費適正化計画における目標
国民の受療の実態を見ると、高齢期に向けて生活習慣病の外来受療率が徐々に増加し、次に75歳頃を境にして生活習慣病を中心とした入院受療率が上昇している。これを個人に置き換えてみると、不適切な食生活や運動不足等の不健康な生活習慣の継続がやがて糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満症等の発症を招き、通院及び服薬が始まり、生活習慣の改善がないままに、虚血性心疾患や脳血管疾患等の発症に至るという経過をたどることになる。このことから、医療費の急増を抑えていくために重要な政策は、一つは、若い時からの生活習慣病の予防対策である。生活習慣病の発症を予防することができれば、通院しなければならない者が減少し、さらには重症化や合併症の発症を抑え、入院が必要となる者も結果として減ることとなる。
次に、入院期間の短縮対策である。平成17年度の一人当たり老人医療費を見ると、一番低い長野県が年間約67万円、一番高い福岡県が約102万円で、1.5倍の差がある。入院医療費がその差の大きな原因であり、そして、老人の入院医療費は平均在院日数と高い相関関係を示している。これに関しては、第一期医療費適正化計画の計画期間においては慢性期段階の入院に着目し、療養病床(医療法(昭和23年法律第205号)第7条第2項第4号に規定する療養病床をいう。以下同じ。)のうち医療の必要性の低い高齢者が入院する病床を介護保険施設(介護保険法(平成9年法律第123号)第8条第24項に規定する介護保険施設をいう。以下同じ。)等に転換することを中心に据えて、医療機関における入院期間の短縮を図ることを目標とした。しかしながら、実態調査を行った結果、療養病床から介護保険施設等への転換が進んでいないという実態があったことを踏まえ、療養病床の機械的削減は行わないこととし、介護療養型医療施設(健康保険法等の一部を改正する法律(平成18年法律第83号)附則第130条の2第1項の規定によりなおその効力を有するものとされた同法第26条の規定による改正前の介護保険法第8条第26項に規定する介護療養型医療施設をいう。以下「介護療養病床」という。)については、平成29年度末まで転換期限を猶予したところである。これらを踏まえ、第二期医療費適正化計画の計画期間においては、療養病床の数を機械的に削減することではなく、病院・病床機能の分化・強化、在宅医療の推進、医療と介護の連携の強化を図ること等により、医療機関における入院期間の短縮を目指すこととする。
さらに、都道府県独自の判断でその他医療費適正化に資する取組を行うことが有効である。例えば、後発医薬品の使用促進に関する取組等について、都道府県における目標を設定するなど、都道府県が積極的に、安心して後発医薬品を使用することができる環境を整備することによって、医療費の適正化を目指すこと等が考えられる。
こうした考え方に立ち、具体的にはおおむね以下の事項について目標を定めるものとする。
(1)住民の健康の保持の推進に関する目標
①特定健康診査(法第18条第1項に規定する特定健康診査をいう。以下同じ。)の実施率
②特定保健指導(法第18条第1項に規定する特定保健指導をいう。以下同じ。)の実施率
③メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少率
④たばこ対策
(2)医療の効率的な提供の推進に関する目標
①平均在院日数
②後発医薬品の使用促進
3都道府県医療費適正化計画の作成のための体制の整備
(1)関係者の意見を反映させる場の設置
医療費適正化対策の推進は、幅広い関係者の協力を得て、地域の実情に応じたものとすることが求められる。このため、外部の専門家及び関係者(学識経験者、保健医療関係者、保険者(法第7条第2項に規定する保険者をいう。以下同じ。)の代表者等)の意見を反映することが必要であり、そのための検討会や懇談会等を開催することが望ましい。なお、この場合においては、既存の審議会等を活用しても差し支えない。
(2)市町村との連携
市町村(特別区を含む。以下同じ。)は、住民の健康の保持の推進に関しては、健康増進
の啓発事業等を実施する立場であり、また、医療と介護の連携の推進に関しては、介護保険施設その他の介護サービスの基盤整備を担う立場の一つである。地域主権の観点からも、市町村が医療費適正化の推進に積極的に関わりを持つことが期待される。このため、都道府県医療費適正化計画を作成又は変更する過程において、関係市町村に協議する(法第9条第5項)等、都道府県は市町村との間の連携を図ることが必要である。
4他の計画との関係
都道府県医療費適正化計画は、「住民の健康の保持の推進」と「医療の効率的な提供の推進」を主たる柱とすることから、前者は、都道府県健康増進計画(健康増進法(平成14年法律第103号)第8条第1項に規定する都道府県健康増進計画をいう。以下「健康増進計画」という。)と、後者は、医療計画(医療法第30条の4第1項に規定する医療計画をいう。以下同じ。)及び都道府県介護保険事業支援計画(介護保険法第118条第1項に規定する都道府県介護保険事業支援計画をいう。以下「介護保険事業支援計画」という。)と密接に関連する。このため、以下のとおり、これらの計画と調和が保たれたものとすることが必要である。
(1)健康増進計画との調和
健康増進計画における生活習慣病対策に係る目標及びこれを達成するために必要な取組の内容が、第二期都道府県医療費適正化計画における住民の健康の保持の推進に関する取組の内容と整合し、両者が相まって高い予防効果を発揮するようにする必要がある。
このため、健康増進計画の改定時期について、第二期都道府県医療費適正化計画の作成時期と同一にすることが望ましい。
(2)医療計画との調和
医療計画における良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保に係る目標及びこれを達成するために必要な取組の内容と、第二期都道府県医療費適正化計画における医療の効率的な提供の推進に関する目標及び取組の内容とが整合し、良質かつ適切な医療を効率的かつ安定的に提供する体制が実現されるようにする必要がある。特に、医療計画において、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病及び精神疾患の5疾病並びに救急医療、災害時における医療、へき地の医療、周産期医療及び小児医療(小児救急医療を含む。)の5事業(以下「5疾病・5事業」という。)及び在宅医療それぞれについて、医療計画を作成、評価する構成員として、医療関係団体等に加え医療保険者が新たに例示されていることから、これらの関係者において、医療計画における良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保について、各種データの分析等を踏まえた協議等を行っていくことが期待されるところである。こうした協議の内容・結果も踏まえて、医療費適正化の取組を進めていくことが望ましい。このため、医療計画の改定時期及び改定後の計画期間について、第二期都道府県医療費適正化計画の作成時期及び計画期間と同一にすることが望ましい。
(3)介護保険事業支援計画との調和
介護保険事業支援計画における介護給付等対象サービス(介護保険法第24条第2項に規定する介護給付等対象サービスをいう。以下同じ。)の量の見込みに関する事項及び介護保険施設等の整備等に関する取組の内容と、第二期都道府県医療費適正化計画における医療と介護の連携等に関する取組の内容とが整合し、介護給付等対象サービスを提供する体制の確保及び地域支援事業(同法第115条の45に規定する地域支援事業をいう。)の実施が図られるようにする必要がある。このため、介護保険事業支援計画の内容を第二期都道府県医療費適正化計画に適切に反映させることが必要である。
5東日本大震災の被災地への配慮
東日本大震災(平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及びこれに伴う原子力発電所の事故による災害をいう。)により被害を受けた地域においては、目標の設定や計画期間における医療に要する費用の見通しの算出等について、被災地の実態を踏まえた柔軟な対応を行うこととしても差し支えない。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▽疎句的。

1「信長協奏曲」の新鮮さ

この漫画が女性、それもまだ二十代の若き女性の手によるものと知り、あっぱれ感を抑えることができない。

何が斬新かといえば、現代感覚がそっくりそのまま戦国時代に移植されており、しかも生き生きした下克上の歴史の文脈を損なうことなく、本音の部分だけで歴史を読んでいる。これにはうなるほかない。
これまでいろんな信長を読んだけど、いちばん面白い。
徳川家康もさるも明智光秀もおもしろい。
また女性の描き方、ことにお市の方に共感をおぼえた。

2かささぎ工場日誌

チカラめしがキーワードの上位に踊っている。
やっぱりなあ。かささぎ工場忙しいもんねえ。
週明けにも早速待っている。
あれ梱包するの、たいへんなんだよねえ。
付属品がたくさんあって、それをひとつずつプチプチに包まなきゃいけないし。
もうね、余計な手間がたくさんかかるのだ。
でも、おかげでいろんなことを学んだ。
プチプチからは空気で包むというすごい発想を、
チカラめしからは、煮るのがだめなら焼くがある。という発想を。
ここ→東京チカラめし社長「牛丼は寡占状態ゆえ競争の余地あった」
http://news.livedoor.com/article/detail/7312206/

2013年1月13日 (日)

医療費適正化計画(8) 2012年7月前政権最後の協議。今年4月から始まる審議、その前に

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2013 年 1 月 13 日 医療費適正化計画(8)

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2012年7月の社会保障審議会医療保険部会では医療費適正化計画について詰めの議論がなされ、その結果が厚生労働省告示として公布されています。
「高齢者の医療の確保に関する法律第八条第一項の規定に基づき、医療費適正化に関する施策についての基本的な方針の全部を次のように改正し、平成二十五年四月一日から適用する。平成二十四年九月二十八日 厚生労働大臣 小宮山洋子」
従って、この4月からは、新しい「医療費適正化に関する施策についての基本的な方針」が始まります。
厚生労働省告示の目次は次のとおりです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
はじめに
第1 都道府県医療費適正化計画の作成に当たって指針となるべき基本的な事項

一全般的な事項
1医療費適正化計画の基本理念
(1)住民の生活の質の維持及び向上を図るものであること
(2)超高齢社会の到来に対応するものであること
(3)目標及び施策の達成状況等の評価を適切に行うものであること
2第二期医療費適正化計画における目標
(1)住民の健康の保持の推進に関する目標
(2)医療の効率的な提供の推進に関する目標
3都道府県医療費適正化計画の作成のための体制の整備
(1)関係者の意見を反映させる場の設置
(2)市町村との連携
4他の計画との関係
(1)健康増進計画との調和
(2)医療計画との調和
(3)介護保険事業支援計画との調和
5東日本大震災の被災地への配慮

二計画の内容に関する基本的事項
1住民の健康の保持の推進に関し、都道府県において達成すべき目標に関する事項
(1)特定健康診査の実施率に関する数値目標
(2)特定保健指導の実施率に関する数値目標
(3)メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少率に関する数値目標
(4)たばこ対策に関する目標
2医療の効率的な提供の推進に関し、都道府県において達成すべき目標に関する事項
(1)医療機能の強化・連携等を通じた平均在院日数の短縮に関する目標
(2)後発医薬品の使用促進に関する目標
3目標を達成するために都道府県が取り組むべき施策に関する事項
(1)住民の健康の保持の推進
(2)医療の効率的な提供の推進
4目標を達成するための保険者、医療機関その他の関係者の連携及び協力に関する事項
5都道府県における医療に要する費用の調査及び分析に関する事項
6計画期間における医療に要する費用の見通しに関する事項
7計画の達成状況の評価に関する事項
8その他医療費適正化の推進のために都道府県が必要と認める事項

三その他
1計画の期間
2計画の進行管理
3計画の公表

第2 都道府県医療費適正化計画の達成状況の評価に関する基本的な事項

一評価の種類
1進捗状況の評価
2実績の評価
二評価結果の活用
1計画期間中の見直し
2次期計画への反映
3都道府県別の診療報酬の設定に係る協議への対応

第3 医療に要する費用の調査及び分析に関する基本的な事項

一医療に要する費用の調査及び分析を行うに当たっての視点

二医療に要する費用の調査及び分析に必要なデータの把握


第4 この方針の見直し
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次回から具体的な内容を紹介しますが、冒頭の「はじめに」の記述は次の通りです。
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はじめに
我が国は、国民皆保険の下、誰もが安心して医療を受けることができる医療制度を実現し、世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた。
しかしながら、急速な少子高齢化、経済の低成長、国民生活や意識の変化等医療を取り巻く様々な環境が変化してきており、国民皆保険を堅持し続けていくためには、国民の生活の質の維持及び向上を確保しつつ、今後医療に要する費用(以下「医療費」という。)が過度に増大しないようにしていくとともに、良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を図っていく必要がある。
このための仕組みとして、平成18年の医療制度改革において、医療費の適正化(以下「医療費適正化」という。)を推進するための計画(以下「医療費適正化計画」という。)に関する制度が創設された。
医療費適正化計画においては、国民の健康の保持の推進及び医療の効率的な提供の推進に関する目標を定めることとされており、具体的な政策として展開することができ、かつ、実効性が期待される取組を目標の対象として設定することが重要である。
また、これらの目標の達成を通じて、結果として医療費の伸びの抑制が図られることを目指すものであることを踏まえ、厚生労働省及び各都道府県において、目標の達成状況を評価し、及び計画期間中の医療費の動向を把握することが必要である。
この方針は、高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号。以下「法」という。)第8条第1項の規定に基づき、都道府県が医療費適正化計画を作成するに当たって即すべき事項を定めるとともに、医療費適正化計画の評価並びに医療費の調査及び分析に関する基本的な事項等を定めることにより、医療費適正化が総合的かつ計画的に推進されるようにすることを目的とするものである。
なお、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(平成23年法律第105号)により、平成23年8月30日から法第9条が改正され、従来、都道府県医療費適正化計画(同条第1項に規定する都道府県医療費適正化計画をいう。以下同じ。)において、記載すべきとされていた事項については、計画期間における医療に要する費用の見通しに関する事項を除き、例示化された。
このため、第二期医療費適正化計画策定に当たっては、都道府県の実情を踏まえ、各都道府県において医療費適正化を推進するために必要と考える事項を主体的に記載することが求められる。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

参照)

▽社会保障審議会医療保険部会全会議録

①2010年10月27日:新たな高齢者医療制度における医療費適正化計画の在り方について(特定健診・保健指導)
②2010年11月15日:医療費適正化計画の中間評価等について
③2010年12月 2日:医療費の適正化等の取組について
④2011年10月26日:医療費適正化計画について
⑤2012年 5月24日:医療費適正化計画について
⑥2012年 6月21日:医療費適正化計画について
⑦2012年 7月30日:医療費適正化計画について

▽鵲のひとりごと

きのうはよか一日じゃった。
鵲は貧乏なので、母に借金があるとです。
その借金をこまごまと分割払いで振り込んで、それから一週間前にとどいた古書のお金も振り込んで、少し肩の荷がおりて、ほっ。ああそうそう。れぎおんの前田先生への借りはまだです。なぜか甘えている。
台所のそうじ、といれの掃除、浴室のそうじをやって、がばり洗濯をして、。
わが部屋も片付けんば。とおもえど、これだけはまあいいかと断念。

あとはこたつに入って、長男蔵書「信長協奏曲」(石井あゆみ)の一巻から三巻までよむ。
おもしろい!!
のぶながって、ホント、つきぬけていたんだよなあ。
最高っす。ことにみのの毒蝮こと斉藤道三。。。くくく。
斎藤道三といえば、岩明均の「雪の峠」
で忘れられない場面を見たが、あれに優るとも劣らない。

また、母と大河ドラマの再放送をみた。「八重の桜}見そびれていた。
ながら見だった、途中、肥後の宮部鼎蔵って人がちょこっと出ました。
いや、その名前が背中でよぎったので、見た、そのときはもう映っていませんでした。
このひとは、俳人の故・宮部鱒太先生の祖先です。
どの人が演じているかしらべたら、宮内淳士という俳優さんでした。

宮部鼎蔵役の人:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%86%85%E6%95%A6%E5%A3%AB
写真もhttp://www.reizendo.com/miyauchi/profile.html

えっと。肝腎の宮部鼎蔵については、時間をみつけて打ち込みます。
宮部鱒太師の句集に記載がございます。
これもご縁ですものね。

2013年1月 9日 (水)

信長協奏曲(コンツェルト)


長男蔵。

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