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2013年10月13日 (日)

追悼:沢 都の 「赤とんぼ」  (再掲)

赤とんぼ

 

        沢 都

意識はすでに、この世の人ではなくなっている義母の病室に義姉二人と私、そして義父が、ベッドの傍らに立っていた。義母の命を辛うじて繋いでいる酸素吸入と点滴を気遣いながら、義父が突然、五十数年前のことを話し始める。

「ばあさんと命からがら満洲から引き揚げて来た時、ワシらには何もなかった。蒲団ひとつ・・・何もなかった。」

石川県の山村に次男として生まれ、人生の大半を九州のこの地(管理人註・八女市)で過ごしてきた義父の語り口には、独特の癖がある。


「満洲でワシは、赤とんぼ(陸軍双発機)の整備をやっておった。日本に帰ってそれが役に立った。」 山間部の多いこの地で普及し始めた車のエンジン部分が、赤とんぼと同種であったという。「それで整備工場を始めたんですね。軍隊で習った技術が役に立ったんですね。」 誰もが初めて聞く話であった。義父が自ら、戦争当時の話をすることはめったにない。「誰からも習っとらん。そんなことは誰も教えてはくれんかった。ワシは学校も行っとらん。字もろくに読めん。けれどもなんとかやってこれた。町内会長も老人会の世話もした。息子三人、ばあさんとがんばって大学までやった。」

十七歳の少年が映像にある。少年は刃物を振り上げている。我が子も十七歳である。昭和の高度成長に私は生まれ育った。偏差値という言葉を耳にし始めたのは、いつの頃からだっただろうか。個性と多様性が謳われだした頃、私は親になる。個性という言葉が空回りし、本当のやさしさや真面目さが通じない世の中になったということに気づいた時、私のなかの昭和も遥か彼方のものになった。長かったあの時代が、いまだに未熟な親である私に問いかけながら、消えていく。

「ばあさん、がんばったな。」 無骨な義父が、薄くなった義母の髪にそっと触れた。半開きの義母の口が一瞬、少女のようにあどけなく見えた。義母は翌日この世を去り、義父は二度と赤とんぼのことを口にすることはなかった。

▼メモ

日本陸軍機 
立川九五式1型練習機  通称  赤とんぼ
 

http://karen.saiin.net/~buraha/K5Y&Ki9.html

http://www.aero.or.jp/web-koku-to-bunka/2007.8.15youseijo8.htm

連句誌れぎおん2000年夏30号より引用。

筆者:

沢 都

さわ みやこ。
本名、澤田都紀子(さわだ・ときこ)。
大分県臼杵市出身、八女市在住。
連句誌れぎおん同人、連句人、俳人。
連句会「亜の会」所属。
昭和33年1月17日~平成25年10月2日

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_e6a3.html

2008年4月6日掲載したものを再掲。

2013年10月 6日 (日)

歌仙『海の底』の巻   捌・沢 都

亜の会歌仙

『海の底』の巻

  ー 天 真実句集『光』上梓祝筵ー

          捌・沢  都

海の底今なお呻くさとうきび       天 真実
  鳥の渡りへ響く鐘の音        沢  都
月まどかかすかに桔梗揺らぎいて   天野おとめ
  置き忘れたる友の自転車       姫野恭子
鍵かけぬ村の戸口のひろびろと    鍬塚聰子
  消し炭の香で朝をはじめる     貞永まこと

振りむけば雪より白き尾のありて   前田圭衛子
  境界線にあたる坂道         都
今宵逢う心ふたつが羽ばたきぬ    真実
  あやしきまでの水の色文字     恭子
純潔など今さらですとしづ子詠み    聰子
  麦藁帽の牧師先生          おとめ
百名山岸壁を噛む暑い月        まこと
  祝いの酒はゆるりゆるりと      小梅 わこ
審判にボークとられてしまうとは    恭子
  ワゴンに並ぶ経済効果        都
花万朶そのひとひらを受けし地球   聰子
  なむあみだぶつ蛙生まるる     おとめ

名残表

永き日になくしたはずの高音階     まこと
  芸亭(うんてい)という最古図書館  恭子
踏切のむこうは風が吹いている     都
  しずかなる時冬もきれいね     わこ
乾鮭を魔除けのごとく吊り下げて   おとめ
  いつも難癖つけてくる父       恭子
一目見て足裏(あうら)に走る微電流  まこと
  急流抜けて追いかけて来よ     圭衛子
さよならのかけらも全て埋めたる   おとめ
  世田谷公園猫のたまり場      聰子
月光に銀杏降る夜の更けてゆく    恭子
  そぞろに寒き網棚の下        都

名残裏

遠近の虫の声澄む旅の宿        聰子
  はじめて混ぜた絵の具いろいろ   わこ
仲買いは河岸をななめに飛ぶそうな  まこと
  浄き名水校庭に湧く          真実
さく花もちる花も花新世紀        おとめ
  夢の中まで駆ける春雷        執筆

文音

平成12年9月24日起首
同年11月15日満尾

▼留書

蛙生まるる

     文章・沢 都

沖縄のハイビスカスは泡になる
学校へ戻る日泣いたあまがえる
俺だって参加したいぜひな祭り
折鶴が羽ばたいて行く春の空
河童色子ども遊べり水溜まり

   天 真実(てんまこと)句集『光』より

「答えは探し求めるものではない。創り出すものだ。」
刺繍糸できっちりと綴じられたその句集を手にしたとき、あるジャズマンのそんな言葉が頭をよぎった。八女和紙を使った表紙を飾る写真もすべてが手作りである。
それは一見、経本のようにしずかに息づいていた。
作者の天真実と出会ったのは、彼がまだ十二歳の頃のことである。形のよい大きな頭に似合った丸い瞳を持つ少年は、ときどき突拍子もないことをやってしまう。周囲の大人達はそれに振り回され、母親であるおとめさんの胃は痛み続けてきた。騒動の結果として「真実」だけが浮き上がってくる。不思議なことにいつもそうであった。
常識という言葉に隠され、大人達がたやすく忘れてしまった「真実」を彼は何食わぬ顔でやってしまう。天真実にとって、それはただ当たり前のこと些細なことなのである。
無邪気にスイングしているかのように七十一の句が並ぶ。
虚栄も偽りもないからだろうか。句が軽やかに動きだす。
自分に向かうことが苦しくてたまらなかった私の目の前で、十八歳の彼はいとも簡単に自分の答えを創り出したのである。またもや私は、天真実にやられてしまった。
十八になった蛙はこの春、大海に乗り出す。大海を知って蛙は今度何に変身するのだろう。私などに予測ができるはずはないのである。

落雷や仏は驚く我走る      天 真実

連句誌「れぎおん」32号2001年1月発行より引用
編集発行・前田圭衛子(甲子園網引町在住時代)
表紙・墨作二郎
印刷・㈱アドバンス

▼かささぎメモ

かささぎはがさつな鳥で、まだだれにも沢都の訃報を知らせていない。
きっとあとで恨まれる、ほとけのみやこさんにも悪い。とは思うものの。
携帯なくすこといくたび、登録アドレスを消失、できなかったのである。

れぎおんの歌仙から作品をと押入れをあけると、これがちょうどいい具合に落ちてきた。

恭子さん、これを紹介してね。と言っているようで、迷わず転載を決めた。
まことくんが18歳とあるから、今から13年前の作品になる。

四日の葬儀では高倉優子(八女市児童相談室長、俳号・天野おとめ、天真実の母)が弔辞をあげてくれた。

ここでもかささぎは、お花も忘れておったし、かんじんの弔辞は、とうとうなんにもいえず。

ーあのときもそうだった。

ぼんぼり祭り連句興行を催したとき。

開催にこぎつけるまでの諸事。
終わってからの記録誌の編集発行(右カテゴリーにスイッチ)、気の回らぬかささぎを都さんとおとめさんが万事補ってくれたなあ。

司会・天野おとめ、開会のことば・天真実、神戸からみえた前田圭衛子先生が俳諧の連歌こと連句についての紹介をなさり、当時の野田国義八女市長が立派な祝辞をくださった。

晴れがましい、素晴らしい記憶!
みやこさん。
もう一度やりたかったよ。

おとめさんの弔辞はみごとで簡潔、こころによく響いた。
みやこさんではなく、さわちゃんと呼びかけていたなあ。
出会ったとき、みやこさんは都さんでなくおとめさんはまだおとめさんではなかったものね。
私たちは澤田さんを介して澤田さんちで出会った。
あの頃、こどものことでなやむ専業主婦であった。
大分の俳句誌「樹(たちき)」(瀧春樹主宰)で俳句を学び、神戸の前田先生の「れぎおん」で連句を学んでいた私は、彼女たちも引っ張り込んだ。連句は一人ではできないから。
俳号をつけたときのことを鮮明に覚えている。
沢都は、澤田都紀子の姓名から本人が一字ずつを採ったのだが、タカラヅカみたいな名だったねと顔をクシャクシャにして笑っていた。
天野おとめ天真実親子は浮世離れしている俳号だが、ほんとにピッタリなので、まこと、号は天があたえたもうものなのだ。
夏には合宿をしたり、家族ぐるみの俳諧であった。
おとめさんの弔辞をききながら、原点を思い出した。

おしまいがはじめに続く今朝の秋  沢 都

数珠玉や掌にある風の跡   澤田都紀子

▼さらにさらに追い書き

今朝の朝刊の読書欄に、川上昌裕という音楽家と全盲のピアニスト辻井伸行のものがたりを書いた「辻井伸行 奇跡の音色」(神原一光・著)という本の紹介があります。辻井伸行くんのすごさはテレビでスマップの中居くんなどの紹介でおおっ!とひれ伏すほどにわかりましたが、その影にこの人のちからがあったことは、はじめて知りました。

川上さんの言葉。

生徒の才能は、最初「何か変だな」と感じさせるものがほとんどだという。
(聞き手:西日本新聞土屋孝浩)

何か変だな。

そういえば。


天真実。
かれも何か変、どころか、うんと変でした。

この字は読めないはずなのに、なぜ読めるの?
というようなことが何度もあった。
知的障害者というけど、その頭のなかはものすごく精妙で、川上さん風にいえば、まだ伸びしろが大きくあるように思える。

みやこさんもとっていますが。

落雷や仏は驚く我走る      天 真実

これは、まことくんにしか書けない。
爆笑したあと、なんで笑うんだろう?と自問せねばおかなくなる句。
古きよき日本人の原型がある。
したり顔の批評をチャラにする一句。

 

 

2012年6月24日 (日)

れぎおんの古い号から

れぎおんから

本棚かられぎおんの括りを出してきて、斧田千晴と木戸葉三との三吟、半歌仙が二つ、を探した。追悼文をと思うけど、まだ癌だましいを読めていないのです。ならば連句で、と思ったけれど。

たぶんこの括りでは、と思う塊の紐を解く。

おお、みんな、若い。

杉浦先生が怒っている。

芭蕉は一度だって今のわれわれが思うような意味の俳句なんて書いちゃいない、彼が書いたのはことごとく俳諧の句であった。そこをちゃんと教えろ、学校で連句をやれ。(2002,37号、現代連句への提言)

しかしああ、とうとうみつかりません。

でも、こんなのがみつかった。
厠の生活誌、27号特集。

自分の書いた文章に編集長がつけてくださってた挿絵、。
これ、今ならやんやと言われますかね。
椎名誠の文庫本から引用したんじゃなかったな。すみませんねえ。
糞尿の海洋投棄地図です。

 

2011年5月17日 (火)

共同幻想と時代をみつめる個の目~うたげと孤心~新茶歌仙を巻きましょう。

「九州俳句」詩が届いた日、同時に大牟田の名ある俳人・谷口慎也先生から礼状が届いた。

こんどの文章で

原子炉もあやめも濡れているところ   谷口慎也

この一句を絶賛したのです。
時代性を持った深い句であると。
そうしたら、俳人はうれしかったのでありましょう。とても喜んでくださいました。
わたしのほうがびっくりしました。
この句にはふしぎなところがあって、鬼の一句なんですよね。
いつできた句なのか知りませんが、去年みかけた句でした。

現実は俳句に追いつけないんだ。

と呻くように書いていたのは、ほかならぬ山本健吉でした。
これがまさにそういう類の一句であります。
善悪なんぞははるかに超えている。

さあ。おまえはどうする、とばかり
ぬれてきらきら光る熱い熱い核がその裸身をさらす。

福島原発事故をめぐって、相当の被曝を覚悟しなければならない都民である神崎さくらさんが、ある日、こんな印象的なことを書かれていました。印象にのこった言葉でしたので、ここに書き留めておきます。

広瀬隆+小出裕章vs 竹橋乙四郎

VSとは見ていません。
どちらも本当だと思って読んでいます。

私も単位はどうしても理解できません。
ラジオで大竹まことがわかりやすい単位で言ってくれ・・なんて言っていましたが、そういうもんじゃないと思います。
専門家の間ではそれが当たり前で、一般の人がついていけるような世界ではないのだと思います。

で、乙四郎さんは違う側面があることをそのまま言ってくださっているので、とてもほっとしたりなーんだと思ってしまいます。
ちょうど、戦争中の出来事はすべて日本が悪かった事しか知らなくて、卑屈になりそうになった時、
良いこともたくさんあった、こういう良いことをした人も居たんだよ・・と知っていくうちに安堵したのと似ています。

が、これは今現在わが身に降りかかることなので
かささぎさんのように真剣に知るべきことはすべて知るべきと思いますが、じゃ知ったからと言って現実にどうするのか、とても難しいです。
強制的にここへ避難してくださいと命令が下れば着の身着のままでも行くと思います。
だけど疎開先がある人は自主的に行って下さいなんて困る。
一家で九州へ行って弟の家にずーっと何日も何日も居られるだろうか?
私たち夫婦だけ助かっても、娘夫婦・孫・息子・嫁が
東京に残っていては意味がない、自分だけ命があっても生きる意味がないのです。
仕事を放り出して東京を離れることが一番難しいような気がします。
今までどおり身近な人と一緒に運命を共にするのが
いいのではなかろうか・・・なんて毎日考ています。(さくら)

さて。

月野ぽぽなさん。
この人の句をもっと知りたくて。

えめさんが前回の連句の座に「俳句2月号」を持参してくださったので、拝見。
でもそれはあまりよくなかった。ごめんなさい、正直にかきますよ。

ところが、ネットでみていたら、数年前のハイヒールの句とかさくらの句とかに新境地がいくつも見いだせました。わたしはなにか文章を書きたいと思っています。

そのぽぽなさんから、来週は日本へ帰ります、とメール。
発句も一つくださいました。

コメント編集で失礼いたします。

第三句からはじめますので、みなさまご用意をおねがいいたします。

恭子さま
お誘いいただきありがとうございます。前の巻の興奮が覚めやりませんが、お言葉にあまえてこちらに発句候補を置いて参ります。

青空に雲ひとつなき新茶かな   ぽぽな

難ありでしたら次を作りますのでお知らせください。

ぽぽなさん、ありがとうございます。
超いそがしそうでしたのに、手際よく作ってくださって、ありがとさんきゅうへりまっち。

御句ですが。
青空に雲ひとつなし、と切るべきだろうか。
ときってみました、でもこれは一気によむところにキレができ、字面でキレをいれると逆にきれなくなる句なんですね。
八女の新茶のお味をこう表現してくださいました。
さすが新鋭の目はするどいです。

わき、ごぶさたしている函館のすぎさく先生に依頼しました。
みなさん、ちょっとまっててくださいね。

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/kiyoshi0302/comment/20110516/1305536632#comment

2011年4月 8日 (金)

平成24年度診療報酬・介護報酬改定(6)   それでも今やらねばならぬ改定

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2011 年 4 月 8 日 平成24年度診療報酬・介護報酬改定(6)

病院関係者から、次期診療報酬改定を延期し、被災地の医療再建を最優先にすべきだという意見が出ています。

被災地の復旧・復興がどう進捗するかは現時点ではわかりませんが、改定時期になっても被災地域の医療提供体制や医療再建の在り方が混沌としているようであれば、改定対応が医療・介護機能の復旧・復興の妨げとなることはあり得ます。

また、社会保障と税の一体改革案がまとまらない場合も、まとまるまで延期したほうが制度改正の混乱は少なくなります。

しかし、政府には、医療や介護への財政投入がこれ以上膨張しないようにしなくてはならない切羽詰まった事情があります。

診療報酬・介護報酬を抑制して震災復旧・復興財源を生み出したいというのが本音のところでしょう。

次期改定の延期が医療関係者・介護関係者の総意となり政治的な圧力となれば、改定延期ということはあり得ますが、客観情勢としては、マイナス改定への強い流れを止めることは困難でしょう。

マイナス改定ということになれば、同時に医療・介護の効率化を強力に推し進めなければ現場は立ちゆかなくなってしまいます。

効率化推進のための仕掛けを組み込むこともできないままにマイナス改定が決定してしまうようなことになれば、全国的な医療崩壊の引き金となってしまいますので、そのような事態にならないように行政や政治へ働きかけてゆかなければなりません。

行政や政治への働きかけが既得権の主張ばかりで明け暮れれば、時間切れで最悪の事態ともなりかねません。

最悪の事態というのは、実質的改定が行われずに、1点、1単位あたりの報酬単価が機械的に引き下げられてしまうことです。

(保健医療経営大学学長ブログよりの転載)

▼福島原発についてのfacta対談続きです。
(上)(中)(下)

阿部重夫×手嶋龍一×岡崎東工大工学部長

http://facta.co.jp/blog/

▼原発と政治へのコメント集成

ながさきでおもいだしたのは、私たちの生まれた昭和29年という年は、ナガサキにプルトニウム原爆がおちてからまだ9年しかたっていなかったんだなあ。ってことです。
なんにも知りませんでしたが、そして今もあまり詳しく知らないですが、プルトニウムの半減期は永遠くらいはるか。とっくにうんと被曝していたんだ。
だいじょぶだいじょぶ、っていう、大福乙四郎のことば、ようやっと今なら納得できる。はあ~

上原春男氏(元佐賀大学学長)が爆弾発言をたくさんしてます。
http://www.ustream.tv/recorded/13809885
http://www.ustream.tv/recorded/13811132
長いので、うっかり見ないでください(2時間くらい時間が奪われてしまいます)。
この方、福島原発3号機の冷却装置の設計に関わった方です。
電源供給がなくなっても働く安全装置を設計していたはずだが働いていないのが不可解で原子炉図面を要求したが出してくれない、とお怒りモードです。
このインタビューは「自由報道協会」が主催の記者会見です。
上原氏がゆるキャラでどこぞの居酒屋のおっさん的なので不真面目な印象を受けますが、おっしゃってる内容は頷けます。
なお、この会見では「大川興業総裁の大川豊です」と名乗る質問者がいました。真面目な質問をしていました。

「日本の終わり」あらため「茹で日本」です。
ただちには日本は終わりませんので。
さて、いよいよ情報統制が本格化します。
「総務省は6日、インターネットサービス事業者ら通信各社に対し、東日本大震災に関する ネット上の流言飛語について、表現の自由に配慮しつつ、適切に対応するよう要請した。 ネットのサイト管理者らに、法令や公序良俗に反する情報の自主的な削除などを求める。」(読売新聞)
流言飛語はネットの宿命なのですが、何をいまさらといった感じです。要請されたサイト管理者は困るでしょうね。
この数日でネット上に急速に拡散している「流言飛語」は、総理が震災直後に「これで2年できる」と言っただとか「水をかけろ、TV映りがいいから」と言っただとか、本当なら相当のイメージダウンになりそうな「噂」です。
そんなことに腹を立てて、すぐに対処するよう怒鳴り散らしたのでしょうか?

首相官邸ホームページ上には、福島第1原発事故の詳しい経過説明が公開されています。
一連の原発事故の発端になった、1号機の炉内の圧力を下げる緊急措置「ベント(排気)」の遅れについてですが、その開始時刻は、当初、3月12日午後2時半とされていました。
しかし、ひそかに3月27日に、4時間早い午前10時17分に変更されているのだそうです。
「ベント開始」時刻は午後2時半に相違ありません。
他の記録によると、総理大臣視察終了後の午前9時4分に一つ目の弁を手動で開け、10時17分に二つ目の弁の開放に着手したが開放できず、急遽空気圧縮機を調達してやっと午後2時半に蒸気が排出できた、というのが真実です。
早い時刻に記録を改竄することで、総理視察がスケジュールに影響を与えたのではない、という印象を与えようとの姑息な企みでしょうか。
総理視察終了まではベントに着手すらしていないことは、もはや明らかになっています。
もし、総理が一刻も早いベント指示を出していたのなら、放射能を大気へ放出させる指示なわけですので、視察時、総理ほか敷地内にいる者はすべて「放射線防護服」を着用すべきでした。
改竄の2日後、国会で総理は「私が視察に行ったことによって(対応が)遅延したという指摘はまったくあたっていない」と述べ、当初から格納容器からの排気(ベント)を行うよう指示していたとも主張しています。
平気で嘘をつき、記録を改竄するような人に危機管理を任せたくはありません。

ゆでにほん?ああ、茹でカエル日本ですね。

そういう見下げ果てたことをやればやるだけ、まわりがあきれて触れ回りますので自爆の道です。カエルのおなかみたいに、。

まだご紹介のところをひらいていません。
なにごとも隠せない時代になったものですね。

茹でガエルの法則>>このコメを見た瞬間ビビリました!
このコメ前夜、孫達が泊まっていて、、風呂場で悲鳴泣き! おどろき行ってみると娘が温度を間違って高温を入れたらしく、風呂にドボンと入った3歳の孫。あまりの熱さに(60度)すっとび出てきたところ・・★ はい。すぐ長く冷やしましたので事なきを得ましたが・・はい、前者の蛙の話がかなりリアルに思えたわけです。

まあ!!
ありがちなことです。無事でよかったですね。
こういう実話をれぎおん留書でよんだことあります。
ご老人が風呂に入っている最中に卒中をおこした、ガスを沸かしている途中だったんで、ゆでられてしまった。・・・検死をされた川野りょうそう氏のおはなしでした。超こわい。

2010年12月 6日 (月)

れぎおんや昭和の侠気薫る人

れぎおんや昭和の侠気香る人

  前田圭衛子編集長

れぎおんや昭和の侠気薫る人    恭子

2010年10月27日 (水)

れぎおん71号

れぎおん71号

2010年8月21日 (土)

祝第42回九州俳句賞 西本清美氏

枕返し

   西本清美

遠き日の枕返しや白すみれ
木簡の息づく気配雛の夜
桃の日のまぶた閉ずれば櫂の音
飛花落花天は追伸忘じたり
夕澄みてはらから隠す花つばな
過去帳を一行ふやす鱗雲
異次元へ彩が流るる吾亦紅
天狼を見据えていたり蕗の薹
深き夜の声晃々と鬼やらい
仮の世の母胎に咲けり帰り花
廃屋に刻をためたる秋の蝶
ねこじゃらし男が探す忘れ水
てのひらの熱もつままや花芒
沈黙の真昼 背後に柘榴割れ
人を消し音をなくせし百日紅
身の内に紅の木槿の墓標かな
群生の闇を知らしむ蝉時雨
夏蝶にそっと引墨見られけり
にんげんの頭上に滅ぶ山法師
ひと影のすこし動けり霜柱

用語解説;
1枕返し


まくら‐がえし〔‐がへし〕【×枕返し】

枕の向きを変えること。特に、人が死んだとき、北枕に変えること。

木枕を多く重ねて手でささげ、自由にもてあそぶ曲芸。

②民俗学では、夢をみているあいだは魂が体から出て行ってるため、枕をひっくり返すとあの世から魂が戻ってこれなくなると信じられていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%95%E8%BF%94%E3%81%97

③妖怪、水木しげるの作品にも登場します。
http://www.sakaiminato.net/site2/page/guide/point/miru/mizuki/youkai/makura/

2 引墨
ひき‐ずみ 【引(き)墨】

書状封じ目に墨を引くこと。「〆」を書くこと。また、その墨。
まゆをそったあとに墨を引くこと。また、その墨。

3 山法師(山帽子におなじ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%82%B7(星野の星の文化館への道すがら、たくさん咲いていました。)

受賞のことば

  西本清美

 三十数年前、俳句というカオスの世界へ飛び込んだ。若かったその頃感性は豊かだった筈なのに先輩方の俳句には到底近づけるものではなかった。懸命にその頃の俳誌、本を読み模索し、思い悩んだ事を思い出す。その後、諸般の事情にて十数年休止、残心のあったこの世界へ復活した時私にひとすじの光が差し込まれて来た。それが私の第二の俳句人生となる。
 私は最近、自分の俳句への姿勢は万人の人に伝わる事ではなくとも、そこに共鳴して頂く人が一人いれば良しと思っている。今回、又、ひとすじの光を頂き、もうこの世界から抜け出せぬことを確かと心得る。辞世の句の出来るまで頑張っていこうと思っている。
 この度の受賞につきまして選考頂きました方々に心より厚く御礼申します。
 有難う御座いました。

略歴 
昭和48年 俳句を始む
昭和49年「沖」入会
昭和51年「沖」脱会「渦」入会同人
その後福岡に移住の為十数年休止
平成10年「夜行」(宮部鱒太主宰)にて復活同人
九州俳句作家協会会員
平成13年 第一句集「カオスの海」上梓

「九州俳句159号」より引用しました。

▼「連句誌れぎおん2003年春号」で、西本清美さんの虫の句を一つ紹介した文章がかささぎにありました。かささぎは西本清美様へ引用の御礼など全く申し上げていなかったと思います。ここに改めて、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
『虫 5』
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_dc08.html

斑猫や其処から先は明治の父  清美

(ハンミョウ=夏=は別名道教えといわれる虫。)

斑猫や松美しく京の終(はて)   石橋秀野昭和21年
  (鳴滝といふに一時の宿りを得て、の前書あり)

2010年3月15日 (月)

平成22年度診療報酬改定(31)             医療の透明化とレセプトオンライン    

保健医療経営大学学長
  
    橋爪 章

 

2010 年 3 月 15 日 平成22年度診療報酬改定(31)

医療の透明化に対する評価です。

1.明細書発行義務化の拡大について

注射・投薬などの部ごとに費用のわかる領収証については、全ての保険医療機関等について、無料での発行が義務付けられています。

また、詳細な個別の点数項目までわかる明細書については、電子媒体又はオンラインによる診療報酬請求が義務付けられた保険医療機関については、患者から求めがあった場合の発行が義務付けられています。

今回の改定では、患者から求めがあった場合、という取扱いを改め、レセプトの電子請求を行っている保険医療機関等については、正当な理由のない限り、原則として明細書を無料で発行することとなります。

2.電子化加算の見直し

従来の電子化加算(30円)は廃止され、診療所のIT化と明細書発行推進に焦点を定めた明細書発行体制等加算10円(再診料に加算)が設けられます。

算定要件は次の通りです。

(1) 診療所であること。

(2) レセプトオンライン請求を行っていること。ただし、MOなどの電子媒体での請求でも可とする。

(3) 明細書を無料で発行していること。その旨の院内掲示を行っていること。

3.処方せん様式等の見直しについて

調剤レセプトと医科レセプト(又は歯科レセプト)との照合を容易にするため、処方せんと調剤レセプトに、処方せんを発行した保険医療機関の医療機関コード等の記載が加わります。

(保健医療経営大学『学長の独り言』)

▼かささぎの独り言

やっとわかりました。おなじことです。

かささぎがブログにこうまでのめりこんだのは、オンライン化のために

使役されているのだと思います。
平成3年俳句と出会い、平成6年連句俳諧とつながる。
平成9年(1997)1月、石橋秀野と山本健吉に出会い、数年かかって『石橋秀野ノート』をまとめました。
新ミレニアムを祝うお能、『翁の舞』を岩戸山の今伊勢宮で見たとき、八女の文化委員、故松崎英一氏が半分読み解かれていた戦国百首和歌に出会い、それを柳川古文書館と熊本出身の俳諧学者東明雅先生等のご協力も得て数年かかってよみときました。百首和歌と出会うことができたのは、八女市役所学芸員の赤崎源さん(俳号)との出会いがあったこと、また、石橋秀野の研究を確実なものにしてもらえたのは、四年間も連載させてくださった俳句誌『樹(たちき)』瀧春樹主宰のご好意と同人諸氏の励ましがあったからこそでした。
また、研究過程で生じた様々な疑問や発見を折に触れ感じたままに発表させて下さった『連句誌れぎおん』前田圭衛子師の暖かい励まし。
九州という田舎にいながら、より大きな視点でものごとをみることが出来たのは、この優れて霊的な俳諧師である前田圭衛子師とれぎおんに拠る方々のおかげでした。
こんなに貴重な情報がこんなところにうずもれていてはいけない。
なんとか、より多くの人の目にふれるようにしなければならない。
そのためには、「つなぐ」必要があるといつも強く感じていました。
ばらばらにある真実の情報を、一つの糸でつなぐこと。

オンラインは最高にすばらしい手段だとおもいます。


2010年1月29日 (金)

「猫にまたたび貴方にあたし」おめでとう!談義

コメント

ひめどん、今日はありがとうね。
あれからじっくり読んだぜよ。
「ときにヘレナは」の巻。読み返したら、あれって、随所にいい付け句がちりばめられていました。あれ、いい仕上がりになっとったねえ。
たからさんの「軍艦島」を筆頭に、乙さん「むかし翁も」うたまるさんの「布につつみし花の魂」、恭子さんの「おおみたから」といい、
えめさんの「ままごとの皿」、ぼんの「寓居なり」、らんちゃんの「親展とどく」まで。
そして、圧巻だったのは、籾殻山の留め書きぜよ。
あの書き出しの異端さ。笑
並みのもんにはできん見事な転じであった。あのイントロからあの着地っちゅうとこに、いたく感動した。あ、もちろん、表題にも。あれは捨てがたい句でありましたゆえ。

うん。せいこさんありがとう。おそくなってごめんね。
あんないい句*をなぜとらなかったのか。と、みな思ったろうけど、理由は、木天寥(またたび)が秋の季語だったから。一応季語登録のあるものには敬意を払うのが仁義。まあ、そのおかげで乙四郎のこの留書がかかれ、それが図らずも句を出したらんさんと音彦さんの慶事(ご婚約成立!)の予祝となりました。おめでとうございます、らんちゃんあーんど音彦さん!!あーすっきりした。いつ言えばいいのかとずうっとうずうずしていましたよねえ、せいこさん。えーくそもうよかっちゃないと。(とここで急にやけっぱちとなるかささぎであった)。
「ときにヘレナは」は勿論いいですが「籾殻山」もよかった。意外と重みがある。農業と地域の活性化がテーマの文化祭を意識していたし、座のざわざわが伝わってくるとこがいい。飛び入りの客人が入っている連句には古来、笠置連句というのがあるそうですが、この巻きはまさにそれなんですよね、はんぶん近い句が。そしてそれらが、みないい句。三枝凛さんのかわせみの嘴や、和久光陰さんのバイカル湖のすなおさ、ハルさんの高原の月、においの花の中島倶さんの堂々たる景気の花。さいごの結城登美雄氏**の浴衣縫う頃とうたった生活感あふれる挙句。どれもみごとです。師があちこち手をいれられたのですが、もと句、記念にそのまま残しておきます、ブログに。
みなさま、ありがとうございました。
句を出してくださったかたで、まだ手元に届いていないかたは、もうしばらくおまちください。必ずや週末までには届けます。

それから、うたまるさん。すなおでまっすぐなとめがきを、ありがとうございました。読んでいるうちに、わたしも初心のころのこころにもどれました。うれしかったです。住所はわからないとおもったら、賀状がありました、あすおくります。
また、ぜひ亜の会の合宿に参加してください。そのきわだつ感性というかおそるべき感の冴えには非常に打たれました。正月から、パソコンメールが使えなくなって送信も受信もできず、連絡できませんが、もしこれを読まれたら、どうぞお元気で。

鬼の本籍地

ちっとも頭に残ってないなあと思っていたら、やはり何も解っていない時の作品でした。自分の句もてんで記憶にない。たかだか2年まえなのに・・・

いいってことよ、こういうことの積み重ねで今があるんだから。会を重ねればだんだんできるようになる。初めから出来る人もあるけどね。

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