無料ブログはココログ

« 荒谷山専勝寺史 | トップページ | 歯科その他の疑義   2 »

2016年7月20日 (水)

ムスリムの国々 トルコ


トルコ共和国(1)
2016/7/20(水) 午前 0:07
ナイス!0
0


トルコ共和国(Republic of Turkey)は国土の大半がアジアのアナトリア半島で人口の大半もアジア系ですが、政治的・経済的にはヨーロッパ寄りで、EUへ加盟申請中の国です。

ヒッタイト文明が栄えた地で、かつては東ローマ帝国の中心地、第一次世界大戦後に国土が分割されるまではオスマン帝国の中心地でしたが、東ローマ帝国、オスマン帝国は多民族国家で、トルコ人の国家ではありませんでした。

11世紀にイスラム王朝の一派がアナトリア半島を支配した際に、イスラム教徒のトルコ人が流入し、やがてトルコ系のオスマン朝が生まれました。

オスマン朝は15世紀にビザンツ帝国を滅ぼし、東はアゼルバイジャンから西はモロッコ、北はウクライナから南はイエメンまでを支配するオスマン帝国となりました。

オスマン帝国は第一次世界大戦の敗北により完全に解体されて戦勝国に支配されることになりましたが、諸民族が独立し、トルコ人たちもトルコ独立戦争(1919年)を経て1920年にアンカラに抵抗政権を樹立し、1924年にトルコ共和国を建国しました。

このトルコ共和国は西洋化による近代化を目指し、イスラム守旧派を政治から排除するなど、イスラム世界では異端的な国造りを行います。

第二次世界大戦後は、ソ連とも国境を接していることから、防波堤としてNATO、OECDに加盟しています。

1982年に制定された憲法にイスラム色はなく、三権分立です。

死刑制度の廃止はイスラムと距離を置いたことの象徴でした。

現議会では中道右派・イスラム派が結集して結党された公正発展党が総得票の半数を獲得して圧勝し、地方選挙でも公正発展党が多数勢力となりイスラム派勢力が伸長してきていますが、強権的に西欧化を推し進めた政治勢力には軍出身者が多いために、政治・経済上の混乱を収めるために、しばしば軍が国政に政治介入しています。

軍はトルコでは第四権となっており、それが、実際上、国家が極端なイスラム国家へと走ることを阻止しており、西欧化路線に共感する国民からは大きな信頼を受けています。

首相と国防大臣には軍に対する指揮権・監督権は存在せず、国防予算の15%は議会のコントロール下にない軍基金・国防産業基金等からの歳入です。

今回の軍のクーデターに際し、(公正発展党の)大統領が死刑制度の復活に言及しています。

 


転載

« 荒谷山専勝寺史 | トップページ | 歯科その他の疑義   2 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ムスリムの国々 トルコ:

« 荒谷山専勝寺史 | トップページ | 歯科その他の疑義   2 »

最近のトラックバック

2020年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31