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2015年12月 5日 (土)

中医協~儲けるためではなく、患者本位の医薬分業へ

平成28年度診療報酬改定(28)

 

橋爪 章

中医協では調剤報酬についての集中審議が本日までに2回行われ、ほぼ方向性がまとまってきています。
調剤については、医薬分業率は上昇しているものの、多くの患者は医療機関を受診した都度、医療機関の近隣にあるいわゆる「門前薬局」で薬を受け取っています。
患者本位の医薬分業の実現に向けて、地域包括ケアシステムの中で、患者の服用薬を一元的・継続的に把握し、患者がいつでも気軽に相談できるかかりつけ薬剤師・薬局を推進するため、以下の方向性が示されています。
◯患者の服薬情報を一元的・継続的に把握し、それに基づき薬学的管理・指導を行うかかりつけ薬剤師の業務や、かかりつけ薬剤師が役割を発揮できるかかりつけ薬局の機能を評価する。
◯薬局における業務について、対物業務から対人業務への構造的な転換を促すため、対物業務の評価については適正化を図る一方、患者への丁寧な説明、医師への処方内容の疑義照会、在宅訪問も含む地域包括ケアシステムにおける多職種との連携などにおいて、薬剤師が専門性を発揮できるよう、対人業務の評価を充実する。
◯薬剤師の専門性やかかりつけ機能を発揮することで患者に選択される、かかりつけ薬剤師・薬局を評価する一方、かかりつけ機能を発揮できていない大型門前薬局などの評価を適正化する。
特に、かかりつけ薬剤師・薬局の評価については、次の方向性が示されています。
○患者が選択する、かかりつけ薬剤師の要件等を診療報酬上明確にした上で、当該薬剤師が医師と連携して患者の服薬状況を一元的・継続的に把握する業務を評価する。
また、かかりつけ薬剤師の業務の包括的な評価も検討する。
○基準調剤加算については、在宅訪問の実績要件をさらに求めるとともに、開局時間、相談時のプライバシーに配慮した要件の追加、24時間対応に関する実態に即した要件の明確化など、「患者のための薬局ビジョン」等を踏まえ、かかりつけ機能を評価する。
○かかりつけ機能を有する薬局としては、かかりつけ薬剤師となりうる、当該薬局に一定時間以上勤務する薬剤師を配置することを基準調剤加算の要件に追加する。
○患者に対する情報提供に関しては、患者の選択に資するよう、薬局のサービスの内容も含めて丁寧にわかりやすい情報提供を推進する。
○基準調剤加算については、かかりつけ薬剤師・薬局の普及状況等を踏まえて、次期改定以降も引き続き見直しを検討する。    
▽かささぎ日誌
八女に京都の伊三郎パン屋ができて、もんんんのすごーく、というんは気持ち悪い、方言で言い直すと、ばさらか売れよるとです。
いさぶろう、というのは100円均一パン屋。
やすくておいしいし種類がたくさんある。
そこで、地元の地道なパン屋が売れなくなり、困っています。
ああ、デフレだなあ!
野菜も、冬になって一気に値段が下落してます。
買う方はそりゃあうれしいけどもさ。
ところで。
中医協の薬局についての話し合いの中で、「調剤薬局バブル」ということばはでてこなかったのでしょうか?
どうもそこのところが、ピントがずれていませんか。
これ、みてみて。
だれがつけをはらうの。

膨張続ける調剤バブル、誰がツケを払うのか

規模の力で高収益になった調剤チェーン

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コメント

>大手調剤薬局が巨大化する現状を、日本医師会も問題視する。薬事担当の鈴木邦彦常任理事は「医薬分業で医療機関の薬価差益はほとんどなくなり、その利益は調剤薬局に移った。調剤薬局は規模のメリットで利益が膨らむ、という分析結果が出ている。チェーン薬局に手厚い制度の見直しが必要」と政府審議会などの場で訴えている。
そもそも医薬分業は、医療機関が薬価差益で潤いすぎたという批判から、欧米の制度に倣って院内の薬局機能を分離した、国の政策だ。そこには膨張が見込まれる薬剤費の総額を抑制する目的が込められていた。しかし、今や処方箋薬10兆円のうち約7兆円が院外の調剤市場になっている。

>調剤報酬は、個人経営の零細薬局が存続できる水準(処方箋1日30枚程度)に設定されているとみられる。1人の薬剤師が扱える処方箋は1日平均40枚までとの規制も、零細薬局が取り扱う枚数30~40枚を想定しているとも受け取れる。

1日の取扱処方箋枚数に応じて薬剤師の人数を調整すれば、人件費、光熱費などコストをうまくコントロールすることで、利益が増える。

東京都心のある個人薬局は、複数の診療科が入居するビルを建てて医療モールを開設。1階にある薬局が途端に儲かり出した。「利益が出すぎる。赤字事業に多角化して節税を考えている」と言う。

>業界のM&A動向に詳しい専門家は、「1店舗当たり年商3億円ぐらいの業者が最も儲けている」と見ている。1日100枚の処方箋が集まる店舗を3~4人の薬剤師で分担するケースだ。さらに「年商が20億~100億円の地場のチェーンに対しては、大手がこぞって買収に名乗りを上げる」と打ち明ける。

調剤薬局が儲かるか儲からないかは、立地がすべてでもある。立地がよければ、その繁盛ぶりは際立つ。横浜市郊外の医療モール1階にある調剤薬局は、近隣に大学付属病院もあり、社員とパート合わせて薬剤師9名が対応する大規模店だ。多い月は5600枚の処方箋を取り扱う。

ここで働く事務スタッフの一人は、薬剤師が患者のために休む間もなく働く様子を横目に「繁盛ぶりに矛盾を感じることもある」と言う。「毎日のように違う科に通院し、そのつど薬局に来て大量の薬をもらっている老人を見るたびに、病院のほうで何とかするべきと思う」。

処方箋がなければ調剤薬局は薬を出せない。処方箋を安易に書く医師側のモラルに問題があるというわけだ。


上の記事は2013年のものですが、かわっていない、というよりひどくなっているのではないでしょうか。

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