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2015年12月23日 (水)

診療報酬改定報道での見過ごせぬ一文「基本的に医師の給料などは上がる」

平成28年度診療報酬改定(46)

 

橋爪 章

来年度予算編成作業の一環として、診療報酬の改定率が決定しました。
昨夕のNHKニュースでは次のように報道されています。
**************************
医療機関に支払われる診療報酬の来年度の改定を巡って、麻生副総理兼財務大臣と塩崎厚生労働大臣が協議し、医師の人件費などにあたる「本体」部分を0.49%引き上げる一方、薬の価格などの「薬価」部分は1.33%引き下げ、全体では0.84%引き下げることを決めました。
来年度予算案の編成で焦点となっている、診療報酬の改定を巡っては、厚生労働省が、医療の質を確保するため引き上げるべきだとしていたのに対し、財務省は財政健全化に向け引き下げを主張し、調整が進められてきました。
そして21日、麻生副総理兼財務大臣と塩崎厚生労働大臣が協議した結果、診療報酬のうち、医師の人件費や技術料などにあたる「本体」部分を0.49%引き上げる一方、薬の価格や医療器具の材料費の「薬価」部分は1.33%引き下げ、全体では0.84%引き下げることを決めました。
診療報酬全体が引き下げられるのは、平成20年度の改定以来、8年ぶりとなります。
さらに協議では、年間の販売額が多い薬の価格の引き下げなども決め、財務省が求めていた、社会保障費の来年度の伸びを5000億円程度に抑えることを確認しました。
これによって、基本的に医師の給料などは上がる一方、患者が窓口で支払う料金などは減ることになります。
改定率の決定を受けて、今後は、厚生労働大臣の諮問機関である中医協=中央社会保険医療協議会が、手術や検査など個別の診療行為ごとの金額を審議して、来年2月に厚生労働大臣に答申し、来年4月から新しい診療報酬が実施されることになります。
**************************
速報ベースでは、他のメディアも同じような論調です。
おそらく、政府の記者発表の論調がそうだったのでしょう。
報道として、客観的な事実が淡々と並べられているかに見えますが、中に一文、看過できかねる事実誤認が混じっています。
>これによって、基本的に医師の給料などは上がる
人件費に充当される割合が多い診療報酬本体は0.49%の引き上げとなりますが、この引き上げ分で、病院の改修改築にも、医療安全対策の充実にも、訴訟対策にも、地域医療の充実にも、医薬品以外の医療技術の向上にも充当しなくてはなりません。
現存病院には1970~80年代に建てられているものが多く、建て替えの時期を迎えています。
既存収入の範囲内でなんとか遣り繰りをしてそれらに充当したとしても、引き上げ分がまるまる人件費に充当されるものではありません。
医療施設調査によると、平成26年の医療施設(病院、診療所、歯科診療所)の常勤換算従事者数は304万人で、前回調査(平成23年)より9万人増えています。
診療報酬改定の間隔である2年間に換算すれば、改定と改定の間に6万人(2%)増加していることになります。
2%の増加率である従事者の人件費を0.49%の引き上げで賄うためには、給料を引き下げるしかありません。
医療施設の常勤換算医師数は34万1千人で、2年間換算で1万4千人(4.2%)増加しています。
診療報酬本体の0.49%の引き上げの制限下で、医師を4.2%増やし、なおかつ医師の給与を上げることはできないでしょう。
『橋爪章のブログです』転載
▽かささぎ日誌
なるほどそうか!
医師がそのまま経営の責任者である場合がほとんどだし、そうなるのか。
くすりがさがるのはじごうじとく。
昨日のありがたいコメントご紹介

コメント

ちなみに、今の私の夜勤時間が、ちょうど月に72時間くらいです。
これって、還暦の身には結構堪えます

投稿: 乙四郎 | 2015年12月22日  (火) 16時39分

ちょっとまて。正確には61だ。
というじぶんもおなじ年だけど。
あの、A案のくまさん、隈 研吾(くま けんご、1954年(昭和29年)8月8日 - )がおなじとしとは!と、しょっく。しみじみしみじみ。

なんかこのごろさ。トイレに行ってふっと顔をみて、あっ!
あごのしたに、くろいかげ、たてにすじみたいにへこんでる。

考えた結果、どうも「なにくそじわ」だとおもう。
まったくいやんなっちまうよ。
まんがではよくえがかれるけど、ぐぐってもでてきません。
そこで一句、

年の瀬やなにくそじわがよっていた

うめぼしばあさんみたいでいやだなあ。
原因は何だろう。
(あごの筋肉にむだなちからがはいっている)
http://siwanavi.com/archives/37

あした。
次男はTOKYOにいくとです。
その日に帰ってくる。
面接。
人に会う、それだけのために。
こうくうけん、さんまんもするとに、もったいなかとです。

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コメント

なぜ年度途中での急な退任、と思ってたが、もしや、これでは?👇

建築家、隈研吾氏。

大宰府のメインストリートの一角にあるこじゃれた「スタバ」の設計をしたひとでもあります。
うちの棟梁が「面倒な仕事だった」とぼやいていたあの「スタバ」です。何百だったか何千だったかわすれたけど、角材を打ち込むしごと。あの角材があることで、天満宮との違和感のないスタバになってるとおもう。

ああ、そうだったのか!!
きおくがよみがえってきましたぞ。
ってこた、さ。
>うちの棟梁が「面倒な仕事だった」とぼやいてい(たあの「スタバ」です
という「うちの棟梁」というんは、せいちゃんとこのおとうちゃんのいってる第二の人生における棟梁なのかい?実感籠ってますね。であれば決して工期短縮なんてできないんじゃないかなあ。、
(ひとってふしぎなもので、没になった案にあとから点をたくさんいれたくなりますよねえ。Aがさいようされて、最初のデザイナーからうちのとにとるやないかい、とけちつけられたいま、そんならBにしまひょ、というてくれないかなあ。とひそかにおもう、かささぎのはたぼうでございまする。)

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