無料ブログはココログ

« 「古田武彦さんを悼む」  高島忠平 | トップページ | かささぎ三羽 »

2015年11月24日 (火)

中医協~歯科医療

平成28年度診療報酬改定(18)

橋爪 章

中医協では歯科医療についてのこれまでに2回の集中審議が行われ、ほぼ方向性がまとまってきています。
1回目の集中審議(7月22日)では、地域包括ケア(地域完結型医療)への対応については、
◯チーム医療の推進や、歯科医療の機能分化の観点から、周術期口腔機能管理における医療機関間(病院歯科と歯科診療所等)の連携についてどう考えるか。
◯地域包括ケアにおいて、適切な歯科医療を提供していくため、主治の歯科医師の機能・役割についてどう考えるか。
◯患者にとってより安全で安心できる歯科医療を提供していくため、歯科診療で特別な対応が必要な患者、全身的な疾患を有する患者等の対応に関する評価及び歯科外来環境の整備についてどう考えるか。
の論点が、口腔疾患、口腔機能低下への対応については、
◯口腔機能の評価、および口腔機能の獲得・成長発育、維持・向上(回復)の観点に着目した歯科治療について、どのような対応が考えられるか。
◯口腔疾患に対する重症化予防の観点から、歯周病、う蝕等に対する歯科治療について、どのような対応が考えられるか。
の論点が示され、2回目の集中審議(11月20日)では次の方向性が示されています。
<周術期口腔機能管理について>
◯周術期口腔機能管理の更なる充実を図る観点から、歯科標榜あり病院に対して、歯科訪問診療料は算定できないこととなっているが、院外の歯科医師や歯科医療機関との連携を評価する。
また、周術期の口腔機能管理の効果を踏まえ、病院における歯科の受け入れ態勢を更に推進していくため、周術期口腔機能管理後手術加算の評価を図る。
◯周術期口腔機能管理料Ⅲについての対象者や対象期間、周術期専門的口腔衛生処置についての対象者を見直す。
<全身的な疾患を有する患者等への対応について>
◯現行の歯科外来診療環境体制加算の施設基準を満たす歯科医療機関の拡充を図り、裾野を広げるための方策。
◯全身的な疾患を有する患者への総合的な医学管理の拡充を図るため、現行の歯科治療総合医療管理料に加え、必要に応じて、バイタルサインをモニタリングをしながら歯科治療を行った場合を評価。
◯重度歯周病を有する糖尿病患者に対して、局所抗菌剤を歯周治療に先行して投与することについて、医科との連携を含めて評価。
<かかりつけ歯科医機能の評価について>
◯かかりつけ歯科医機能を持った歯科医師が、生涯を通じた切れ目のない口腔のマネジメントを実施していくことにより、口腔の健康状態が維持されることが明らかになってきている。
歯の喪失リスクの低減、口腔疾患の重症化予防の観点からかかりつけ歯科医機能を評価。
<口腔機能に着目した評価について>
◯義歯や舌接触補助床装着後の咀嚼機能や摂食・嚥下機能について、客観的な検査方法(咀嚼運動経路、咀嚼能力及び舌圧等)により評価。
◯ホッツ床等を含む口蓋補綴、顎補綴を装着した際の管理や指導を評価。
<歯科固有の技術の評価について>
◯根管治療において、「4根管」、「樋状根」、「マイクロスコープ」を評価。
◯平成25年10月に水銀に関する水俣条約が採択・署名されたことを受け、歯科用アマルガムの使用を中止。
◯「歯科疾患管理料」の文書提供のあり方とその評価について見直し。
◯「抜歯手術」の「難抜歯」について、前歯と臼歯を別に評価。
◯「補綴時診断料」、「平行測定検査」については実態に即した評価、「有床義歯内面適合法」については、「有床義歯修理」と整合性のとれる評価とする。

« 「古田武彦さんを悼む」  高島忠平 | トップページ | かささぎ三羽 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中医協~歯科医療:

« 「古田武彦さんを悼む」  高島忠平 | トップページ | かささぎ三羽 »

最近のトラックバック

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31