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2015年11月 8日 (日)

コンビニよりも多い薬局、世界一多い薬剤師

財政制度等審議会(6)

橋爪 章

[調剤報酬に係る改革」について、次のような記述があります。
○薬局に勤務する薬剤師は、医薬分業の進展等を背景に、直近20年で概ね3倍程度に増加している。また、日本の人口1000人当たり薬剤師数は、OECD諸国の中で最も多い。
薬局数も増加傾向にあり、その数は、住民に根差したサービス拠点の例として付記したコンビニエンスストアの店舗数や郵便局数よりも多い。
論点は次の通りです。
〔調剤報酬の引下げの必要性〕
○調剤報酬(技術料)は、近年、他の医療費を大きく超えて伸びており、医薬分業の進展による伸びに加え、単価も大幅に上昇している。また、我が国の人口当たり薬剤師数は、諸外国に比べて著しく多い。
〔保険薬局の果たすべき役割を踏まえた、ゼロベースでの構造的見直しの必要性〕
○いわゆる「医薬分業元年」とされる昭和49年以来進めてきた医薬分業は、薬局における薬学的観点からの処方内容のチェックや服薬指導等を通じて、薬物療法の有効性・安全性の向上等を目指すもの。
○したがって、医薬分業に伴い、本来、服薬指導等を評価する「薬学管理料」へのメリハリある重点化が必要であるが、実際には、「薬学管理料」だけでなく、処方箋の受付と薬のピッキング(処方箋に従い薬を薬品棚から取り出し必要な薬剤を揃える行為)等による「調剤技術料(調剤基本料・調剤料)」の伸びも大きくなっている。
○10月23日に厚生労働省が公表した「患者のための薬局ビジョン」においては、「立地から機能へ」、「対物業務から対人業務へ」、「バラバラから1つへ」との基本的な考え方が掲げられている。
これに対し、現行の調剤報酬体系については以下のような問題がある。
(1) 調剤技術料(調剤基本料・調剤料)
処方箋の受付回数や投与日数・剤数に応じて増加する仕組みとなっているため、処方箋の受付と薬のピッキング業務等のみで相当程度の収益を稼ぐことも可能となっており、門前薬局の林立や調剤医療費の増加を生んでいるのではないか。
また、今日の業務の実態や技術進歩を踏まえれば、投与日数・剤数に応じて業務コストが比例増することを前提にした調剤料は不合理であり、大幅な見直しが必要ではないか。
(2) 薬学管理料
大半を占める薬剤服用歴管理指導料の要件(例えばお薬手帳への記載)については、十分適切な薬学管理を行っていない薬局も算定可能となっており、さらに薬歴を適切に記録せずに算定した事例が判明するなど、努力している薬局との差別化が図られていないのではないか。
改革の具体的な方向性(案)は次の通りで、年末までに結論を得ることとされています。
<調剤基本料(広義)>
・調剤基本料(狭義)について、「大型門前薬局」を念頭に低い点数が設定されている「特例」の対象拡充や点数の引下げ。
・後発医薬品調剤体制加算について、数量シェア目標引上げに対応した閾値の見直し、加算水準の引下げ、取組が不十分な薬局に対する減算措置の導入。
・基準調剤加算について、真にかりつけ薬局として求められる機能を発揮している薬局を評価。
現行の24時間調剤体制の整備等の形式的な要件ではなく、取扱医療機関数(集中率)、備蓄の状況、夜間・休日対応の実績等を踏まえた要件の設定。
<調剤料>
・投与日数や剤数に応じて点数が高くなる仕組みの抜本的な見直し。
・一包化加算について、点数を大幅に引き下げつつ、投与日数に応じて点数が高くなる仕組みの廃止。
<薬学管理料>
・薬剤服用歴管理指導料について、真にかかりつけ薬局として求められる機能を発揮している薬局を評価。
継続的・一元的な管理指導を行う薬局に限り算定できるよう、要件の厳格化。

(保健医療経営大学前学長ブログ転載)

▽かささぎ日誌

薬局とは。

薬局(やっきょく)とは、薬剤師調剤を行い販売または授与をする施設。調剤のみではなく、既製の医薬品、医療機器や一般雑貨などの販売も行っている場合もある。一般に接客する場とは別に調剤室があり、多くの国では調剤室について法規制が加えられている。営業時間内には薬剤師が常駐していることが求められ、また薬局の経営者が薬剤師であることを求める国も多い。2006年(平成18年)の医療法改正により、『調剤を実施する薬局』は医療提供施設と位置づけられた。これにより薬局が単なる医薬品販売店舗でなく、調剤という医療を提供する場所でもあることが明文化された。民間で日本初の西洋風薬局は1872年福原有信によって銀座に設立された資生堂と言われる。

前学長ブログを転載して学んでいる時、(つい最近)、大層おどろいたことがある。

看護師の大移動がおきた、という過去の事例をよんだとき以来だ。
それは、日本調剤による薬剤師の一斉あしぬけが過去にあったこと。
どこから?日本薬剤師会という名の組織から。
しらなかった。すごいことするなあ、とおどろいた。

日本調剤の会長さんは業界一の年収なのに、その薬剤師は低い年収、という見出しの記事に、またおどろく。興味あるならどうぞ。
「日本調剤 社長は業界トップの高額報酬だが薬剤師は他社に劣る年収」
http://medical-confidential.com/confidential/2011/04/post-227.html

こんな2ちゃんねる投書も。(2ちゃんって迫力あるね。)

◆調剤薬局ウゼーよ。これ以上増えるな。潰れろ◆

近所に大学病院があるんだが、数年で周辺に4軒も乱立してる。
ドライブスルー薬局なんてふざけたのもあり、ホントうんざりしてる。

あんな袋詰めするだけの簡単な作業で、なんで高給なんだよ!
対面販売なんて無駄だから、ネット販売解禁で価格競争させるべき。

医療費を節約どころか、いかに食い物にするかしか考えていない。
厚生省の利益誘導のせいで儲け過ぎなんだよ!ウゼーから潰れろ!

袋詰めするだけの簡単な作業で高給。
と批判されているが、それに乗じた内部告発もあった。
資格のない事務員さんも実務をやらされている薬局の例。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1371524888

薬剤師の大学の先生の論文も、概論を引用します。
とてもわかりやすいです。

政 田 幹 夫(まさだ・みきお)…福井大学医学部附属病院薬剤部教授・薬剤部長

現大阪薬科大学学長

日本の薬剤師の将来に何が見える?


Summary
 わが国では電力の自由化,減反政策の廃止など,長年続いた保護政策が終わりを告げている。医療においても例外ではなく,後発医薬品の薬価比率が段階的に引き下げられた。この波は,順調に成長してきた保険薬局にも近い将来波及するであろう。世界的に見て,日本の薬剤師数は少ないどころか人口当たりにすると最多であるにも関わらず,多くの施設では薬剤師不足に悩まされている。なぜ,このような状況になったのかを振り返り,今後の薬剤師の将来像について考えてみる。

続きはここで:https://www.iyaku-j.com/iyakuj/system/dc8/index.php?trgid=27861

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コメント

引用(政 田 幹 夫(まさだ・みきお)先生の文をよみ、そうだったのか、と納得。
日本のこのような医薬分業はじつはあやまれるいやくぶんぎょう、だという。失敗だったと.。

ではどんなのがまともな王道なのだろうか。

それとわからないのだけどさ。
薬局に、ドラもはいるの。
どらっぐすとあ。
たとえば、最近残業後にどうしてもかいだしにいかねばならぬときなどに利用するダイレックスにもよくみたら、大衆薬がほれよとばかりにつみあげてあるけど、あそこも薬局?
調剤料が請求できるの。
できんやろ。どうかんがえても。がばごちゃごちゃしとうよ。おおっと失礼。
やっきょくとはの定義がいまいちいまに、わからんとです。

この『薬キャリ』↓をのぞいてみたいけど、登録が面倒。
ただ、みだしだけはだれでもよめるので、ひきます。

1位 「調剤バブル」、医薬分業への批判相次ぐ 会員限定
2位 日医、リフィル処方せん反対明言 会員限定
3位 後発品「患者が拒否」「先発品以外データなし」 会員限定
4位 「薬剤師の携帯番号、公開すべきか」 会員限定
5位 薬剤師の法律問題SOS 会員限定
6位 後発品「疑問あれば、処方止め」が最多 会員限定
7位 Dr.狭間の「薬局薬剤師への魔法のヒトコト」 会員限定
8位 「医薬分業から第2のステップへ」、薬局の役割 会員限定
9位 造影剤の誤投与「初歩的、重い過失」、禁錮1年 会員限定
10位 「後発品、問題なし」は1割未満 会員限定


ところで、わたしは厨房機器の工場勤務ですが、さいきん、にわかにふえてきたなとおもうのが、「ゆめまーと」というお店。
なまえからして、ゆめタウン系列なのでしょうね。
しらべると、ニコニコドー、ゆうあい(you I、熊愛)ストアが原点だそうです。くまもとだったんだね。
スーパーは、ただの食料雑貨やさんではなくなり、みな、ドラッグストアになっていくのですかね。

後発品問題なしは一割未満、とは。
薬剤師がそう認識しておられるのだろうか。

資生堂の創始者👇

ここ、久々のヒットじゃよ。
調剤薬局バブル、てことばまで生まれて、儲かりすぎだと叩かれております。
バランスがいちばん。
👇、一位の記事

後発品「患者が拒否」「先発品以外データなし」

でみえている。

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