無料ブログはココログ

« 不動産学部をもつ大学 | トップページ | 費用対効果評価の導入 »

2015年10月24日 (土)

ふねはおおやけのふね

ふなごやすひこさん。

ふねはおおやけのふね、舩。

舩後靖彦。

工場でひろった新聞記事からのご紹介です。

日経日曜版『患者の目』2015・7・26付。

11年半ぶりの社会復帰

以下全文。

退院後は身体障害者向けの施設に入居し、ほかの患者とのメールや講演で忙しい日々を過ごした。
大学生に生命倫理や生きる意味をテーマにした講義や卒論の指導もした。
湘南工科大では学生が開発する福祉器具にアドバイスし、体が動かなくても演奏できるエレキギターが出来た。顔の動きをセンサーで感知して弦をはじく仕組みで、完成時に制作発表会を開いた。学生時代にプロを目指すほど熱中したギター。再び弾くことができ、うれしかった。
 一応の自立を果たした後も、自分にできることを探し続けていた。ALSのように体が動かなくなる子供の難病「異染性白質ジストロフィー」でなくなった少女を知り、その子を題材に絵本を書いた。難病に苦しむ子がいる現実を伝え、治療法の研究が進むように厚生労働省に訴えに行った。
 順調なことばかりではない。入居した施設では職員に悪態をつかれることもあった。栄養剤が合わずに体調を崩したが、何度訴えても変わらない。施設を出て知人宅に移り、訪問介護に切り替えた。しかし状況は変わらない。痰が詰まったまま放置されたこともあった。
 なぜこんな目に、という状況が続いた。24時間誰かのサポートが必要なため、耐えるしかない。身体が動かないことでほかの人と対等に扱われない悲しみを実感した。
 いま思い出すのも苦しいが、障害者に対する心理的、肉体的な虐待をする施設や職員がいることを知ってほしい。
 転機になったのは訪問看護師、佐塚みさ子さんとの出会いだった。
全身がむくんだ私を見るなり、水分を減らすことを提案し、手足をマッサージしてくれた。
「この人なら、頼りにできる」。
佐塚さんはこの2年前、福祉サービス会社「アース」を立ち上げ、経営者でもあった。
重度の患者を受け入れる施設が限られ、利用者を金儲けの手段としか見ていない事業者がいる現状を変えたい、と真剣に考えていた。
入居者と職員が同じ目線で施設を造りたいと語ってくれた。
「経営の助言がほしい」
2012年、佐塚さんが私に驚くような提案を持ちかけてきた。
すぐに社外取締役となり、会社がある千葉県松戸市に引っ越した。会社を辞め、常勤の職に就くのは11年半ぶり。こんな形で社会復帰がかなうとは夢にも思わなかった。」

人となり(株式会社アースのあるスタッフの舩後評)
  健常者の想像を超える真摯さで日々を生き、学ぶ意欲も衰えず、身を削るような努力で創作・執筆をし、それでいてロックやクラシックの音楽を愛し、おしゃれ心とビジネスセンス持ち、ユーモアも忘れない。障害者や弱者、差別される者への共感と優しいまなざしはもちろん、“生きづらさ”を感じている人に寄り添うことのできる人。子どもたちにも深い愛情を注いでいる。 

  *ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは
神経の随意運動系の障害により、筋肉が萎縮・低下していく進行性の難病。知能、視力や聴力、内蔵機能は保たれるが、約半数が発症から3〜5年のうちに呼吸筋麻痺で死亡する。

舩後靖彦氏のご紹介   

  *プロフィール
1957(昭和32)年、岐阜県生まれ。10歳より千葉県に住む。
千葉市立稲毛中学校、千葉県立千葉南高等学校、拓殖大学政治経済学部卒業。

1981(昭和56)年、酒田時計貿易(株)に入社。
専門商社の営業マンとして、30歳からはダイヤモンドを担当し海外出張にも飛び回る。

1999(平成11)年、41歳の夏、突如箸、歯ブラシ、ペンがうまく握れなくなる。
翌年5月にALSの告知を受ける。、

2002(平成14)年、麻痺は全身に及び窒息感から人工呼吸器を装着。口から食物を摂取できなくなり胃ろうも装着。

2008(平成20)年、唯一最後まで動いていた右手中指も麻痺する。

現在は、歯で噛むセンサーを使ってコンピュータを操作し、詩・短歌・俳句・童話・短編小説を創作。
自作歌詞を発表するCDの自主製作、バンドライブ、意思伝達装置「伝の心」を用いての多くの講演活動を行う。

看護・介護事業の株式会社アース取締役、上智大学非常勤講師、湘南工科大学テクニカルアドバイザー、立正大学人文科学研究所平成25年共同研究(B)客員研究員なども務める。
千葉県松戸市在住。
「人に必要な人となることが僕の銀河系サイズの夢です!」

*著書
『死ぬ意味と生きる意味』(上智大学出版、2013年)共著
『生きる力』(岩波書店、2006年)発起人の一人として著述。共著
『しあわせの王様』(小学館、2008年)共著
『三つ子になった雲』(日本地域社会研究所、2012年)絵 : アヤ

*WEBサイト
舩後流短歌 http://funago.seesaa.net/
  ALS Silk Road  http://www.als-silk-road.com/

引用元;https://www.facebook.com/funagoyasuhikokouenkai/posts/1405459119695191 

「私の夢~いつかはきっと」 http://plaza.umin.ac.jp/custwork/funago/funago.htm

▽かささぎのひとりごと

この記事というのはこないだから「拾った拾った」とかいている新聞記事の一部です。
詳しい説明のついてない記事だったので、ネットで補いました。
これもなにかのご縁でしょう。

さいきん、かささぎとおなじ一族で、長老(90)のみさこさんが、おなじやまいだとしり、紹介したい気持ちになりました。
みさこさんはかつて、かささぎが福高に高島のバス停から堀川バスのスクールバスにのって通学していたころ、おなじバスにのって、病院事務に通勤されていました。おしゃれで都会弁(東京のひとだったから)をはなされるうつくしい女性でした。二十年ほどまえには、おなじヨガ教室にかよっていたことがあるようにおもいます。
こないだお寺のお講まかないでむすめさんと一緒になり、母はALSだとききました。
オルフェさんのこともおもいだされました。
いずれもたましいが濃い印象をうけるから。

« 不動産学部をもつ大学 | トップページ | 費用対効果評価の導入 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ふねはおおやけのふね:

« 不動産学部をもつ大学 | トップページ | 費用対効果評価の導入 »

最近のトラックバック

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31