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2015年9月25日 (金)

各施設の入院分布は。

療養病床(8)

橋爪 

各施設の入院・入所者の要介護度別、ADL区分別、医療区分別の分布は次の通りです。
<要介護度別>
介護保険適用施設では要介護度4以上の利用が集中していますが、比較的要介護度が小さい利用者の受け皿として従来型老人保健施設が機能しているようです。
要介護度          介1 介2 介3 介4 介5
介護老人福祉施設(特養)     2%    7%   20%   33%   35%
介護老人保健施設(従来型)   9%   18%   25%   25%   22%
介護療養型老人保健施設       4%    5%   13%   28%   48%
介護療養型医療施設(病院)   1%    3%    9%   32%   54%
介護療養型医療施設(診療所) 2%   10%    8%   28%   48%
医療療養病棟(看護職1/6) 4%    7%    9%   13%   25%
医療療養病棟(看護職1/4) 3%    4%    6%   15%   27%

<ADL区分別>
各施設とも、ADL区分2、3の利用が集中していますが、従来型老人保健施設ではADL区分1の利用が集中しており、やはり、要介護度が小さい利用者の受け皿となっているようです。
ADL区分         区分1 区分2 区分3
介護老人福祉施設(特養)     24%     45%    28%
介護老人保健施設(従来型)   50%     36%    13%
介護療養型老人保健施設       20%     33%    46%
介護療養型医療施設(病院)    8%     33%    55%
介護療養型医療施設(診療所) 15%     39%    43%
医療療養病棟(看護職1/6) 20%     27%    52%
医療療養病棟(看護職1/4)  9%     22%    66%

<医療区分別>
特養や従来型老健に医療区分3の利用者がいますが、24時間の医療管理が必要な医療区分3は、本来、医療施設に入院すべきところでしょう。
医療区分2についても、24時間の看護管理が求められますので、特養や従来型老健での対応には不安があります。
逆に、医療施設に医療区分1の利用者が多くいますが、医療機能分化の観点からは、恒常的に医療区分1であるような利用者は、在宅療養あるいは介護保険施設で対応すべきところでしょう。
医療区分          区分1 区分2 区分3
介護老人福祉施設(特養)     89%      8%     3%
介護老人保健施設(従来型)   89%      6%     5%
介護療養型老人保健施設       76%     19%     6%
介護療養型医療施設(病院)   81%      14%     6%
介護療養型医療施設(診療所) 65%     18%    17%
医療療養病棟(看護職1/6) 44%     36%    20%
医療療養病棟(看護職1/4) 11%      51%    38%
要介護度別、ADL区分別、医療区分別の利用者分布において、いずれも、介護療養型医療施設と介護療養型老人保健施設との間に決定的な差異はないようです。
社会保障財源の節約のため、やはり、介護療養型医療施設は介護療養型老人保健施設への転換が求められ、また、介護保険における医療区分2の対応体制を充実させるため、従来型老健の介護療養型老健への転換も求められるところです。
(保健医療経営大学前学長橋爪章ブログ転載)

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