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2015年8月12日 (水)

乳がん検診受診率三割

がん検診(2)

   
日本では年間8万人以上が乳がんに罹患し、1.3万人以上が乳がんによって死亡していますが、乳がん検診の受診率は30%程度です。
乳がん検診には、エックス線撮影によるマンモグラフィ、超音波検査、視触診の3つの方法があります。
マンモグラフィは、理論的には、確率的影響として、放射線被曝による発癌の可能性があります。
従って、乳がんの発生頻度が低い年齢の女性へマンモグラフィを行うことは、放射線被曝によるデメリットを考えると推奨できません。
40歳以上であれば、検診によって乳がん死を防ぐ効果のほうが検診の被曝によって死亡するリスクを上回るという研究報告があります。
超音波検査であれば被曝の問題はありませんが、マンモグラフィほどの感度はなく、死亡率減少効果についてはマンモグラフィほど明確ではありません。
ただ、マンモグラフィは乳腺濃度が高い場合には診断精度が低下する欠点があり、超音波検査はその欠点を補います。
日本人は乳腺濃度が高い人が多いので、超音波検査とマンモグラフィを併用すれば有用性が高まります。
視触診については、医師の習熟度による検診精度のばらつきの問題があり、習熟した医師による視触診がマンモグラフィと併用して実施されるのでなければ、必ずしも実施しなくてもよいでしょう。
(保健医療経営大学前学長橋爪章ブログ転載)
▽用語(日経新聞サイトから)
乳腺密度
 乳腺は、女性ホルモンの分泌が始まる思春期以降、徐々に発達し、
30~40代をピークに、閉経に伴い退縮していく。乳腺はマンモでは白く写り、
その白い領域が高いことを「乳腺密度が高い」という。若い人の乳房は乳腺が
張り巡らされているため白く写りやすい。一方、閉経すると乳腺は脂肪に置き換わっていく。脂肪は写らないため、マンモでの白い領域も減る。これが「乳腺密度が低い」状態。しかし、閉経後でも密度が高い人もいれば、若くても授乳期間が長いと密度が低くなるなど個人差があり、年齢では判断できない。
英国と米国では1990年代前半から、オランダでも2000年代初めから乳がんの死亡率が低下傾向に。一方、日本では死亡率そのものは他の3国より低いものの、右肩上がりのまま

英国と米国では1990年代前半から、オランダでも2000年代初めから
乳がんの死亡率が低下傾向に。一方、日本では死亡率そのものは
他の3国より低いものの、右肩上がりのまま

欠点を補う記事も出ていました。
http://www.47news.jp/feature/medical/2011/03/post-517.html

検診と受診ではりょうきんがちがうこと
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2188395.html

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