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2015年8月14日 (金)

胃がん検診~バリウム飲む以外にも胃カメラやペプシノゲン検査やピロリ抗体検査などあります

がん検診(3)

   
日本では年間13万人以上が胃がんに罹患し、4.8万人以上が死亡しています。
胃がんと診断された人の3人に1人以上が死亡していることになりますが、胃がんはがん検診で早期発見でき、早期発見して早期治療ができれば多くは死亡を免れることができるがんですので、胃がん検診の受診率が高まれば胃がんで亡くなる人の数はもっと減らせるはずです。
公的検診としての胃がん検診は昭和57年度に始まっており、現在はほとんどの市区町村で実施されています。
40歳以上を対象に胃部エックス線検査法が行われていますが、バリウム(造影剤)の誤嚥、バリウムによる便秘・腸閉塞などの偶発症があります。
理論的には放射線被曝による発がんも起こり得ます。
また、バリウムを胃の内壁に拡散させるために身体を上下左右へ回転させなければならず、撮影台からの転落事故も起きています。
本年は、転落死亡事故もありました。
他の検診に比べると、検診そのもののリスクが大きい検診ですが、胃部エックス線検査法による胃がん検診の死亡率減少のベネフィットはリスクを凌駕します。
転落事故の予防対策(ストッパー、転落監視など)などリスク軽減の努力を重ねつつ、胃がん検診の一層の普及が望まれます。
胃がん検診には胃内視鏡検査法もあり、約2割の市町村が実施しています。
胃内視鏡検査法は胃部エックス線検査法より感度が高いのですが、1万人に1人くらいに偶発症(出血、穿孔、ショックなど)があり、重症偶発症に適切に対応できる体制が整備できない限りは推奨できません。
また、胃内視鏡検査は胃部エックス線検査よりコスト高で、検査を実施する医師の確保も課題です。
他の検査法にペプシノゲン検査があります。
ペプシノゲン検査の感度は77%(胃がんの人の77%に陽性反応)ですので4人に1人は見落としとなります。
胃部エックス線検査でも見落としがありますので、4人中3人が発見できるのは検査法として不適格というわけではありません。
しかし、偽陽性率が27%(胃がんでない人の27%に陽性反応)もあるので、検診を受けた人の4人に1人に更なる検査や追跡が必要となり、余計な心配をかけてしまいます。
胃がんの原因のひとつとされている病原菌を検査するヘリコバクター・ピロリ抗体検査もあります。
ヘリコバクター・ピロリ抗体検査とペプシノゲン検査の結果がともに陽性であれば胃がんである可能性が高まります。
胃部エックス線検査より感度が落ちますが、医師の確保難などの事情で胃がん検診体制が不十分な地域では、代替手段として検討する意味があります。
約6%の市区町村ではヘリコバクター・ピロリ抗体検査とペプシノゲン検査が行われています
(保健医療経営大学前学長橋爪章ブログ転載)
▽かささぎ日誌
このブログ記事をよむまで、健診が市町村の管轄だってしらなかった。
また、
バリウムを胃の内壁に拡散させるために身体を上下左右へ回転させなければならず、
をよむまで、
なぜあんなアクロバティックな姿勢をとらされるのか、わからなかった。笑。
なんにでも、理由があるのだなあ。

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コメント

バリウム以外 胃がん検診

でみえました

タカヤというメーカーから、
バリウム転落
検索でみえておりました

かささぎ、そのバリウム検査の日だった
おなかすいてたからか、バリウム、重たかった
手で持って、ずっしり感を怖く感じた
そして今年は、あっちむいて、二回転して、お尻と肩うかせて、と、ハードだった
さかさまなので必死で掴まってた
レントゲン技師さん、いちどやってみませんか?

事故の記事まとめ👇

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