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2015年6月28日 (日)

60年前は60歳代の「老衰」死がたくさんあった

平成26年度厚生統計要覧(54)~高齢者の若返り

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「第2-68表 受療率(人口10万対),入院-外来・性×年齢階級別」によると、平成23年10月の各年齢階級人口10万対受療率は次の通りです。
(括弧)内に12年前の平成11年10月の入院受療率と外来受療率を追記し、入院受療率については12年間の減少率を追記してみました。

年齢階級 入院受療率 減少率 外来受療率
全年齢    1068(1170)   9% 5784(5396)
0 歳    1036(1391)  26% 7193(6258)
1~4     175( 216)   19% 7009(5788)
5~9     103( 147)   30% 4692(3838)
10~14      98( 138)    29% 2916(2250)
15~19    125( 181)    31% 2017(1920)
20~24    186( 276)    33% 2260(2277)
25~29    254( 407)    38% 2708(2749)
30~34    304( 459)    34% 3026(3094)
35~39    313( 468)    33% 3187(3092)
40~44    347( 563)    38% 3397(3207)
45~49    461( 758)    39% 3852(3805)
50~54    619( 976)    37% 4585(4841)
55~59    854(1262)   32% 5421(6074)
60~64   1135(1644)   31% 6786(7860)
65~69   1445(2148)   33% 8802(10709)
70~74   2007(2839)   29% 11617(13796)
75~79   2927(4093)   28% 13363(15009)
80~84   4314(5998)   28% 13457(14081)
85~89   6170(8739)   29% 11809(12488)
90歳以上9733(12399)  22% 9322(9594)

この表から読み取れることは、12年間で、すべての年齢階級において入院受療率が低下し、50歳以上において外来受療率も低下しているということです。
全年齢については、人口構造の高齢者への偏りにより病床利用者が増えるため、9%の減少率程度となっていますが、年齢階級別に分析すると、どの年齢においても12年間で3割前後の減少となっています。
入院受療率が低下して外来受療率が増えているのであれば入院医療から外来医療への政策誘導の結果だといえますが、外来受療率も同等に低下しているのであれば、その年齢階級の人たちが病気になりにくくなった、すなわち若返ったと解釈することができます。
平成11年の70~74歳の入院受療率と外来受療率は平成23年の75~79歳の入院受療率、外来受療率に相当する数値となっています。
ちなみに、平成23年の高齢者(50~89歳の)の人口10万対死亡率は次の通りです。
死亡率の高低は、寿命を迎えるまでの距離感の近さ・遠さについての感覚の指標となりますので、死亡率の低下は、その年齢階層が若返っているともいえます。
(括弧)内は、順に、平成11年、昭和60年、昭和30年の死亡率です。

50~54歳 297(353,456,936)
55~59歳 454(534,654,1404)
60~64歳 682(828,949,2229)
65~69歳 1049(1324,1554,3556)
70~74歳 1582(2067,2718,5757)
75~79歳 2739(3380,4981,8832)
80~84歳 4912(6203,8541,13111)
85~89歳 8513(10499,14726,19986)

昭和60年の65~69歳死亡率は平成23年の70~74歳死亡率とほぼ同じで、平成23年の65~69歳死亡率は昭和60年の60~64歳死亡率とほぼ同じですので、これらの年代の人口は、およそ30年の間に5歳ほど若返ったことになります。
昭和60年頃は、65歳になると「おじいさん」「おばあさん」然とした人が増えてきたのですが、今は、その感覚が70歳くらいになっているということです。
昭和30年の65~69歳死亡率は、平成23年の75~79歳死亡率よりもずっと高い死亡率です。
60年前の「おじいさん」「おばあさん」年齢は、現代より10歳以上早く訪れていたようです。
死因統計上も、現在は60歳代で「老衰」の死亡診断がなされることはほとんどありませんが、30年前、60年前には、60歳代の「老衰」死がたくさんありました。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

▽かささぎ日誌

上記の文章をよみまして、うすぼんやりとうかんだ一句があります。

少年や六十年前の春の如し  永田耕衣

さあ、ここで問題発生。

じつはこれ、原句とは一文字ちがっていた!

少年や六十年後の春の如し  永田耕衣

なぜか記憶をとりだすとき、あったりまえの句になってしもてた。

なしやろ。

作者は阪神淡路の震災をいきのびて、平成9年に97歳で永眠した有名な俳人。

他にこんな句がある。(韻文図書館さん、ありがとうございます)

   俳句 十三句    永田耕衣


夢の世に葱を作りて寂しさよ


かたつむりつるめば肉の食い入るや


朝顔や百たび訪はば母死なむ


母死ねば今着給へる冬着欲し


冬蝶を股間に物を思へる人


蹴り伏せて野菊水色なる故郷


後ろにも髪抜け落つる山河かな


泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む


淫乱や僧形となる魚のむれ


少年や六十年後の春の如し


炎天や十一歩中放屁七つ


時間から落ちて遊ぶや夏雀


空蝉に肉残り居る山河かな

 かささぎの付句

木の皿にさかなを入れて叱られる

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コメント

昨日の朝、工場の高い屋根から三羽のひな鳥が落下してしんでいた、あるいはしにかけていた。近くの工員さんが始末するのを、仕事中に遠目に見かけた。
出勤時に見かけた番いの小鳥の産んだ雛だったような気がした。
二羽の鳥がぴったり寄り添い、ぶつかることもなく、ものすごい速さでジグザグに屋根から地上に、いやその逆だったか、飛翔してるのを見たばかりだったので、かれらのひな鳥だと確信する。
そんならば、イシタタキか。
意外なのはひな鳥の大きさ。
親と同じくらいの大きさに思えた。
知りたい、のだが、。
春、電線の上で、あんなにうっとりと誇らかに囀っていたから。

鳥の記憶、忘れないように、開いたところに書き留めた。
内容とリンクしていないのはかささぎにはよくあること。すみませぬ。

六十年前、人口の四人に一人はこどもで、老人は二十人に一人だった。それが今は逆になり、出生数は34年連続で下降中。政府がわざわざ大臣たててまで対策とると、さらに下がる始末、といいます。
リンク記事👇

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