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2015年6月22日 (月)

入院患者数が8%減っているのに国民医療費は25%増加

平成26年度厚生統計要覧(51)~病床削減の医療費抑制効果について~

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「第2-63表 推計患者数,入院-外来・施設の種類×年次別」によると、調査日入院患者数は2002年には145万人でしたが9年後の2011年には134万人に減少しています。
8%の減少です。
その間、調査日外来患者数は648万人から726万人へ増加していますが、一般診療所(338万人→424万人)と歯科診療所(115万人→136万人)の増加に対し、病院の外来患者数は195万人から166万人へと大きく減少しています。
医療費適正化の狙い(入院患者数の減少と外来患者の病院から診療所へのシフト)通りの患者動向であったわけですが、入院患者数が8%減っているのにかかわらず、国民医療費は31.0兆円から38.6兆円に25%増加しています。
むこう10年で病床数を1割削減して入院患者数を減らしても、それだけで医療費削減の効果を生むわけではないことは、このような過去のデータを検証すれば明らかです。
「第2-65表 推計患者数・受療率(人口10万対), 入院-外来・年次×性・年齢階級別」によると、慢性期医療になりがちな75歳以上の入院患者数は2002年から2011年にかけて57万人から66万人に16%も増加しています。
むこう10年で慢性期病床を20%も削減する政府提言は、過去十数年の病床ニーズの動向を踏まえていません。
急性期医療・回復期医療になりがちな75歳未満の入院患者数は88万人から68万人へと23%の減少です。
むこう10年で急性期病床を30%削減し回復期病床を増やす政府提言は過去十数年の動向をなぞるだけかもしれませんので医療費削減効果については疑問です。
以前は重要な政策提言には緻密なデータの裏付けを伴っていたのですが、今回の政策提言については、データ分析の裏付けに不安がよぎります。

(保険医療経営大学 学長ブログ転載)

▽かささぎ日誌

大分にいって、はじめてドラの勉強しているすがたをみました。

(どらむすめのほかに、おおどらこどらといる。)

あーああーあ、あ、ああー。(ターザンのふしまわしで)

ぜったい、こどもはおやのおもいどおりにはならん。
みちはとおいなあ。ながいなあ。

「むこう10年で急性期病床を30%削減し回復期病床を増やす政府提言は過去十数年の動向をなぞるだけかもしれませんので医療費削減効果については疑問です。

以前は重要な政策提言には緻密なデータの裏付けを伴っていたのですが、今回の政策提言については、データ分析の裏付けに不安がよぎります。」

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