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2015年6月 1日 (月)

韓国から感染広がるMERS 

感染症対策の現代的課題

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本日の「医学・医療の現代的課題」では感染症について講義します。
韓国で中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)というウイルス感染者が増えています。
十数年前には、重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)というウイルス感染者が世界的に流行しました。
アフリカではエボラ出血熱が流行しました。
これらの感染症対策では、院内感染の防止と患者の「隔離」が対策の決め手となります。
患者の隔離については結核についても行われますが、感染力が弱いハンセン氏病についても隔離政策がとられたのは行き過ぎた感染症対策として反省されています。
エイズC型肝炎は現代の感染症です。
これらは血液や体液を通じた限定的な感染ルートですので、徒に感染を恐れる必要はないのですが、感染を恐れるあまりに感染者に対する偏見が生まれています。
結核患者、ハンセン氏患者への偏見など、感染症は偏見を生みがちです。
偏見をなくすためには、病気に関する正しい知識の普及が課題となります。
輸血や移植などの医療行為を介して感染するものもたくさんあります。
これらに対しては、輸血の安全性の向上策等がとられています。
感染症に対しては、抗生物質や抗ウィルス薬といった武器があります。
しかし、使い方を誤ると、薬剤耐性を獲得した感染症が出現し、有効な武器がなくなります。
感染症対策としては、予防接種という武器もあります。
天然痘ポリオに対しては、予防接種が根絶に貢献しています。
最近は、子宮頸がんや胃がんの一部も感染症だということが判明し、予防接種や治療薬が開発されています。
予防接種には副反応が課題となります。
子宮頸がんワクチンは2013年4月に定期接種の対象となりましたが、2か月後の6月には接種の推奨を取り消しています。
頻度は低いものの、重篤な副反応が起きることが推奨取り消しの要因です。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

今朝ひろったニュースも記録として転載。

感染広がるMERS 韓国長官が謝罪=「拡大防止に総力」

聯合ニュース 5月31日(日)21時34分配信    

 

【ソウル聯合ニュース】韓国で中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)コロナウイルス感染者が徐々に増えていることを受け、韓国保健福祉部の文亨杓(ムン・ヒョンピョ)長官は31日午前に記者会見し、「3次感染による感染拡大を防ぐために全国家的に力を集中する」と強調した。また、「今後1週間が拡散か沈静化かの岐路となる」との見方を示した。
 文長官は「MERSの伝染力に対する判断と、最初の患者に接触したグループの一部で手落ちがあったことで国民に不安を与えた」として謝罪した。
 また、大韓感染学会などからなる官民合同対策チームを発足させるほか、現在、自宅隔離の対象となっている人のうち慢性疾患などの基礎疾患がある人について、安全な施設に隔離する方針を示した。
 感染が疑われていたにもかかわらず中国に渡航した韓国人男性が、中国保健当局による検査の結果、感染者と確認されたことについては、「中国政府の迅速で適切な措置に感謝する」とした上で、「今後も国際協力に支障がないようにする」と強調した。
 同部がこの日、新たに2人の感染者を確認したと発表したことで、韓国人の感染者は15人に増加した。2人はともに国内最初の感染者と接触して感染した2次感染者。現在のところ3次感染者は確認されていない。
ikasumi@yna.co.kr

    

最終更新:5月31日(日)21時34分

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