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2015年5月18日 (月)

入院患者延べ数/在院日数/病床利用率

平成26年度厚生統計要覧(24)

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入院患者延べ数は、政策的な在院日数短縮の誘導の影響を受けますので、実際の患者ニーズが反映するわけではありません。
患者ニーズは新入院患者数によく反映します。
「第2-37表 病院の新入院患者数,病床の種類×年次別」によると、2005年の年間の新入院患者数は1412万人でした。
2013年は1522万人でしたので、8年間で約110万人も増加しています

一般病床では、1334万人から1445万人へ約110万人の増加です。
療養病床では、39万5千人から36万7千人へ約3万人の減少です。
精神病床では、36万人から38万2千人へ約2万人の増加です。
結核病床では、2万8千人から1万3千人へ約1万5千人の減少です。
この傾向が続けば、2025年以前に結核病床への新入院患者はいなくなります。
感染症病床では、1813人から2108人へ1割増です。

新入院患者数との対比で退院患者数も見てみます。
「第2-38表 病院の退院患者数,病床の種類×年次別」によると、2005年の年間退院患者数は1412万人で新入院患者数とほぼ同数でしたが、2013年は1524万人で新入院患者数より約2万人多くなっています。
入院患者の退院促進が進んでいるのでしょう。


「第2-42表 病院の平均在院日数,病床の種類×年次別」によると、2005年の全病床の平均在院日数は35.7日で2013年は30.6日でした。
8年間で5日短縮しています。
一般病床では、19.8日から17.2日へ2.6日の短縮です。
療養病床では、172.8日から168.3日へ4.5日の短縮です。
精神病床では、327.2日から284.7日へ42.5日の短縮です。
結核病床では、71.9日から68.8日へ3.1日の短縮です。
感染症病床では、9.8日から9.6日へ0.2日の短縮です。

「第2-41表 病院の病床利用率,病床の種類×年次別」によると、2005年の全病床の病床利用率は84.8%、2013年は81.0%でした。
一般病床は79.4%から75.5%へ、療養病床は93.4%から89.9%へ、精神病床は91.7%から88.1%へ、結核病床は45.3%から34.3%へ低下しています。
対し、感染症病床は2.7%から3.0%へ増加しています。
平均在院日数が短縮しているのに病床利用率が増加しているのは、感染症病床数が減少して計算の分母が小さくなっている影響があります。

(保健医療経営大学・学長ブログ転載)

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