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2015年4月12日 (日)

コメントまとめ③ 石ばしるか、石そそぐか&わらびか、ぜんまいか

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-aede.html?cid=110772241#comment-110772241

コメント

万葉集の原本は残ってないということを踏まえても。
ながらくいはそそく、とよまれてきたものを、かえたとき、いははしるにかえたとき、。
原作者のおもいをふみにじることにはならないのだろうか。
こっちのほうがうたの本意だ、とか、調子がいいので、とかはまた、べつの問題とおもわれるのですが。
それがずうっと気になっていて、いつか自分でも調べてみたいなあと思っていたら、たまたま斎藤茂吉がごちゃごちゃしている机におちていて、それはかつて石橋秀野をしらべていたときに、安見子の歌をみるために買っていたのだけれど、その巻頭がこの石激の歌だったことに何か大きな啓示を受けてしまったのでした。
国武先生がこのあいだ、物語と史実のあいだで語られたこと、あなたそれはちがうでしょう。とは決していえないでしょう。とおっしゃった、その一言とともに、なんども胸によみがえることであります。

何度も申しておりますように、私は国文学が専門ではありません。近所の図書館でちょこっと調べてみたことを書いたにすぎません。まあ、うわっつらです。国文学を専門にしていらっしゃる方からすれば、とくに『万葉集』を専門にしていらっしゃる方からすれば、さぞかしお笑いになることでしょう。

私がまず論点として(1)に挙げたのは、『万葉集』巻第八、1418番の歌の初句の漢字表記が実際どうなっているのか、という明確な貴女の問いに対して、訓みが「いはばしる」か「いはそそぐ」かという点も挙げました。貴女がおっしゃっていないことをあえて挙げたのは、貴女は「いはばしる」ではなく「いはそそぐ」ではないかと思って質問していらっしゃるのではないかと勝手に想像したからです。

貴女は何も触れておられなかったけれど、『万葉集』の原本は不明ですが、「石激」という漢字表記があり、「いはばしる」と訓むのが通常のようです。しかし、原作者は「いはそそぐ」と訓んだのではないか、「いはばしる」は改変であるということですね。なぜか、私にはとうていわかりかねます。

でも、そういうことってあるんですよね。自分の専門に引き込んでしまいますが、法然聖人の法語に「問ていはく、称名念仏申す人は、みな往生すべしや。答ていはく、他力の念仏は往生すべし。自力の念仏はまたく往生すべからず」というのがあるんですが、これを江戸時代の浄土宗の大学者・義山という人が「他力の念仏は往生すべし。自力の念仏は、本より往生の志しにて申念仏にあらざれば、またく往生すべからず」と改ざんして、出版しているんです。これを義山本などといって、法然聖人の研究においては絶対用いてはならないとされています。義山が改ざんしたのは理由があってのことですが、法然聖人の教えとは異なってきます。

いま「いはそそぐ」を「いはばしる」と改変したというのも、原作者の意にそぐわず、あってはならないことでしょうね。待宵の歌が黒木地方で長く語りつがれていくうちに、下の句が変化していったというのとはまた違うでしょう。ただ古田武彦氏が提唱する邪馬台国の国名、「邪馬壹国」を「邪馬臺国」と改変したという問題ほど大きくはないと思いますが…。

いま、斎藤茂吉のを読み返していました。
小さいながらも私は激湍、げきたんであると思いたいのだ。と書かれていました。
チョロチョロと垂れて流れる水ではなく、小ぶりの瀧、その上のほとりにワラビが顔をだす春になったと。

ありがとう、ご法話の連句的。
最初から与えられたものとして、岩走ると読んでいたが、じつは分からないというのが凄いことだった。

使用言語アメリカ英語
のアクセスあり

これを札幌の古典研究室の杉浦教授にたずねてみたのですが、わたしは専門ではないのでわかりかねるというお返事でした。ふうん。そんなものなんだね。
ということはだ。
じぶんでかんがえろ、じぶんでしらべよ。
ということなんですね。

そこで、かささぎは、季節が季節ではあるし、山の民であったわが母に、おかあさん。こういう歌があって、ふるいふるい歌で、二種類の歌いだしがあるんだけど、どう思うか、と聞いてみた。
ほんとは、たちきの瀧春樹先生にきくのがいいかも。とおもったが、いまはとおいので、できない。(瀧春樹先生は、わらびやぜんまいが大好きで大好きで、どうやって見分けるかをおしえてくださったことがある)。
さて、かささぎの母曰く。
うたはつくったひとのよんだとおりに、いじったらいかんじゃろう。そのとおりにつたえんとね。
ばってん、ぜんまいなら石のある近くの湿地に生えるけど、わらびはねえ、日の当たる山中にはえとるけんね。
なんか、うたが暗くてうっそうとした岩場近くのわらびをよんでるけん、わらびじゃなくぜんまいのごたる気のするね。
というものでした。
なあるほど!

ワラビとゼンマイ

http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/06/04/0402.html 写真を引用させてもらいました。ありがとうございます。

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