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2015年4月15日 (水)

病院組織の特徴/岩盤規制をスルーする特例医療

国家戦略特区

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首相官邸のサイトに「国家戦略特区特集ページ」が設けられています。
冒頭、『産業の国際競争力の強化及び国際的な経済活動の拠点の形成を図るため、国家戦略特区を突破口に、あらゆる岩盤規制を打ち抜いていきます。』とあります。
2015年度までは国家戦略特区の集中取組期間です。
国家戦略特区において活用可能な規制改革事項として、医療に関するものは次の事項が例示されています。
◯国際医療拠点における外国医師の診察、外国看護師の業務解禁
⇒高度な医療技術を有する外国医師等の受入促進
◯病床規制に係る医療法の特例
⇒高度な水準の医療の提供
◯保険外併用療養に関する特例
⇒先進医療の迅速な提供
◯医学部の新設に関する検討
東京圏と関西圏では区域計画が認定され、慶應義塾大学病院、独立行政法人国立がん研究センター、東京大学医学部附属病院、公益財団法人がん研究会、順天堂大学医学部附属順天堂医院と東京医科歯科大学、大阪大学医学部附属病院、独立行政法人国立循環器病研究センター、京都大学医学部附属病院が、米国、英国、フランス、ドイツ、カナダ、オーストラリアにおいて承認を受けている医薬品等であって、日本においては未承認の医薬品等、または日本において適応外の医薬品等を用いる技術すべてを対象として、保険外併用療養に関する特例を活用し、迅速に先進医療を提供できるようにする計画です。
また、病床規制に係る医療法の特例として、東京圏では、公益財団法人がん研究会、医療法人社団滉志会瀬田クリニックグループ、医療法人社団葵会、公立大学法人横浜市立大学、慶應義塾大学病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院が、高度な医療を提供するため、新たな病床を整備する計画です。
関西圏でも、公益財団法人先端医療振興財団が、iPS 細胞を用いた臨床研究である網膜再生治療をはじめ、遺伝性網膜疾患への遺伝子治療や口腔粘膜を活用した角膜再生など、最先端の医療技術の実用化促進等を図るため、「(仮称)神戸アイセンター(神戸市中央区)」内に眼科病院(新規病床30床)を開設する計画です。
また、株式会社メガカリオンが、iPS 細胞から、血小板の元となる細胞を経て、高品質の血小板を大量生産する方法につき、課税の特例措置を活用し、研究開発を行う計画もあります。

病院組織の特徴

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今年度も「病院組織・スタッフ論」(3年次前期)の講義が始まりました。
今日は第一回目なので病院組織の特徴について講義しました。
一般的な組織では、指揮命令系統は社長→部長→課長→係長→係員のように一直線です。
しかし、病院では、最も人数の多い看護師へ指揮命令するのは医師であり、受け持ちの患者ごとに指示する医師は異なります。
すなわち、直属の上司が複数いるということです。
医師は常勤であるとは限りません。
すなわち、組織外の人による指揮命令があるということです。
非常勤医師の中には組織への帰属意識が薄い人もおり、名札も付けてないような医師もいます。
そのような医師からの指示であっても、看護師は従わなければなりません。
受け持ちの患者の容体が悪化した場合には主治医の指示を仰ぎますが、主治医が不在の夜間などは当直医の指示を仰ぎます。
一般的な組織では、係長がいないからといって別の係長の指示を仰ぐというようなことはありません。
看護師にとって、患者対応が最優先であるからでしょう。
すなわち、看護師には「患者」というボスもいるということです。
また、看護師には、看護師長という、別のボスもいます。

一人の職員にいくつもの指揮命令系統がある、という特殊な組織が病院です。
病院で働く職員には、もう一つ、別の指揮命令が及びます。
医師には医師法、看護師には保健師助産師看護師法と、資格ごとに、その資格の行動を律した法規が存在します。
他のボスの命令よりも法規のほうが優先されますので、組織の人を動かすのに組織外の力が大きく影響しています。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

▽用語

1公益財団法人先端医療振興財団

先端医療センター病院は標準的な医療では対応が困難な病気を克服するために、生命科学の研究成果を臨床に応用する橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ)を通して、先端医療を提供する病院として、平成15年4月に神戸ポートアイランドに開設しました。病床数は60床(完全無菌室4室を含む)ですが、多数の専門診療スタッフが高度医療機器(MRI、CT、PET-CT、高精度放射線治療装置、脳血管内治療用血管造影装置など)を駆使して高度・先進的な診療に取り組んでおります。

現在当院で実施している主な医療は総合的がん治療(肺癌を中心にした固形癌の化学療法や高精度リニアックを用いた放射線治療)、造血器腫瘍に対する化学療法・造血幹細胞移植、再生医療(下肢血管再生、角膜再生、骨・軟骨再生、鼓膜再生、脳梗塞細胞治療など)、脳血管内治療(未破裂脳動脈瘤のコイル塞栓、脳動脈狭窄のステント留置)、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術、インプラント歯科治療、PET/CTを用いたがん診断、臨床研究(治験)、などがあります。また世界で初めてとなる滲出型加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞シート移植の臨床研究も実施予定です。

先端医療センター病院長
兼職
東京医科歯科大学名誉教授
姓名
平田 結喜緒(ひらた ゆきお)

2株式会社メガカリオン;

株式会社メガカリオンは、東京大学医科学研究所の中内啓光教授、京都大学iPS細胞研究所の江藤浩之教授等の開発したiPS細胞から血小板を産生する特許技術を臨床応用し、iPS細胞由来の、①計画的安定供給が可能で、②安全性が高く、③医療コストの低い、輸血用血小板製剤を、日本発の安心・安全な再生医療技術の魁として国際展開することを目指しています。

ips細胞で実現する、輸血医療「第二のイノベーション」
1900年、かーる・らんとしゅたいなーが血液型を発見。
それから100年以上の時を経て、
輸血医療の「第二のイノベーション」が始まろうとしています。
http://www.megakaryon.com/

血小板の大量生産が医療インフラを変える!;

http://www.jst.go.jp/pr/jst-news/pdf/2013/2014_03_p12.pdf#search='%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3'

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