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2015年4月 1日 (水)

医師国家試験(2)(3) 共用試験CBT との連携

医師国家試験(3)

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医師国家試験出題基準(ガイドライン)について、次の方針が示されています。
・医師国家試験において限られた出題数の中で有意義な出題内容とするため、臨床実習開始前に問うべき内容は共用試験CBT で出題されることを前提に、医師国家試験出題基準を、臨床研修において指導医の下で診療に従事する際に必要な知識および技能を問う水準とし、医学教育モデル・コア・カリキュラムや卒後臨床研修到達目標と整合性をとる必要がある。
・また、今回の改善の主旨として、「臨床実地問題」の出題数の比率を高めることとともに、各領域における基本的な問題や保健医療論・公衆衛生等の「一般問題」での出題数は担保するべきであるという点を考慮した上で、ブループリント(医師国家試験設計表)については、分野毎に必要な出題数が確保されるよう見直しを行う必要がある。
・なお、医師国家試験と共用試験CBTで出題される共通の範囲については医師国家試験では、臨床実習が修了し卒後臨床研修に臨む際に必要な知識の水準とすべきである。
・医道審議会医師分科会医師国家試験出題基準改定部会においては、これらを踏まえて、医師国家試験の問題が「妥当な範囲」と「適切なレベル」となるよう医師国家試験出題基準を適切に見直す必要がある。

共用試験CBT との連携については、次の方針が示されています。
・共用試験CBT と医師国家試験を卒前教育・卒後臨床研修・新しい専門医の仕組みを含めた一連の医師養成過程として位置づけるにあたり、共用試験CBTは医師国家試験と密接に関連することから、全国医学部長病院長会議及び共用試験を実施する医療系大学間共用試験実施評価機構は、共用試験CBT の運用状況や検証結果などの試験の改善・評価に必要な情報を国と共有する必要がある。
・なお、共用試験CBT については、臨床実習開始前に必要な知識を問うものとして位置づけられており、臨床に関する内容については、引き続き、医師国家試験に求める水準ではなく、臨床実習開始前に必要な基本的な知識を問うものとすべきである。

医師国家試験(2)

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医師国家試験の出題数について、平成13年より出題数が320題から500題へ拡大され、試験日数が2日間から3日間へ延長されています。
500題のうち250題が「一般問題」ですが、医学部における臨床実習開始前の共用試験CBT (出題数は多肢選択式問題で320問)の出題内容と医師国家試験の一般問題の出題内容の重複を精査すれば、平成27年度からの共用試験CBTの合格基準の統一化によって、医師国家試験の信頼性を損なうこと無く、100 題程度(医師としての基本的姿勢を含めた基本的診療能力を問う「必修問題」と「医学総論」と「医学各論」)に減らすことが可能です。
出題内容等についても、医師国家試験の出題内容は、高度な専門的事項を問う内容ではなく、臨床研修において、指導医の下で診療に従事するのに必要な知識および技能を問う水準とするとともに、診療科に関わらずに総合的な鑑別診断や治療方針の選択に関する能力を問う内容とする必要があります。
また、少子高齢化など、今後の医療現場の動向に応じた出題内容とすることも重要です。
具体的には、「臨床実地問題」については、医学生が特に臨床実習に主体的に取り組んだ結果を評価できるよう、「列挙された特徴的なキーワードから疾患名を想起させるのではなく、症候から優先順位を考慮しつつ鑑別診断を進めていくという臨床医としての思考過程に沿った問題」を重視して出題すべきであるとされています。
「一般問題」については、「臨床実地問題」としての出題が困難である範囲や繰り返し出題すべき重要な範囲を中心としたものとし、それ以外は「臨床実地問題」で出題すべきであるとされています。
現行の医師国家試験では、「必修問題」の合格基準は絶対基準を用いて80%以上の得点とされ、「必修問題」以外の「一般問題」及び「臨床実地問題」の合格基準は、各々平均点と標準偏差とを用いた相対基準を用いて設定されています。
さらに禁忌(生命や臓器機能の廃絶に関わるような解答や倫理的に誤った解答をする受験者の合格を避ける目的で設定されている選択肢)の選択状況を加味して合否が決定されています。
「必修問題」以外の「一般問題」の出題数を減じるにあたっては、従前の通り「一般問題」と「臨床実地問題」の合格基準を各々で相対基準を用いて設定した場合、「一般問題」の信頼性が低くなる可能性がありますので、「一般問題」と「臨床実地問題」を併せて相対基準を設定する等の算出方法の見直しを行うべきであるとされています。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

▽ことば抄

CBT とはもともと

Cognitive Behavioral Therapy - 認知療法、論理療法、行動療法の知見を集合した 心理療法。幾つかの精神疾患に対してエビデンスを ... 国境を越えて外国と取引すること を指す。 「CBT(アーカイバ)」のソフト名、あるいはその圧縮形式であるCBT形式の名前 。

医学部CBT
CBTとは何かというと、全国の医学部(医学科)4年生が受ける試験のことで、基本的にはこの試験に合格しないと5年生への進級&病院での臨床実習が行えない。そんなわけで医学部4年生はみんなこの試験のために勉強することになる。

▽かささぎ日誌

きのうは三時間も残業しました。
優秀な派遣の女性が、きのうまでだったとのこと。
それをしっていたなら、きちんとわかれのあいさつをした。
彼女のお蔭でわたしの仕事はとてもやりやすかった。
これまで、ありがとうございました。

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