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2015年2月12日 (木)

平成27年度介護報酬改定(40)(41)大きくカットされる基本報酬

平成27年度介護報酬改定(41)

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訪問系サービスについての減額見直しについては次の通りです。
訪問介護については、基本報酬が大きくカットされます。
身体介護が中心である場合
所要時間20 分未満 171 単位 ⇒ 165 単位
所要時間20 分以上30 分未満 255 単位 ⇒ 245 単位
所要時間30 分以上1 時間未満 404 単位 ⇒ 388 単位
生活援助が中心である場合
所要時間20 分以上45 分未満 191 単位 ⇒ 183 単位
所要時間45 分以上 236 単位 ⇒ 225 単位
通院等乗降介助 101 単位 ⇒ 97 単位

また、訪問介護員2級課程修了者であるサービス提供責任者については、
所定単位数に90/100を乗じた単位数 ⇒ 所定単位数に70/100を乗じた単位数
に見直しされます。
ただし、減算が適用される訪問介護事業所が、人員基準を満たす他の訪問介護事業所と統合し出張所(「サテライト事業所」)となる場合は、平成29年度末までの間、減算適用事業所を統合する訪問介護事業所全体について、当該減算は適用されません。

○ 訪問介護員2級課程修了者(平成25 年4 月以降は介護職員初任者研修修了者)
であるサービス提供責任者を配置していること。

訪問看護(介護予防を含む)についても、基本報酬が減額改定されます。
【指定訪問看護ステーションの場合】
20 分未満 318 単位 ⇒ 310 単位
30 分未満 474 単位 ⇒ 463 単位
30 分以上1 時間未満 834 単位 ⇒ 814 単位
1 時間以上1 時間30 分未満 1,144 単位 ⇒ 1,117 単位
ただし、病院・診療所からの訪問看護については、基本報酬が増額改定されています。
【病院又は診療所の場合】
20 分未満 256 単位 ⇒ 262 単位
30 分未満 383 単位 ⇒ 392 単位
30 分以上1 時間未満 553 単位 ⇒ 567 単位
1 時間以上1 時間30 分未満 815 単位 ⇒ 835 単位

訪問看護ステーションからの理学療法士、作業療法士、又は言語聴覚士による訪問看護は、訪問リハビリテーションと同額に減額改定(318 単位/回 ⇒  302 単位/回)されます。

訪問リハビリテーションは、基本報酬が減額改定(307単位/回 ⇒ 302単位/回)されます。
ただし、訪問介護との連携加算(300 単位/3月に1回)を組み替えたリハビリテーションマネジメント加算Ⅰ(60単位/月)、リハビリテーションマネジメント加算Ⅱ(150単位/月)が設けられていますので、訪問リハビリテーション計画の評価やリハビリテーション会議を開催している事業所については、必ずしも減額改定とはなりません。

短期集中リハビリテーション実施加算については、リハビリテーションマネジメント加算を算定していることが算定要件となります。
また、現行は、退院(所)日又は認定日から起算して1月以内は 340 単位/日で、3月以内は 200 単位/日でしたが、改定後は、1月以内であっても200 単位/日となります。

集合住宅に居住する利用者への訪問系サービスについても見直されます。
訪問介護、訪問入浴介護、夜間対応型訪問介護、訪問看護及び訪問リハビリテーションについて、以下の場合には減算されます。
(ア)事業所と同一敷地内又は隣接する敷地内の建物(養護老人ホーム、軽費老人ホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅に限る。)に居住する利用者を訪問する場合は、当該建物に居住する人数に関わらず、当該利用者に対する報酬を減算する。
(イ)上記以外の建物(建物の定義は同上)に居住する利用者を訪問する場合は、当該建物に居住する利用者が1月あたり20人以上であるものについて、新たに減算する。

平成27年度介護報酬改定(40)

平成27年度介護報酬改定は、マイナス2.27%(在宅分マイナス1.42%、施設分マイナス0.85%)です。
従って、全体としては減額改定されるものが多く、さらに新規項目の分だけ減額幅が大きくなります。
実質的な減額見直しについて、主なものをピックアップしてみます。
居宅介護支援については次の通りです。
<認知症加算及び独居高齢者加算の基本報酬への包括化>
認知症加算(150単位)と独居高齢者加算(150単位)については、介護支援専門員の基本の業務であることして基本報酬へ包括化されます。
包括化により基本報酬はアップしますが数十単位のアップにとどまります。
居宅介護支援費(1月につき)
居宅介護支援(Ⅰ)
要介護1又は要介護2 1,005 単位 ⇒ 1,042 単位
要介護3、要介護4又は要介護5 1,306 単位 ⇒ 1,353 単位
居宅介護支援(Ⅱ)
要介護1又は要介護2 502 単位 ⇒ 521 単位
要介護3、要介護4又は要介護5 653 単位 ⇒ 677 単位
居宅介護支援(Ⅲ)
要介護1又は要介護2 301 単位 ⇒ 313 単位
要介護3、要介護4又は要介護5 392 単位 ⇒ 406 単位

<特定の事業所への偏りに対する対応強化>
従前より、正当な理由なく特定の事業所へサービスが偏っていた場合、200単位の減算となっています。
現行は、偏りの割合が90%を超える場合のみの適用でしたが、改定後は80%を超える場合となります。
また、現行は、減算要件の対象サービスは訪問介護、通所介護、福祉用具貸与に限定されていますが、改定後は限定なく全てのサービスが対象となります。
<特定事業所加算の見直し>
現行は、特定事業所加算Ⅰ(500 単位)と特定事業所加算Ⅱ(300 単位)の二段階評価ですが、改定後は、特定事業所加算Ⅰ(500 単位)、特定事業所加算Ⅱ(400 単位)、特定事業所加算Ⅲ(300 単位)の三段階評価となります。
改定後は、いずれも算定要件として「法定研修等における実習受入事業所となるなど人材育成への協力体制の整備」が加わりますので、この要件が満たせない事業所は減額改定ということになります。
また、特定事業所加算Ⅰは常勤専従の主任介護支援専門員の配置要件が「1名」以上であったところが「2名」以上に変更となっています。
かわりに、中重度の利用者の占める割合要件が緩和(50%以上→40%以上)されてはいますが、「2名」以上に増員しない事業所は減額改定となります。
<介護予防支援費の基本報酬の見直し>
介護予防支援費は1月につき414単位から430単位へ増額されますが、介護予防支援費については、「介護予防・日常生活支援総合事業」が導入され、介護予防サービス計画には、指定事業所により提供されるサービスと、多様な主体により多様なサービス形態で提供される新総合事業のサービスが位置づけられますので、業務負担も増加します。
また、特段の介護報酬の裏打ちはありませんが、居宅介護支援事業所には、居宅サービス計画に位置づけた指定居宅サービス等の担当者から個別サービス計画の提出を求める業務や、地域ケア会議において個別のケアマネジメントの事例の提供の求めがあった場合には、これに協力するよう努める業務が付加されます。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

以下の、「新規項目」特集三つ、それぞれ開いてご覧ください。

平成27年度介護報酬改定(37)
平成27年度介護報酬改定(38)
平成27年度介護報酬改定(39)

▽かささぎ日誌。

きのう、拙ブログアクセス9位に入っている「西片町界隈「のて」と「まち」」に出てくる、「差配人の家があって、地代を集め、便掃の世話までしていた」というところがきになり、さはいにんを調べたり、べんそうのせわ、というんは?とぐぐったりしていると。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7375075.htmlこんなものがでてきた。いちどよんでおくべきことかも。

これも。http://matome.naver.jp/odai/2142084663851631301

ところで、介護現場を知らないが、もうかっていて普通の企業よりためこんでいるからと減額する、同時に人件費はあげなさいと命令する。。。
できないのではないだろうか。これまでのやりかたではできないことだけは間違いない。
なぜこんなことを政府はやるのか、
弱小事業所をつぶすためだそうだ。

そこで、もういちどご案内。

経営と医療のセミナー

保健医療経営大学で開催している「経営と医療のセミナー」(無料)もシーズン7となり、その最終回(シーズン7の9回目)が2月19日(木)16:20~17:50に開催されます。
シーズン7は、柳川市長の金子健次氏、数か月後に熊本市長になられた大西一史氏、元福岡県保健医療介護部長の平田輝昭氏、ヨコクラ病院の事務部長の安武昭彦氏など、錚々たる顔ぶれの講師陣でした。
最終回は私の番で、「病院完結型医療から地域包括ケアへ:介護報酬改定をひかえて」が演題です。
介護報酬改定情報を交え、医療政策の方向性について解説したく思います。
誰でも無料で聴講できますが、会場整備の都合上、予約していただければ有り難いです。
(予約は保健医療経営大学事務局(0944-67-7007)まで

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