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2014年11月16日 (日)

枯野の冷蔵庫に脇句をつける

冷蔵庫枯野に在れば口開けて   谷口慎也

脇案

蒼くかすめる冬麗の山   山下整子

町騒(まちざゐ)つれてくる油売り  姫野恭子

かささぎが来てつつく寒靄(かんあい)  同

ほかに脇句をつけたかたはありませんか。
乙四郎さん、そらんさん、ぼんさん、えめさん、たからさん、らんさん。
天にましますまことさん、都さん。
ニューヨークのぽぽなさん、東京のさくらさん、よこはまのしらべうたまるさん。
目に留まりましたら、どうかだしてくださいな。

句がうかばなければ、どれかつけやすい脇をえらび、第三へ転じてみてください。

その際、らんどめか もなしどめでおねがいします。

かささぎ、連句は全くはじめてとおっしゃる谷口慎也先生に、第三句の語尾がきまっていることを伝えそびれました。とほほなはなしで本当にすみません。

もうしわけないので、芭蕉七部集をひらいてみたら、発句がにどめで第三らんどめが一巻ありました。また、発句も第三も韻字どめ《漢字留め》がひとつあった。しかしたいがいが第三は「てどめ」でした。

第三はてどめじゃなきゃいやだ!とおっしゃるむきに、

気にならぬ程度におそるおそる一直致しますと。

冷蔵庫枯野に在れば口を開け
    蒼くかすめる
冬麗の山

冷蔵庫枯野に在れば口ひらき
    
町騒つれてくる油売り

冷蔵庫枯野に在れば口開くる
   
かささぎたちがつつく寒靄 

ご意見をどうぞ! 

なお、第三は季語のない雑句575。四句目も雑で短句77。
五句目に月(秋)575がでますので第三はひかるものや天象をさけます。
 

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コメント

静寂の巣で眠る冬蜂
しづかな始まり初雪の朝

えめさんありがとう!!
新鮮ですね。
冬の蜂はどうしているだろうか、冬眠するの?
少なくともいちご畑の授粉用の蜂は昼は飛び回ってた。
発句が人里離れた景色であろうがために、初雪の朝のしずけさもいきてきますね。

今夜一晩まちますので、みなさまもどうぞどうぞ。

降り積もる雪斜に構える

初冠雪のニュース飛び込む

>第三句の語尾がきまっていることを伝えそびれました

それがなぜ問題なのか、句を考えるときに、発句だけはほかのおもて5句と異なって、さまざまの制約をまぬかれることができるのですが(だからどうぞご自由に発句をだされてください、と谷口先生にはおねがいしていました)、それでも、打越関係にある第三の特殊なかたち=ほとんどがてどめであること=だけは意識して差し合わないようにする、ってことを伝えておかねばなりませんでした。
連句の時間論は常に隣り合う句同士ではなく、ひとつ挟んだうちこしの関係ばかりを意識しなければならないようになっている。
親子関係ではなく孫と祖父母の関係みたいに。
転じるためには、きちんと打越の相手をみつめ、自分をかがみにうつさねばならない。おもしろいといえば、おもしろい言語ゲームです。

ぼん、ありがとう。
はすにかまえる、か。説明的かも。
初冠雪のニュース、時事句みたいだね。

谷口慎也句が発句なのに平句っぽいのは、よみきっていないから。よみさして途中で切っている。それが動詞の連用形どめ、独特のスピード感と現代性を付与していますが、反面、高さは法下してしまった印象があります。

それを補う脇でありたい。むずかしい注文よね。

1.冷蔵庫枯野に在れば口ひらき
    町騒つれてくる油売り
和卓(わづくえ)のガラスの麒麟影もなし


2.冷蔵庫枯野に在れば口ひらき
静寂の巣で眠る冬蜂
シンフォニーホールにビオラ響くらん

    

かんあいの一句も良いと思うのよ。
でも、かささぎたちの、の、たちが気になる。
とってつけたような安直さが感じられない?
惜しいと思う。

せいこさん
ありがとう
あぶらうりをつけようとおもう
電気もオイルも同じお里です
その文明の果てが発句に象徴されているとすれば、油売りはその文明がはじまった過去からの道のりをたどってきたかのようで
付ができたのも油売りを教えてくれた工員さんのおかげでしたし
そういうたまたまを大事にしましょう
さんきゅ

お久しぶりです。呼ばれた気がして参りました。

冷蔵庫枯野に在れば口を開け
    蒼くかすめる冬麗の山
駿河湾たらりたらりと陽の落ちて  ぽぽな

うわお

ぽぽなさん。
たしかによびました。
ありがとう!

興行はおわったのですが、まだとじていません。
みなおし、校合をしているところです。

連句、ながくやればやるほど、余計なあかが付着するようです。

山下整子の脇をとるのが定石だったと私も思う。
発句は景の句ながら、内包する人情量がおおいから、脇は背景の景をそっとそえる。

しかし、わたしは発句のもつ強い川柳性のほうにつけたいとおもった。きっと谷口慎也とはりあいたかったんだろうね。

駿河湾の夕日の第三ありがとう。たらたらと、という措辞に、九州の大御所、鮫島康子の句をおもいだしました。ゆたかな夕日、賀状の三つものに使いたいくらい、りっぱな三句です。


おととい、恋句についてああだこうだと考えていた時、若いぽぽなさんならどんな付をだしてくれるだろうと考えました。ここにきてくれんかなあと。
ちょうどよかった。まだそらんさんの恋にきめたわけではありませぬ。
なごりの恋の乙四郎句のあと、あなたならどうつけますか。
初折の恋がおとなしいので、この一句にかかっているのです。歌仙の全体重が。

かんがえてみてください。
まっています。

  ダムは優しい音をとどめる   虫
侘助の一輪咲いて恋始め     らん
  雪の重みにしなる竹垣     乙


  シグナルの先遠き山々    昭子

かささぎさん
前後わからぬまま飛びこんでしまいましたね。すみません。乙四郎さんの後の句ということですが、この巻はもう満尾しているのでしょうか。どこでそれを拝見できるのでしょうか。

ぽぽなさん
ごめん!超多忙な売れっ子のあなたに、そうじゃなくてもわかりづらいかささぎの旗の連句の記録を提示することをおこたってしまいましたね。
(昨夜はひらけず、ごめん。)
全部を見渡さねば、付けられない。
2014年11月23日 (日)
歌仙『枯野に在れば』歌仙「枯野に在れば」


冷蔵庫枯野に在れば口開けて  谷口慎也
  町騒(まちざい)つれてくる油売り 姫野恭子
玉砂利は踏まれて時を刻むらん   東妙寺らん
  国旗掲揚国歌斉唱        青翠えめ
月淡しサンゴの海を映しおり     八山呆夢
  群れる蜻蛉は三方に散る    中山宙虫


渋滞の飯田高原山紅葉      山下整子
  彗星めざし旅立つ朝(あした) 竹橋乙四郎
画廊にて君に似し絵を見つけたり 田中昭子
  靴ひも結ぶ指の細さよ         慎
あヽ、次もきっと女に生まれたし     整
  風に吹かれてふらりと海辺      虫
夏の月皿に盛るにはちょうどよし     慎
  居酒屋「兆治」で呷(あお)る冷酒   えめ
そこそこに不幸であって仕合わせで   整
  デングもエボラも余所事(よそごと)のよう 乙
花の昼車椅子押す坂の道     昭子
  おたまじゃくしがうじゃうじゃうじゃじゃ 虫

名残おもて

永き日のひとつでありぬ古本屋  慎
  傭兵志願の若者がいて     整
陳列の環頭の太刀忘れられ    乙
  ダムは優しい音をとどめる   虫
侘助の一輪咲いて恋始め     らん
  雪の重みにしなる竹垣     乙
眼光が濡れれば惑い濃くなりぬ 虫
  シグナルの先遠き山々    昭子
母いだく内蔵助とう猫の骨     らん
  観音講に集う嫁達      えめ
月仰ぐ七支の槍は鈍色に    乙
  だいがくいもとりんごがあるよ!内村昌達

ナウ

初収穫光ってゆれるオリーブの実 内村英理子
  小高い丘と磯の香りと        整
廃駅のあとは鉄道記念館        虫
  ビートルズばかり流すDJ      恭
花咲いて象はそろりと歩みおり    慎
  新入生はえみをうかべて    内村真豊(まとよ)


とき・平成26年11月22日(いいふうふの日)
9時半~2時半
ところ・みやま市保健医療経営大学第四講義室

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