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2014年8月14日 (木)

地域包括ケア病棟(7)(8)「届出」に関する施設基準/構造設備の施設基準

地域包括ケア病棟(8)

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地域包括ケア病棟入院料1・地域包括ケア入院医療管理料1には次の構造設備の施設基準があります。
◯当該病室の床面積は、内法による測定で、患者1人につき、6.4平方メートル以上であること。(平成27年3月31日までの間は、床面積について、壁芯による測定で届け出ることができるものとし、平成27年4月1日以降も有効なものとして取扱う。)
◯病室に隣接する廊下の幅は内法による測定で、1.8メートル以上であることが望ましい。
ただし、両側に居室がある廊下の幅は、2.7メートル以上であることが望ましい。なお、廊下の幅が1.8メートル(両側居室の場合は2.7メートル)に満たない医療機関については、全面的な改築等を行うまでの間は1.8メートル(両側居室の場合は2.7メートル)未満であっても差し支えないが、全面的な改築等の予定について年1回報告を行うこと
◯患者の利用に適した浴室及び便所が設けられていること。

現行の医療法施行規則において、療養病床の床面積は、内法による測定で、患者一人につき6.4平方メートル以上とする事となっていますので療養病棟を地域包括ケア病棟にするにあたってのバリアはほとんどありません。
しかし、一般病床については、「内法による測定で、患者一人を入院させるものにあっては6.3平方メートル以上、患者二人以上を入院させるものにあっては、患者一人に付き4.3平方メートル以上とすること」となっていますので、施設基準ぎりぎりの一般病棟であれば、改修が必要となる場合があります。

地域包括ケア病棟(7)

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地域包括ケア病棟には、次のような「届出」に関する施設基準もあります。
◯特定機能病院以外の病院であること。
高度医療を提供する病院は、地域包括ケアではなく高度医療に特化すべし、という機能分化の考え方です。
機能分化の推進は医療の効率化のために必要ですが、特定機能病院のほとんどは大学病院です。
大学病院は教育病院でもあり、次世代の医師の教育拠点が、医療のトレンドを具現する地域包括ケアから距離を置くことにもなります。
かつて、厚生官僚として救急医療体制の再構築を担当していた当時(30年くらい前です)、大学病院のほとんどが地域の救急医療から距離を置いていたのを苦々しく思っていました。
著名な国立大学の校内で発生した事故患者に、その大学の敷地内の附属病院が対応を拒否したために他の病院へ救急自動車が搬送した、という事例さえありました。
今では、大学医学部に救急医療講座があるのは特殊ではなくなり、地域の救急医療人材を数多く輩出していますが、大学病院が地域の救急医療の一端を担うようになってからのトレンドです。
地域包括医療への対応をトレンドとして定着させるためには、次世代の医師の教育拠点である大学病院を地域包括ケアの実施主体として位置付けることも重要だと思います。
◯データ提出加算の届出を行っていること。
(当該基準の適用については、平成27年4月1日から。)
データ提出加算の届出は、これまでは、もっぱら急性期医療を担当していたDPC適用病院の施設基準でしたが、今回の改正で、すべての7対1入院基本料病院と、もっぱら回復期医療を担当する地域包括ケア病棟の施設基準としても義務付けられることになりました。
医療法改正により、病棟ごとに詳細な診療情報データを報告できる体制を整えることが、一般病床か療養病床を有するすべての医療施設に求められることになりましたので、その前提に立てばそれほど高いハードルではありません。
◯次のいずれかの基準を満たしていること。
・在宅療養支援病院の届出を行っていること。
・在宅療養後方支援病院の届出を行っており、直近1年間の在宅患者の受入実績が3件以上(在宅患者緊急入院診療加算1を算定したものに限る。)であること。
・第二次救急医療機関であること。
・救急告示病院であること。
「地域包括ケア」病棟を名乗る以上は、救急医療や在宅患者緊急入院への対応ができることは当然のことでしょう。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

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