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2014年8月29日 (金)

親鸞聖人における宿縁の意義 その2

森本光慈 (水月) ・文

   二

宿縁という語は仏典の中に多く見られる。七祖の上では善導の「序分義」が初見である。すなわち、

 但だ宿縁を以てたまたま慈尊に会ふことを得ること有り。

とある。もと外道であった優楼頻蠃迦葉たちは宿世の縁あって釈尊と値遇できたというのである。また、

 又た、夫人は身是れ女人なり、心に異計無し。王と宿縁業重くして久しく近づきて夫妻なり。

ともある。韋提希は頻婆娑羅王と宿世から縁が深く、久しくそばにいた夫婦であるというのである。

▼ここまで写しただけで、かささぎ、ギブアップ。

1、七祖の上では善導の「序分義」が初見

はあ~ななそ。高祖が七人、ということですね。
ぜんどうとくみょうさいだいいち。こうえんのうぶつとなづけたり。
さんづのこくあんひらくなり。よのもうみょうをてらすなり。
・・・ほらほら。かささぎさん。しったかぶりはしないで。
はい、わかりました。

序分義というのはお経の解説本かな。善導先生がかかれたのだろうか。

2、もと外道であった優楼頻蠃迦葉たちは宿世の縁あって釈尊と値遇できたというのである

優楼頻蠃迦葉!・・よめぬ。迦陵頻伽ならよめる。かりょうびんが!
ちなみに、「蠃」この字をみて、大分の中津の横山先生を思い出した。
以前、連句の文音に入ってもらったとき、ばいまわし。という不思議な季語を出されました。
あちらは大学時代からの俳句人、こちらは素人。
よめませんでした。その
海蠃の字が。
あとでみたら、かささぎの歳時記にもあったけどね。(秋)

値遇。知遇とどうちがうのだ。いちいちせからしか。

3、又た、夫人は身是れ女人なり、心に異計無し。

夫人は身是れ女人なり⇒あたりきよ。どうしてこういう書き方をするのだろう。

韋提希。いだいき?

お手上げ。

でなおします。あすもたぶん残業、月末だし。
ロット分のほかに再生が四台あるし、おそくなる。

土曜に、やすみですので、しらべます。加筆もします。

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コメント

時間が少し空きましたので、ざっくりですが、書いておきます。

「七祖」というのは、「七高僧」ともいい、浄土真宗の伝統の祖師です。仏教では一宗を開くとき、かならず伝統を明示しなければならないとされています。そうでなければ、その教えは独断と批判されます。親鸞聖人の場合は、インドの龍樹菩薩(一五○~二五○頃)・天親菩薩(四○○~四八○頃)、中国の曇鸞大師(四七六~五四二)・道綽禅師(どうしゃくぜんじ、五六二~六四五)・善導大師(六一三~六八二)、日本の源信僧都(九四二~一○一七)・法然聖人(一一三三~一二一二)の七人を立てました。これを七祖相承(しちそ・そうじょう)といいます。ほかに善導大師・法然聖人の二祖相承、ひとり法然聖人のみの一祖相承もありますが、広くいえば七祖相承です。これがお釈迦さまから親鸞聖人に至る伝統です。もっとも、親鸞聖人には自分が一宗を開くというような意志はまったくありませんでした。自分は法然聖人の弟子であるというのが一貫した信条であったのです。ただ師の法然聖人は自分が浄土宗を開くという意志を明確にもっていらっしゃいました。それで「偏依善導一師」といって、善導大師一人に依るといったのが、奈良や京都の既成教断から批判され、五祖相承というのを立てましたが、それを整理、拡大して親鸞聖人は七祖相承を立てたのです。「ぜんどうどくみょうぶっしょうい」というのは「正信偈」といいますが、親鸞聖人がお造りになったもので、その後半部分は「依釈段(えしゃくだん)」と呼ばれ、この七祖のお徳をたたえられたものです。

さてお釈迦さまは、日本では紀元前四七六~三八三年といわれていますが、三十五歳のとき、おさとりを開かれ、もと一緒に修行していた五人の修行者を弟子にし、教団が成立しました。その当時、インドは十六の国に分かれていたそうですが、そのなかで、もっとも強力な国がマガダ国でした。その国の王が頻婆沙羅(びんばしゃらき)であり、お妃が韋提希(いだいけ)です。そして首都が王舍城(おうしゃじょう)でした。そこでは思想や宗教に、いたって自由で、さまざまな思想家や宗教家がいました。そこでお釈迦さまは王舍城におもむき、布教につとめられました。そこに優楼頻蠃迦葉(うるびんらかしょう)・那提迦葉(なだいかしょう)・伽耶迦葉(がやかしょう)という三人兄弟のすぐれた宗教家がおり、三人あわせて千人の弟子をかかえていました。それが、こぞってお釈迦さまの弟子となり、お釈迦さまの教団は一気に拡大しました。これでお釈迦さまの教団が一躍注目を集めるようになったのです。なお彼らを外道と呼ぶのは、仏教を内道と呼ぶのに対して、他の宗教のことをいいます。価値的にいっているのではなく、あくまで分類用語です。

お釈迦さまは一代にたくさんなお経を説かれました。お経というのはお釈迦さまのお説法です。そのなかに『観無量寿経』というのがあります。仏教が中国に伝わって、『観無量寿経』がもたらされますと、仏教学者はこぞって注目し、多くの註釈書(解説書)が著されました。しかし善導大師はそれらに対して、その解釈は間違っている、正しくはこうだと著されたのが『観経四帖疏(かんぎょう・しじょうしょ)』といわれるものです。それは「玄義分(げんぎぶん)」「序分義(じょぶんぎ)」「定善義(じょうぜんぎ)」「散善義(さんぜんぎ)」の四帖から成るので『四帖疏』と呼ばれるわけです。その「序分義」です。それは、お経というのは大きく序分(じょぶん)・正宗分(しょうしゅうぶん)・流通分(るづうぶん)に分かれるのですが、序分というのは序分です。証信序(しょうしんじょ)と発起序(ほっきじょ)に分かれるのが通常です。証信序はそのお経が信頼するに足ることを証明する序ということで、発起序というのはそのお経が説かれるようになった因縁、由来が説かれます。『観無量寿経』の場合はこの発起序が重要で、ドラマチックです。というのは、先ほどいったマガダ国の頻婆沙羅と韋提希のあいだに阿闍世(あじゃせ)という王子がいました。彼もすぐれた政治家であったと思われますが、お釈迦さまのお弟子で従兄弟でもあった提婆達多(だいばだった)、この人はお釈迦さまが出家する前からのライバルで、お釈迦さまがおさとりを開かれて弟子にはなりましたが、非常な野心家であったといわれています(事実かどうかはわかりませんが)。仏教教団を自分のものにしようと阿闍世に企みをもちこみ、父の頻婆沙羅を殺すよう謀ったのです。阿闍世はまんまとそれに乗せられてクーデターをおこし、父を殺して、自分が王になりました。そして母の韋提希までも牢獄に幽閉してしまったのです。韋提希は嘆き悲しみ、牢獄から、心の中でかねてより教えを聞いていたお釈迦さまに救済を願い、説法を懇願しました。お釈迦さまは、ここぞとばかり、あるお経の説法していましたが、それを中断し、韋提希のいる牢獄の中へ神通力(じんづうりき、超能力のようなもの)でやって来て、韋提希に法を説いたというのが『観無量寿経』です。この序分のところを註釈したのが善導大師の「序分義」です。「夫人は身是れ女人なり」というのは当たり前のことですが、丁寧に解説しただけともいえますし、『観無量寿経』が、わが子が夫を殺し、自分まで牢獄に入れられるという悲劇の主人公・韋提希の救済を説くということを強調するためとも考えられます。また一人、韋提希だけでなく、広く女人救済、さらに広くは苦しみ悩みをかかえずには生きていけない人間を救済するお経であることの強調ともいえましょう。

なお、値遇と知遇は、「遇」というのは「会う」ですが、約束して会うのではなく、自分の意志と関係なく、はからずも会うということを意味します。それで「遇」を「たまたま」と訓む場合があります。

む。むむう。

ななそ、じゃなくて、しちそ、ね。
ななみ、とはいわんけんねえ、七味。
は。こうそとこしょうを一緒くたにしてはいかん。

まことにありがとうございます。
やはり、プロはちがいますねえ。
よくわかる。
ところで、アクセスが今日はいつもよりがば多い。

コメント中、「親鸞聖人には自分が一宗を開くというような意志はまったくありませんでした」は、その通りで、のちの人が親鸞聖人を浄土真宗の開祖と仰いだのです。

法然聖人が開いたのは浄土宗で、親鸞聖人が開いたのは浄土真宗というのが一般教養ですが、その二つは別のものではなく、①法然聖人の弟子、孫弟子くらいになると、いろいろと異義(間違った見解)が出てきて、親鸞聖人は法然聖人の真実義を示そうとし、②既成の諸宗からまたいろいろと論難を受けたので(法然の教えは悪魔の教えだともいわれました)、浄土宗こそ真実の仏法であるというので、親鸞聖人は浄土真宗という宗名を立てたのでした。

「奈良や京都の既成教断から批判され」は「既成教団」の誤りです。とくに比叡山や奈良の興福寺を指します。

頻婆沙羅(びんばしゃらき)は、(びんばしゃら)の誤りです。「き」は必要ありません。

韋提希(いだいけ)の悲劇は一般に「王舍城の悲劇」と呼ばれています。

もっと詳しく書きたいですが、時間がありません。

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