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2014年8月22日 (金)

国民の健康状態(4)(5) 統計の数字をよむ

国民の健康状態(4)

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有訴者率が高い症状の1位と2位は、男が「腰痛」(人口千対92)「肩こり」(60)、女が「肩こり」(125)「腰痛」(118)ですが、腰痛症の通院者率は男が人口千対42、女が58で、肩こり症の通院者率は男が17、女が40です。
腰痛の訴えがある人の半数、肩こりの訴えがある人の3分の1しか通院していません。
多くは、我慢しているか、市販薬で自己治療しているのでしょう。
多くの日本人は、症状があっても、医療機関の受診を躊躇っています。
通院者率が最も高いのは、男女とも「高血圧症」(男114、女115)です。
高血圧症それ自体は、進行しない限りは無症状ですので、現代日本人は、症状がなくても高血圧の改善のみのために通院している人が極めて多いということになります。
「糖尿病」(男54、女33)、「脂質異常症」(男34、女54)、「肥満症」(男5、女5)も同様で、多くの人が、メタボリックシンドロームに関係する診断のみで、無症状でも通院しています。
開発途上国では症状がないのに継続的に受診する習慣はありません。
おそらく、数十年前の日本でもそうであったと思われます。

健康診査の普及がもたらした受療行動ですが、健康診査で「高血圧」「高血糖」「脂質異常」「肥満」を診断されている人の割合は40歳以上人口の数十%を占めますので、通院者率の高さ以上に、通院せずに放置あるいは自己努力で改善している人が多いと思われます。
やはり日本人は医療機関の受診を躊躇いがちな民族です。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

▼かささぎ日誌

月曜、社長がみえる。
訓話、増税直後の二ヶ月は駆け込み需要の反動で受注が落ち込んだが、その後営業の努力もあって回復してきつつある。とのこと。

数字をよむのは普段から注意を払っていないとよめません。
藻谷浩介と浜 矩子対談、新しい資本主義が面白かった。(文藝春秋9月号)
人口の増出生死亡の増減より、転入転出の増減に着目すべし、と藻谷さん。
こどものとき、市町村の人口を暗記するのが趣味だったそうな。
それが今でも役に立っている、というの、おもしろいなあ。

国民の健康状態(5)

 

 

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「歯の病気」による通院者率は男44、女53です。
歯の病気に関する有訴者率は、「歯が痛い」が男18、女19、「かみにくい」が男18、女22、「歯ぐきのはれ・出血」が男17、女21です。
複数回答がありますので、それぞれの症状の有訴者率を足し合わせたものより歯の病気の有訴者率は少し低くなることを考慮すれば、歯の病気については、有訴者率と通院者率とはほぼ同程度で、有訴者はほとんど通院しているということになります。
メタボリックシンドロームや腰痛、肩こり、歯科疾患と並んで通院者率、有訴者率が高い疾患は眼科疾患です。
「眼の病気」の通院者率は男39、女57です。
眼の病気に関する有訴者率は、「目のかすみ」が男36、女52、「物を見づらい」が男29、女40です。
眼科疾患の有訴者率の合計と通院者率とは歯科疾患の場合と比べればアンバランスです。
眼科疾患については、有訴者が必ずしも通院に至っていないことがうかがえます。
記述した、患者調査による受療率(人口千対16)との差も考慮すると、眼科疾患については、医療施設で把握できていない有訴者が数多く存在していることがうかがえます。
皮膚科疾患や耳鼻科疾患についても同様です。
すなわち、医療施設に来院する患者の診察にとどまっている限り、医療から遠ざかっている数多くの患者の存在がわからないということです。
在宅医療のニーズもわかりません。

▼かささぎのおわび

もうしわけありませぬ。

は、め、つけたしのように。

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