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2014年7月31日 (木)

松田久彦さんの戦記、発見!

ある朝、西日本新聞に松田さんの戦記をみつけた。
おお、御年九十になられたのか。
「八女手仕事の道」という貴重な本を横町交流館で求めたときの、二十年近く前のお顔が蘇る、八女の郷土史家である。

さきほど伯父の戦記を読み返し、ビルマ戦に思いを馳せたのもあり、転記したい。

古参兵の命で「盗み」に死力

     松田久彦(90)  八女ふるさと塾名誉会長

 私は昭和19年春、福岡県久留米市の歩兵部隊へ入隊。
当時、私は、「国家のために死力を尽くす」と覚悟していた。
しかし、入隊して死力を尽くしたのは「盗み」であった。
 私は訓練期間の初期に腕を負傷し「員数外」、すなわち「はみだし兵士」となった。
兵の集団を統制する一つの力は「員数制度の厳守」であった。
兵士数、兵器数はもちろん、敷布、シャツ、ももひき、食器など支給品全て「一定数を守ること」だった。違反すれば厳罰があった。
 不足品が出ると、古参兵から私が盗みを命じられた。
衣類不足の場合は他部隊の物干し場で失敬。
食器を盗むときは食器洗い場で戦友と組んで混乱を演出し盗んだ。
4ヶ月間の訓練期間が終わり、私一人は福岡部隊へ転出。
他の初年兵数百人はビルマ(現在のミャンマー)戦線へ出征、大半が戦死した。

 

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コメント

これ。67位。よく読まれている。
わずか原稿用紙1枚弱の文字数で。
松田さん、どんなお気持ちで回顧なさっているのか。
想像するのみ。
まなぶのは、善とか悪とかいうけれど、絶対のつくような、固定した概念ではない、それは平和時と戦時では動く。という事実だ。

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