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2014年7月11日 (金)

健康寿命について(7)  医療因子・環境因子

保健医療経営大学学長

橋爪章

2014 年 7 月 11 日 健康寿命について(7)

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健康寿命(あるいは平均寿命、標準化死亡比)の長短への大きな影響因子は、医療と環境です。
医療提供体制が整っていない開発途上国では平均寿命が短くなりますが、医療へのアクセス制限など、助かる命を助けられないような医療提供体制であれば平均寿命が短くなるのは当然です。
ファストフードが食生活に深く入り込み、排気ガスを日常的に吸い、ストレスが発散できない生活環境であっても、おそらく健康寿命は短くなります。
医療因子については、みやま市の場合、有明医療圏の医療資源(医療施設数、病床数、医師数、看護師数など)はどこよりも恵まれており、ほぼすべての診療科が、市内の病院・診療所に揃っています。
ほとんどの傷病について、軽症患者であれば、みやま市内の医療でカバーできます。
医療因子の観点では、みやま市には健康寿命日本一を狙うための条件が整っているといえるでしょう。
環境因子については、健康的な農産品に囲まれ、豊かな自然にも恵まれています。
みやま市のキャッチフレーズは「人・水・緑が光り輝き夢ふくらむまち」です。
環境因子の観点でも、みやま市は健康寿命日本一を狙える条件が整っています。
標準化死亡比においても、医療・環境要因が反映しやすい心疾患や脳血管疾患は基準値を下回っています。

<心疾患>
     男性  女性
全 国 100 100
福 岡  72  80
みやま  63  72

<脳血管疾患>
     男性  女性
全 国 100 100
福 岡  91  89
みやま  93  99

悪性新生物(がん)については、肝がん、大腸がん、肺がんの死亡数が基準値より大きいために、みやま市のがんの標準化死亡比は男女とも107で基準値より大きくなっていますが、医療の進展とともに確実に減少している、すなわち医療因子の影響を受けやすい、胃がんについては基準値を下回っています。

<胃がん>
     男性  女性
全 国 100 100
福 岡  98  93
みやま  95  90

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

▼保健医療経営大学オフィシャルブログより

公開授業「ペシャワール会31年の歩み」野田事務局員

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7月1日(火)の4時限、「NGOの運営と展開」の非常勤講師として ペシャワール 会の野田智子事務局員にご来校頂き、「ペシャワール会31年の歩み」というテーマでご講演して頂きました。

ペシャワール会は、アフガニスタンやパキスタンで復興支援活動を続けるNGOで、九州大学医学部をご卒業された中村哲先生が現地代表をされています。アフガニスタンで食料生産量を上げるため、2003年から農地に水を送る用水路建設を始めました。当時、用水路の「取水技術」の問題があり、困っておられたそうですが、問題解決のヒントは、なんと江戸時代の農業土木技術にあったそうです。筑後川の水を利用した農業用水は、山田堰と堀川用水、そして揚水水車を組み合わせた、江戸時代の農業施設なのだそうです。

 

山田堰

山田堰(「国土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所」から引用)

 

この日の公開授業には、一般の方も7人来ていただき、学生と共に授業を受けていただきました。

 

公開授業

公開授業

 

医療と農業は分野が異なりますが、乏しい食料では住民は栄養不足となり、病には耐えられません。中村先生の強い意志と日本独自の農業技術が、65万人の農民の生活を護ることを目指していると聞き、とても感動しました。

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