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2014年7月21日 (月)

「聖方(ひじりかた)」について  

国武久義・文

先日、話の中で出てきました「聖方(ひじりかた)」について調べましたので、その結果を報告いたします。
聖方」は平安中期以降高野山に隠遁(いんとん)して念仏修行した僧で、ここを根拠地として勧進(かんじん)などのため諸国を遍歴(へんれき)した念仏僧を指します。俗に「高野聖(こうやひじり)」とも言われました。
これらの人々は僧になる為の正式の免許は持たず勝手に頭を丸めて僧になった、いはば無免許僧です。
ところで高野山の僧は「高野三方(さんかた)」と言って、大きく三つの集団に分けられていました。
あとの二つは、「学侶方(がくりょかた)」と「行人方(ぎょうにんかた)」です。
学侶方」は、法会(ほうえ)、祈祷(きとう)や学問修法に専念する僧を言います。いわばトップクラスのエリートと言えましょう。こちらは正式の免許(つまり戒壇院で僧になる為、正式の戒を受けた)を持った正統派のお坊さん達です。
行人方」は、寺院の管理・財務や法会の雑務といった実務一般を担当していた僧侶のことで、彼らの中には武装して僧兵となる人々もいました。
ざっくりと言えば、「学侶方」はエリートの学問僧、「行人方」は事務方全般を受け持つ僧、そして「聖方」は諸国まわりの銭あつめ僧といえるでしょう。

※かささぎの旗より

十九日の連句会で、山下整子さんから先生の文書をいただきました。

先日國武先生にお会いした時に、丹波氷上の僧・水月師から依頼されていた資料の『聖方紀州風土記』をお持ちくださっていたので、これはどういう資料なのか、ひじりかたとは何かをお尋ねしましたところ、ヒジリカタには三つあるのだとお答えになりました。
それはこの分類のことだったのですね。
文書にしていただき、よくわかりました。
ありがとうございました。
これら三つのうちのどれが欠けても「高野山」は存在しなかった。

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