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2014年7月 6日 (日)

健康寿命について(1) (2) 健康寿命の数字から、福岡を分析

保健医療経営大学学長

橋爪章

2014 年 7 月 6 日 健康寿命について(2)

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福岡県内の保健医療圏別の健康寿命(平成22年)は次の通りです。
県全体の健康寿命が厚生労働省研究班方式による数値より大幅に大きくなっていますが、それは、国民生活基礎調査の医療圏別データがないため、介護保険情報を用い、要介護2以上の場合を介護期間としているためです。
(男性)
(医療圏)平均寿命 健康寿命
県全体   79.44   78.13
宗像    80.81   79.51
筑紫    81.01   79.49
福岡・糸島 80.11   78.75
粕屋    79.84   78.73
八女・筑後 79.60   78.55
久留米   79.47   78.21
京築    79.00   78.08
有明    78.72   77.58
北九州   78.89   77.38
朝倉    78.32   77.20
飯塚    78.29   76.96
直方・鞍手 77.84   76.70
田川    76.48   75.39

(女性)
(医療圏)平均寿命 健康寿命
県全体   86.54   83.52
粕屋    87.09   84.66
宗像    87.82   84.64
朝倉    87.10   84.18
八女・筑後 86.44   84.11
筑紫    87.71   84.05
福岡・糸島 87.09   83.88
京築    85.81   83.62
直方・鞍手 86.31   83.51
有明    86.04   83.41
久留米   86.24   83.30
北九州   86.12   82.74
飯塚    85.68   82.55
田川    84.73   82.29

平均寿命と健康寿命との間には強い相関があります。
健康寿命が長い地域は平均寿命も長く、健康寿命が短い地域は平均寿命も短い傾向があります。
健康寿命は介護期間の捉え方によって算定値が大きく異なりますので、地域比較の指標としては平均寿命を健康寿命に代用してもいいでしょう。
福岡県で最も医療費を費やしている医療圏(医療費地域差指数が大きい医療圏)は有明医療圏ですが、有明医療圏の健康寿命はトップではなく下位のほうです。
人口あたり医師数など医療資源が充実している久留米医療圏の女性の健康寿命は、有明医療圏より短くなっています。

医療は地域の人々を健康にするためにあるはずですが、健康寿命の延伸という成果が出ていません。

2014 年 7 月 5 日 健康寿命について(1)
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健康寿命( Healthy life expectancy )とは、WHOによると、「日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間」のことです。
健康寿命=平均寿命-介護(自立した生活ができない)期間
ということになります。
WHOの発表(2004年)では、日本人の健康寿命は、男性が72.3年、女性が77.7年、全体で75.0年で世界第1位です。
厚生労働省研究班が発表した2010年の日本人の健康寿命は、男性が70.42年、女性が73.62年です。
WHOの発表数値と大きく相違しているのは、介護期間の捉え方の違いによります。
厚生労働省研究班は「国民生活基礎調査」の調査項目のひとつ、『あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか』に対する「ない」の回答を「日常生活に制限なし」として算定していますが、「日常生活に影響がある」ことと「自立した生活ができない」こととの間には概念上のギャップがあり、厚生労働省研究班の方式では健康寿命は短くなります。
厚生労働省研究班方式で2010年の都道府県別健康寿命も発表されていますが、それによると、福岡県の健康寿命は、男性が69.67年(全国第40位)、女性が72.72年(全国第44位)でした。
福岡県は、県民あたりの医療費の投入額が全国トップクラスの県ですが、投入が成果(県民の健康度の向上=健康寿命の延伸)にまったく結びついていないということになります。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▼かささぎ日誌

>福岡県で最も医療費を費やしている医療圏(医療費地域差指数が大きい医療圏)は有明医療圏ですが、有明医療圏の健康寿命はトップではなく下位のほうです。
人口あたり医師数など医療資源が充実している久留米医療圏の女性の健康寿命は、有明医療圏より短くなっています。

こないだのプライムニュースで福岡の数字が悪いのは旧産炭地が三つもあるからといっていたのがずっと気になっている。三つ?二つしか知らない。
大牟田と直方。もう一つはどこかな。
この件と、かささぎが過去の勤務先で学んだ情報を合わせると、旧産炭地には病の人多く、生活保護多く、それが負のスパイラルを招いているという事実が浮かび上がる。

第19代 日本医師会長

横倉 義武(よこくら よしたけ)先生のおはなし

私は、地方の医療をなんとかしたい、切り捨てられてはならない、との思いで医師会活動を始めました。私の地元には、10軒程度の医療機関があり、月に一度会合を開いて意見交換を行っていました。回を重ねるなかで連携が深まり、予防接種や住民検診のあり方などについて意見を集約して医師会に主張することもありました。個々の医師が何を言っても行政は相手にしてくれない。でも医師会に意見を集約して働きかけると物事が動きました。医師会に参加することの大切さを肌で実感しなければ、今の私はなかったと思います。
日本医師会は、「国民とともに歩む専門家集団としての医師会」を目指し、世界に冠たる国民皆保険の堅持を主軸に、国民の視点に立った多角的な事業を展開し、真に国民に求められる医療体系の実現に向けて努力しています。会長として、こうした活動に尽くしていく覚悟です。

1944年、福岡県生まれ。
69年、久留米大医学部卒。同年4月、久留米大医学部第2外科入局。77年、西ドイツミュンスター大学教育病院デトモルト病院外科留学。80年、久留米大医学部講師(〜83年)。90年、医療法人弘恵会ヨコクラ病院長。97年、同理事長(〜現在)。99年、中央社会保険医療協議会委員(〜02年)。2010年、社会保障審議会医療部会委員(〜12年)。90年、福岡県医理事(〜98年)。92年、大牟田医理事(〜04年)。98年、福岡県医専務理事。02年、同副会長。06年、同会長。10年、日本医師会副会長。12年4月から現職。

天台座主の山田恵諦氏が著した『和して同ぜず 「明るく、楽しく、たくましく」生きる31の知恵』が愛読書だそうな。

えっ天台宗。
天台声明、たくさんの坊さまたちの読経CD。
車のプレイヤーが壊れていて、ひさしぶりに思いついてかけてみたら、入った。
声のあげさげ、きれいに揃う。
合間に響かない太鼓がドーン、鉦がチーン。

数年前しらべうたまるさんがくださった。
背後がなにかもわからず聞いていました。

この際とおもって、しらべてみました。天台宗。

以下、天台座主山田けいてい、で検索し、えられたものです。

http://blog.goo.ne.jp/toyoho16/m/201212

「山田恵諦師は平成6年(1994年)2月22日、99歳で遷化されましたが、最期に「仏様が見える」との言葉を残されました。


比叡山・天台宗を開かれた伝教大師最澄が「山家学生式」の中に述べられている言葉。

国の宝とは何物(なにもの)ぞ、宝とは道心(どうしん)なり。
道心ある人を名づけて国宝と為(な)す。
故(ゆえ)に古人(こじん)言わく、
径寸十枚(けいすんじゅうまい)、是(こ)れ国宝にあらず、
一隅(いちぐう)を照(てら)す、此(こ)れ則(すなわ)ち国宝なりと
。」

ところで、横倉先生はいったい福岡のどこだろう。
と思って病院検索しましたら、おお。みやま市だ。
有明圏のお医者さまだったのですね。へー!!

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