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2014年6月 2日 (月)

地域医療ビジョン(1)(2) 病床機能報告制度の創設と地域医療ビジョンの策定

保健医療経営大学学長

橋爪章

2014 年 6 月 2 日 地域医療ビジョン(2)

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社会保障審議会医療部会の意見では、地域医療ビジョンの策定について、具体的に、次のような記述があります。
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(2)地域医療ビジョンの策定
○ 都道府県においては、その地域にふさわしいバランスのとれた医療機能の分化・連携を進め、医療資源の適正な配分を図ることにより、今後、高齢化の進展により増大する医療・介護サービスの需要に対応できる地域医療提供体制を構築するために、地域医療ビジョンを策定することが必要である。
○ 地域医療ビジョンについては、地域の医療需要の将来推計や病床機能報告制度により医療機関から報告された情報等を活用し、二次医療圏等ごとに、各医療機能の将来の必要量等を含む地域の医療提供体制の将来の目指すべき姿を示すものとし、これを都道府県は医療計画の一部として策定することとすべきである。
○ 地域医療ビジョンでは、主に以下の内容について定めることとすべきである。
・2025 年の医療需要
入院・外来別、疾患別患者数 等
・2025 年に目指すべき医療提供体制
二次医療圏等(在宅医療については市町村等を単位)ごとの医療機能別の必要量
・目指すべき医療提供体制を実現するための施策
例)医療機能の分化・連携を進めるための施設整備、医療従事者の確保・養成等
○ 国においては、今後、地域医療ビジョンのより詳細な内容を検討し、策定のためのガイドラインを作成することとするが、その際には、都道府県、医療者及び医療保険関係者等も参画する検討会を設置し、具体的な検討を行うこととすべきである。
○ また、このガイドラインにおいては、二次医療圏等ごとの医療需要の将来推計、医療機能別の将来の必要量を算出するための標準的な計算式等を示すこととするが、必要量の算出に当たっては、都道府県が地域の事情等の合理的な理由に基づき、一定の範囲で補正を行うことができるようにすべきである。
○ 地域医療ビジョンの策定スケジュールについては、平成26 年度中に病床機能報告制度を開始し、これにより報告された内容を踏まえて、国において、同年度中に地域医療ビジョンのガイドラインを策定するようにすべきである。
それを受けて、都道府県においては、平成27 年度から平成28年度にかけて地域医療ビジョンを策定できるようにすべきであるが、その際には、都道府県の業務負担等も考慮しつつ、都道府県が地域の実情を踏まえて、積極的に考えて、各都道府県にふさわしい地域医療ビジョンを策定することができるよう、策定期限については、一定の幅のあるものとすべきである。
○ また、地域医療ビジョンの策定に当たっては、医療計画と同様に、医師会、歯科医師会、薬剤師会、医療審議会及び市町村の意見を聴くとともに、その内容について、医療機能の分化・連携及び地域包括ケアシステムの構築に資する在宅医療を適切に推進していく観点から、今後、定期的に見直し、記載された各項目がより精緻なものとなるようにする必要がある。

2014 年 6 月 1 日 地域医療ビジョン(1)
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「地域医療ビジョン」については、昨年12月、社会保障審議会医療部会がまとめた「医療法等改正に関する意見」に方向性が示され、今国会で審議中の第6次医療法改正案「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案として一括審議)に反映されています。
医療法改正により、医療機関は都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期、急性期、回復期、慢性期)等を報告し、都道府県は、それをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定することになります。
医療部会の意見では、病床機能報告制度の創設について、具体的に、次のような記述があります。
~~~~~~~~~~~~
(1)病床機能報告制度の創設
○ 医療機能の分化・連携の推進にあたっては、地域において、それぞれの医療機関が担っている医療機能の情報を把握し、分析、することが必要であることから、医療機関が、その有する病床(一般病床及び療養病床)において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し、病棟単位を基本として、都道府県に報告する仕組みを、医療法上の制度として設けるべきである。
○ 医療機能の名称は高度急性期機能、急性期機能、回復期機能及び慢性期機能の4区分とし、一般病床及び療養病床を有する医療機関は各医療機能の内容に照らして、病棟ごとにこの中からいずれか1つを選択して、都道府県に報告することとする。ただし、実際の病棟には、様々な病期の患者が入院していることから、医療機関が併せて報告する具体的な報告事項については、提供している医療の内容が正確な実績として明らかとなるようなものとする必要がある。
○ また、具体的な報告事項については、医療機関にとって極力追加的な負担が生じないように留意しつつ、都道府県での地域医療ビジョンを策定する上で必要な情報と、患者・住民・他の医療機関に明らかにする情報を求めることとすべきである。
○ 医療機関から都道府県に報告された情報については、患者・国民に分かりやすい形に工夫して公表し、患者・国民の医療機関の選択に資するようにすべきである。
○ また、各医療機能の内容(報告の基準)は、病棟単位の医療の情報が不足している現段階では具体的な数値で示すことは困難であるため、制度開始当初は定性的なものとするが、今後、報告内容を分析して、定量的なもの(指標)としていくべきである。
○ なお、具体的な報告事項やその公表のあり方等については、引き続き、「病床機能情報の報告・提供の具体的なあり方に関する検討会」において検討するとともに、各医療機能の区分とそれぞれの内容等については、今後、報告された内容を分析し、その結果に基づき、必要に応じて、見直しがあり得るものである。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

▼かささぎ日誌

ドラマ「プラトニック」が面白い。
主役の二人、いきがぴったり。
ありえねえだろうがよ。と思いつつもついひきこまれる。
これがドラマだ。ひ~~

(と遊んでいる場合ではない。
でも、毎日がたたかいだから。

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