無料ブログはココログ

« 民謡 「鹿北茶山唄」 | トップページ | せりだしてくる »

2014年5月26日 (月)

ストップ少子化・地方元気戦略(16) 知の偏在、富の偏在をほぐす

保健医療経営大学学長

橋爪章

2014 年 5 月 26 日 ストップ少子化・地方元気戦略(16)

Share on Facebook


日本創成会議・人口減少問題検討分科会が掲げる『地方元気戦略』の実現のための具体的な施策の続きです。
③地域経済を支える基盤づくり
ア.国内経済構造の基本的な変化
(「グローバル経済圏」と「ローカル経済圏」への分化と共存)

○人口減少をはじめとする日本国内外の経済環境変化に伴い、日本国内の経済構造は、①グローバル経済圏(グローバルな競争に晒されていて、拠点配置、投資行動、人員採用などにおいてグローバルな視点で考えざるを得ない事業者が属する経済圏)と、②ローカル経済圏(基本的には地域の顧客の需要に応じてネットワーク的なサービスの提供が求められる事業者が属する経済圏)の両者に分化し、その上で共存していく方向に変化するのではないかと考えられる。
イ.地域経済を支える産業の構築
(効率的な事業再編がカギ)

○人口減少が進む中で、地方の多くは「ローカル経済圏」を形成していく方向に向かうと想定される。中心的な事業者は、医療・福祉、バス・水道・教育などが考えられるが、こうした地域の産業が安定的に維持・成長していくかどうかは事業体(官民)にふさわしいガバナンスやファイナンスのシステムの下で、効率的な事業再編を行い、適切な事業運営 を確保できるかどうかがカギとなると考えられる。
(医療・福祉分野の行方が重大な影響を与える)
○これら「ローカル経済圏」の中心となる域内市場産業においては、多くの産業が人口・需要減少に伴いマイナス成長となるが、その一方で、経済圏の規模の如何を問わず大きな成長が見込まれるのが「医療・福祉分野」である。加えて、医療・福祉分野は、地方自治体をはじめとする財政負担にも大きな影響を及ぼす。したがって、その行方は地域経済に重大な影響を与える可能性が高い。
(地域資源を活かした産業の創出)
○地方においても、地域資源を活用して、域内だけでなく域外市場への展開を目指した企業の育成を進めることが重要である。そのためには、他の地域にない特色を活かすことが重要である。例えば、地域固有のブランドで勝負できる地域資源産業として、農林水産物や加工品、ファッション、観光などの分野は相当なポテンシャルがあると考えられる。
ウ.「スキル人材」の再配置
(「スキル人材」の再配置が重要)

○地域経済を再構築していくためには、経営・組織マネジメントを行う人材や市場競争に 打ち勝つために必要なスキルを持った人材を地方へ再配置する政策が必要不可欠である。こうした「スキル人材」は、東京等の大都市でグローバル競争を戦っている大企業には沢山存在している。管理職レベルで100万人いるといわれるこうしたスキル人材が、そのノウハウを地域経済再興に活かしていくことができるよう、スキル人材を地方にシフトし、「知の偏在」の解消を目指すことが重要である。
(スキル人材のマッチングや移住促進)
○具体的な方策としては、東京で活躍した中高年と地方とのマッチングをさせる仕組みが有効である。例えば、地域ブロック毎に一定以上活躍したスキル人材をリスト化して、地方に紹介する仕組みを創設する。都会に住む人は、45歳ごろを「一括移住・転職年齢」とし、セカンドキャリアを考える機会を数多く設けることも考えられる。こうした人には、地方の地場企業の転職セミナー会や、自治体の移住誘致会、地方留学機会を提供する。加えて、首都圏の中高年には持ち家世帯も多く、地方移転にネックとなることもあることから、後述するような住宅の売却を支援する仕組みを創設することも検討すべきである。ま た、一定年齢以上の公務員は、地方企業・機関へ出向・転職し、地方で活躍する機会を与えることを進めるべきである。
エ.地域金融の再構築
(地域金融をめぐる状況―預貸率と「目利き力」)

○アベノミクスによる大胆な金融緩和を背景に、銀行貸出は増加傾向にあるものの、預金の増加ペースは貸出を上回っており、銀行預貸率の低下に歯止めをかけるまでに至っていない。特に地方においてこの傾向はより深刻であり、地域銀行と信用金庫の預貸率は2002年の59%から2012年の48%にまで低下している。預貸率が低下した分は国債購入等に向かっており、地域経済としてみると資金循環が細り続けている実態がある。
○地域金融の資金の運用先が国債の購入に偏ると同時に、保証割合の高い公的信用保証の付された貸出しへの依存も高まっている。こうした安全資産への過度な集中の結果、地域金融機関が与信に当たってリスクとリターンを見極める「目利き機能」が弱体化しているという構造的な問題が生じている。
(地域金融の再構築に向けて)

○地域金融が地域経済に果たす役割は大きく二つに整理することができる。一つは、地域経済の成長の担い手であるグローバルニッチトップ企業やベンャー企業に対する資金の供給である。これを実現すためには、地域金融機関がメザニンを含めたエクイティ性の高い資金を提供するとともに、これ支えるに相応しい目利き能力を備える必要がある。同時に、急激な人口減少に直面する「ローカル経済圏」の担い手に対しては、医療や介護をはじめとする各分野において、事業体の継続的な再編を金融面からも積極的に促すことが必要である。地域金融機関は、地域の人口減少が進む中で地域経済全体のガバナンスの主要な担い手であるという自覚の下に、地域金融機関自身の再編・統合も含めて、その機能の再構築を図る必要がある。また、今後高齢者の金融資産等が相続などによって地域から流出していく傾向がさらに強まることが予想されるが、地域ファンドの創設等地域の金融機能の維持についても取組むことが考えられる。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

▼かささぎ日誌

草がよく育つ。
ぐんぐん伸びる。
長男が草刈機で草を刈る。

きのう早朝、お宮の総代と世話人と隣組長で話し合いが持たれた。
長男はお宮の小世話人を引き受けているので、呼ばれて参加する。
何の話し合いがあったのと問えば、お宮の裏手の古い大木を伐る相談。
屋根におおい被さるようになっており、台風などのときにお堂が傷むからという。
お宮の木は御神木というし、どうだろうか。という相談だったらしい。

大木を一本伐りだすのにかかる経費を業者に見積もってもらうとのこと。
ウッジョブですね。
相当な金額かかるようです。http://smcb.jp/ques/52237

あの木には思い出があります。
つるが巻きついていたので、そのつるに子供たちがぶらさがり、ターザンごっこをした。
木の下を溝が流れていて、その上をゆらゆらと。

« 民謡 「鹿北茶山唄」 | トップページ | せりだしてくる »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 民謡 「鹿北茶山唄」 | トップページ | せりだしてくる »

最近のトラックバック

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31