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2014年5月 2日 (金)

薔薇の門と男のこころざし

薔薇の門と男のこころざし

渡り鳥わたしひとりの晩ごはん   澤 好摩

子の茶碗つぼめ西日をきりかへす   石橋秀野

裏窓の雪富士男のこころざし    澤 好摩

風花やかなしびふるき山の形(なり)  石橋秀野

薔薇の門と男のこころざし

我つねに我を置き去る薔薇の門     澤 好摩

たとい 一生を盡くしてでも
遇わなければならぬ
一人の人がいる
それは 我が身自身である     ー藤代聡麿ー

  澤 好摩句は、句集 『光源』より引用しました。
  石橋秀野句は、創元社『句文集 櫻濃く』初版本からの引用です。
  藤代としまろ師のことばは、我が家の菩提寺、安楽山浄徳寺師の三月のお彼岸のご案内に書かれていたことばで、「藤代聡麿先生法語集」からとあります。

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コメント

渡り鳥わたしひとりの晩ごはん   澤 好摩

子の茶碗つぼめ西日をきりかへす   石橋秀野

我が家の裏のたんぼに住んでいた鴨がさいきんおりません。十羽近くいたのですが。どうしたのでしょう。急にわたり鳥になってしまったということはないのかな。ここはもう飽きてしもたとわたり化す。
久留米のいとこのうちに母たち三人姉妹をあずけてきました。娘がカナダに嫁いでいて、孫はハーフというより完全にカナダ人にみえる。アルバムをパソコンで見せてくれたのですが、鴨がいました。たくさんいるそうです。うちの裏のかももまじっているかも、とおもった。

引用句、秀野さんのは、創元社初刊本からの引用で、改訂版(安見さん監修本)とは一字違っています。すなわち、
子の茶碗つばめ西日をきりかへす
「つぼめ」は「つばめ」の誤植だったようです。
原句を発表誌にあたって確認なさったのだろう。
つぼむはすぼむとおなじ意味のふるいことば。
わたしはこっちのほうが面白くおもえるのです。
病臥している秀野が子の茶碗をとって西日とたたかっている。
緑なす松や金欲し命欲し
とおなじく最晩年の句です。

ここ。
よまれていました。

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