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2014年5月 7日 (水)

医療給付の実態(3)(4) 疾病分類別で見るとみえてくるもの

保健医療経営大学学長

橋爪章

2014 年 5 月 7 日 医療給付の実態(4)

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入院外の疾病分類別分析は次の通りです。
件数百分率では、協会と組合健保と共済組合では「呼吸器系の疾患」が最も高く、それぞれ22.7%、24.8%、23.8%です。
国民健康保険と後期高齢者医療では「循環器系の疾患」が最も高く、それぞれ21.2%、32.6%です。
日数百分率では、協会と組合健保と共済組合の「呼吸器系の疾患」は、それぞれ22.6%、24.7%、23.9%で、国民健康保険と後期高齢者医療の「循環器系の疾患」は、それぞれ18.0%と29.4%です。
点数百分率では、協会と組合健保と共済組合の「呼吸器系の疾患」は、それぞれ15.7%、17.2%、15.6%で、国民健康保険と後期高齢者医療の「循環器系の疾患」は、それぞれ18.1%と29.2%です。

2014 年 5 月 6 日 医療給付の実態(3)
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疾病分類別の分析では、制度間に相違があります。
入院の件数百分率では、協会と組合健保と共済組合では「新生物」が最も高く、それぞれ16.7%、16.0%、15.7%ですが、国民健康保険では「精神及び行動の障害」が最も高く20.4%、後期高齢者医療では「循環器系の疾患」が最も高く25.2%となっています。
日数百分率では、協会と組合健保と共済組合の「新生物」はそれぞれ18.0%、17.9%、16.8%で、国民健康保険の「精神及び行動の障害」は35.7%、後期高齢者医療の「循環器系の疾患」は26.4%です。
点数百分率では国民健康保険でも「新生物」が最も高くなっており、協会、組合健保、共済組合、国民健康保険の「新生物」は、それぞれ23.9%、23.2%、22.3%、22.4%となっています。
医療費(点数)だけに着目していては制度間の相違や問題点が埋没してしまいます。
件数や日数に着目すれば、「精神及び行動の障害」の入院患者が雇用者の保険(協会、組合健保、共済)には加入(継続)できずに国民健康保険へと移行し、それが国民健康保険における働き盛り年齢層の入院率の突出となっているのであろうことが覗えます。
なお、後期高齢者医療の点数百分率では「循環器系の疾患」が最も高く28.2%です。
「特定健診・特定保健指導」が、がんではなく、肥満と高血圧症や高脂血症に着目しているのは、後期高齢者の医療費抑制策としては的外れではありません。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

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