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2014年5月31日 (土)

ストップ少子化・地方元気戦略(21・終) およびみんなでいこう時間学シンポのご案内

保健医療経営大学学長

橋爪章

2014 年 5 月 31 日 ストップ少子化・地方元気戦略(21・終)

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日本創成会議・人口減少問題検討分科会が掲げる『女性・人材活躍戦略』の実現のための具体的な施策の続きです。
③海外の「高度人材」の受入れ
(海外からの移民に対する考え方)
○海外からの大規模移民は、人口減少対策としての現実的な政策とはなり得ない。出生率が改善しない限り、人口減少に歯止めはかからず、出生率の不足分をカバーするような規模の移民を前提とすることは現実的ではない。
(海外からの「高度人材」の受け入れ)
○一方、仮に今後出生率向上が図られたとしても、数十年間は生産年齢人口の減少は避けられないことや国際化・生産性向上を図るため、高度な技術やノウハウを持つ海外からの「高度人材」の受け入れは積極的に推進すべきである。このため、「高度外国人材ポイント制度」の見直し(対象者の拡大など)を行い、高度人材が受け入れやすい環境づくりを推進する必要がある。また、今後深刻な人材不足が見込まれる介護従事者や建設労働者等の技能実習制度の拡充を行う必要がある。
(「外国人留学生30万人計画」の実現)
○海外の「高度人材」の「卵」とも言うべき、日本に関心を持つ優秀な外国人留学生を2020年までに30万人(2012年は14万人)に倍増させる計画を着実に実現することが重要である。
(「Win・Win」の考え方が重要)
○この海外人材のテーマを日本国内の事情や視点からのみ捉えることがあってはならない。海外の人々にとっては、日本で教育を受けたり、就労したりすることが自らの能力資質の向上や経済基盤づくりの上でメリットがあるからこそ、日本に魅力を感じ関心が高まるのである。「Win・Win」の関係を構築する観点から取り組むことが重要であると言えよう。
~~~~~~~~~~~~
日本創成会議によるこれらの提言の中には、施策として取り組むことへの抵抗が大きい事項もありますが、地方消滅の危機という深刻な事態に対処するため、政府とすべての地方自治体は、相当なスピード感をもって、真剣な検討を進めなければなりません。
しかし、法的強制がない限り、政府やすべての地方自治体が自主的に検討に着手することは期待できません。
法制の動向としては、今国会で、医療法の改正により『地域医療ビジョン』の策定を地方(医療圏)ごとに求めることが提議されています。
現実的には、現存の医療機関が共存共栄できるような『地域医療ビジョン』が描けるか否かは、地域の人口を維持できるか否かにかかっています。
『地域医療ビジョン』の策定作業は、地方ごとにストップ少子化・地方元気戦略の長期ビジョンを策定する契機となるかもしれません。

What’s 時間学 ? 32

「時間学公開学術シンポジウム2014」あれこれ

     体内時計1     体内時計2

詳細はこちらを。

        ⇒⇒⇒ 学術シンポジウム2014

What’s時間学?(その32)」では、2週間後に迫った標記シンポジウムに

関係する参考事項などをメモってみました。

(1) シンポジウムのスケジュール

開会の挨拶がすむと、いよいよ講演のスタートです。山口大学時間学研究所の明石真教授が体内時計の概要について15分ほど説明したあと、全国の研究者5名が持ち時間30分の中で、それぞれの研究分野からの発表に入ります。

 具体的には、イントロの【体内時計の効果的な活用は可能か】に始まり、以下、【体内時計が記憶・学習に与える影響】→【体内時計と心の時間】→【体内時計とスポーツ】→【安全で健康に働くために体内時計を大事にする】と続き、そして【体内時計を考慮した生活習慣マネジメント】で締めくくられます。

 この後、これらの講演をうけてのパネルディスカッションへと移っていきます。

 まさしくこのシンポジウムは、テーマの副題にあるように「学習・スポーツ・仕事への生かし方」を考える時間学の場なのです。どうぞご期待ください。

  麦穂また 稔りたわわに 筑後かな

 はだか麦?のうねり

(麦秋に突入したキャンパス周辺です。ハーベスターでの刈入れ風景の中、筑後の大地いっぱいに躍動感がみなぎります。撮影は、保健医療経営学部の白木秀典先生です。いつもありがとうございます。)

(2) 『体内時計のふしぎ』(明石真・著、光文社新書)「まえがき」から、
幾つかのフレーズ紹介
(この講演のコーディネーター明石真先生の最新刊です。体内時計の概要等を読み取ることができるのではないでしょうか。)

 ・ 昼も夜もない生活環境が年々進行している一方で、最先端の研究成果はこのような生活 環境が健康被害につながる可能性を強く指摘しています。   (4頁)

 ・ 生命進化に関与してきた因子は数多くあります。その中でも「時間」は、生命の淘汰に関 わる大切な環境因子でした。自然の中には、生命にとって大切な周期的な時間があります。まず、地球の自転である24時間の周期というものは、動植物を問わず無視できないも のです。   (10頁)

 ・ 私たちを取り囲む時間的環境が、近年、劇的に変化してきているという現実です。(略)昼も夜も関係ない「24時間社会」と呼ばれる環境です。(略)生活の中のこの急激な時間的環境の変化は、(略)私たちの体内時計のリズムとの食い違いを引き起こすことになりま すが、この事態は私たちの体にどのような影響をもたらすでしょうか。  (10~11頁)

 ・ 本来は私たちの生存を有利にする体内時計ですが、現代のような昼も夜も不明瞭な人工的な時間環境においては、むしろ病気の原因をつくりだす環境的要因になることは、医学・生物学の研究者の間ではよく知られた事実となってきています。(略)体内時計の本質的理解にもとづいて時間的環境を望ましい状態に保つことは、病気の環境的要因 改善することになるため、現代人の病気を防ぐという点において決して無視できないことです。そして、インターネットの台頭などにより24時間社会がとどまることなく進行する現代においては、私たち一人ひとりが体内時計をよく理解して、生活環境や生活習慣を見直すこ とで、病気のリスクを減らすことが必要であると言えます。  (14頁)

(3)保健医療経営大学のカリキュラムから、講義「栄養と健康」の紹介

    毎年後期に 総合科目群のなかで、「栄養と健康」(1年次の選択科目で2単位)が開講さ

    れています。本年度の第1回目の授業内容の説明には「食の乱れは体内時計の乱れ」と

    あります。また、他のコマでは「生命を支える基礎代謝 自分の基礎代謝量を計算」と授業

    内容が紹介され、学習課題として「1日の生活リズム表の記入」との指示があります。この

    講義の「授業の概要」欄には「体内には多種類の時計が存在し、それが乱れると生活がで

    きない身体になります。その時計について解説します。」と書かれています。

                                                                       (『平成26年度 Syllabus 』より

時間と栄養と健康とは、相互に密接に関係しており、私たちが与えられた生命を健全に 維持していくためには、そのいずれもが切り離すことのできない大切なファクターであるようです。

(投稿者:松永伸夫)

▼かささぎメモ

明石真研究室の記事から

これはなに?!と思わずつっこみたくなった。☟

2010年8月

体毛を用いたヒトの概日時計測定法に関する論文を発表

http://www.akashi.rits.yamaguchi-u.ac.jp/

明石 真ういう実験だったのでしょうね。こういうお話もきけるでしょうか。
うわ、写真、ハンサム。

(みんなで行こうぜ。)こらこら、かささぎどん。あんたはなにをかんがえとんの。

 

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