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2014年4月14日 (月)

龍の谷から~水月さんのお便り 3  質問への回答

かささぎの旗の質問
水月様
こんどは親鸞聖人と行空の論を打ち込んでいます。

コピペはやらず、手で入力します。
最初にいれたものは短いものでしたが、これは長文ですね。
仏教用語は立ち止まるしかないほど難解です。
いえ、意味はほぼわかりますが、特殊で辞書に載ってなかったりしますので。
いま、「いってい」なのか、「いちでし」なのかで混乱しています。
一弟か一弟子か。文章の途中で出ているが、最初は「一弟子二人」、
つぎにでておるのは一弟の表記です。
おしえてくださいませんか。お願いします。   姫野< /div>
追伸・上足の下足をみると下駄だった。 (例作文)
                   
かささぎの旗の飛行範囲で最近であったものに、
まだ読んではおりませんが、光厳天皇、という本あり。
南北朝の北朝初代天皇。去年出た本。よみたいと思っている。
これと同時代の僧で高名な詩人にこかんしれんという人あり。
股間試練という字に変換してしまいそうなんですが、虎関師鍊です。
水月さんはお坊さんなので、聞きづらいのですが、私は行空ときいて、
いちばん気になるのは、宦官みたいに羅切の刑をうけたという歴史的事実しか
知らなかったため、それについての記述を載せて欲しかったです。
日本の歴史でおなじ刑をうけた人はほかにあっただろうか。
あ、いま笑いましたね。
でも、これは非常にだいじなことではないでしょうか。わたしはそうおもう。

水月・文

ご無沙汰しております。
お尋ねの件ですが、改めて調べますと、これは藤原長兼の日記、『三長記』の文章ですね。
『増補史料大成』の第三一巻によると、論文のとおり、元久三年二月十四の条には「件の法々(ママ)安楽両人源空上人の一弟なり」と「一弟」とあり、二月二十二日の条には「一弟中、安楽・法本、此の両人に於いては、偏執、傍輩に過ぐ」と「一弟中」とあり、二月三十日の条には「今朝源空上人一弟子二人、……」と「一弟子」とあります。原文がそうなっていますので、深くお考えになる問題ではないと思われます。
宦官については、行空がそのような刑を受けたという記録はありません。どこからそのようにおっしゃっているのでしょうか。私にはわかりかねます。『星野村史』に引用されている『高野山本覚院因由並に筑後国檀縁之由来』に「媱逸とあるところからでしょうか。いずれにせよ、行空がそうした刑を受けた記録がないので論文に記していないだけのことです。
なお、宦官については中公新書に三田村泰助著『宦官』(一九六三年)という書物があります。宦官は中国に存在した刑で、日本にはなかったようです。その書の最終章に「宦官はなぜ日本に存在しなかったか」という十頁ほとの文章があります。
ともあれ、「一弟子」と「一弟」には、大きな問題ではないと思いますので、あまりお考えすぎないように。謹んで合掌
▼かささぎの旗の感慨
最初に星野の行空上人の墓に詣るはめになったとき、出会ったサイトに書かれていたのが、女犯の罪を問われて羅切の刑を受けた、ということでした。
なぜそれがそんなにだいじなことなのかといえば、行空の時代には僧は女と交わることがゆるされなかった、にも関わらず、親鸞の時代になると妻帯できるようになるからです。
これは僧が一代きりの職ではなくなることを意味するから。

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