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2014年3月20日 (木)

朝刊に橋爪章先生。今年も就職率100%、来たれ、みやまの大学へ。

朝刊に橋爪章先生。

保健医療経営大学学長

橋爪章

2014 年 3 月 21 日 平成26年学位授与式の学長式辞

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卒業おめでとう。
皆さんが社会へと巣立つ日を迎えるにあたり、上杉鷹山という江戸時代の政治家の話をします。
1961年に第35代米国大統領に就任したジョン・F・ケネディが、日本人記者団から「日本で最も尊敬する政治家は誰ですか」と質問された際、ケネディは「上杉鷹山です」と答えています。
このことは、昨年、キャロライン・ケネディ駐日米国大使の着任時の発言で話題になりました。

鷹山は、自ら助ける「自助」、近隣社会が互いに助け合う「互助」、政府が手を貸す「扶助」の「三助」を根本方針として、破綻していた米沢藩財政を立て直した藩主です。
卒業する皆さんは、社会保障制度の授業で、社会保障は「自助」「共助」「公助」の三つの要素の組み合わせで成り立っていると学んでいますが、その思想のルーツが、3世紀前の日本に、既にあったというわけです。
国家という共同体を維持するためには、その構成員が、国家のために、お互いのために努力しなければならず、国家が手を貸す「扶助」に頼るのではなく、「自助」と「互助」が不可欠であるとの考えで、鷹山が「自助」「互助」を促すために発した「生せは生る 成さねは生らぬ 何事も 生らぬは人の 生さぬ生けり」という言葉は、鷹山の名前以上に有名です。
ケネディ大統領の就任演説の中にも「国家があなたに何をしてくれるかを問うのではなく、あなたが国家に対して何ができるかを自問してほしい」(Ask not what your country can do for you. Ask what you can do for your country.)という一節がありますが、鷹山の思想と共鳴するものがあります。
鷹山の財政改革が成功したのは、鷹山が優れた経営思想の持ち主だったからです。
「上杉鷹山の経営学」(童門冬二:PHP文庫)という書籍も出版されていますが、それによると、徳川幕府の経営改革が成功しなかった理由を、鷹山は、経営改革の趣旨が幕府職員に徹底せず、改革の推進者が一部の幕府エリートに限られたことを挙げています。
変革は、日々、日常業務の中でおこなわれなければなりません。
経営改革とか行政改革とか、鳴り物入りで仰々しくおこなうことではありません。
地道にコツコツとその当事者が、自分たちの生活を成り立たせてくれている人々のために、誠心誠意でおこなうべき日常業務のはずであり、それぞれの職場において、そこの成員が、討論と合意によって案を生み、より良い方法を、日常業務として実現していくことが、真の経営改革なのです。
上杉鷹山は、こういう点に着目したのだ、ということが、「上杉鷹山の経営学」に書いてあります。
鷹山は、経営改革を将来にわたって継続させるためには鷹山の経営学を次世代へ伝えるための学校が必要だと考え、藩士の子弟だけでなく、農民や商人の子も一緒に学ばせる学校を建設しています。
鷹山以降も米沢藩は発展を続けていますが、それは、鷹山の経営学を学んだ卒業生たちが、その置かれた立場立場で、修得した学問を活かした成果でしょう。
今、日本の医療は、変革を求められています。
鳴り物入りで、社会保障改革、医療改革が仰々しく行われようとしていますが、成功の鍵は、保健医療経営大学を卒業する皆さんたち、ひとりひとりが握っています。
皆さんが、当事者として、それぞれの職場において、本学で学んだことをベースに、より良い方法を、日常業務として実現していくことが、真の改革につながります。
皆さんが、社会に役立つ人間として力を発揮するのはこれからです。
卒業にあたり、皆さんが社会に対して何ができるかを、考えてみてください。
本学の卒業生であれば、できることが、たくさんあるはずです。
できないはずはありません。
「成せば成る。」
簡単ですが、これを、私からの皆さんへの餞の言葉といたします。

2014 年 3 月 21 日 保健医療経営大学の就職力
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本日は保健医療経営大学の3期生の学位授与式(卒業式)です。
本年も卒業生全員の就職が決定しました。
就職希望者の3月時点での就職内定率は、1期生96%、2期生100%、3期生100%です。
卒業生の就職先は、3年間を通算して、保健医療施設が52%、福祉関連施設が9%、医療関連企業が18%、一般企業が21%です。
本学は保健医療機関あるいは医療関連企業で能力を最大限に発揮できる人材を養成する大学ですが、2割が一般企業へ就職する結果となっているのは、医療施設の求人のタイミングが一般企業の就職内定の時期より遅れているためです。
学生たちは、医療施設への内定が決まらない場合に備え、一般企業へも求職活動を行います。
しかし、医療施設への確実な内定が見込める優秀な学生は、一般企業の内定を解禁早々に決めてしまいます。
就職事情が冷え切っている中、学生にとって、内定を断るのは勇気のいることです。
結局、内定した企業へ就職することになり、学生総数が少ないこともあり、医療施設からの求人の多くに応えられない結果となっています。
4年間かけて保健医療経営の人材育成に腐心した本学の教職員としては、これからの医療経営を担う可能性を秘めた人材が一般企業に奪われてしまうのは残念至極です。
医療施設の求人が一般企業と足並みを揃えてくれたら、と願うばかりです。

ところで、本年は、医療施設で働く現職で、3年次編入生として入学して、2年間の学修を終えた卒業生がいます。
3年次編入生の割合が高いことは本学の特色ですが、編入生の中には、医療職の国家資格取得を断念した編入生(医療系学部の中退者)や経営系専門学校卒の編入生、一般大学既卒の学士編入生がいます。
学費については聖マリア奨学金(無利子貸与)がありますので、職が決まらずに人生の1~2年間を無駄にするくらいなら、本学へ寄り道して確実な就職力を身に付けたほうがいいと思います。
本年は、明日(22日)の入試をもって、一連の入試日程を終了しますが、入試終了時点の欠員見込み状況により、追加入試(3年次編入試験と新入生AO入試)を3月26日(水)に実施します。
実施決定次第、詳細を本学ホームページにアップしますが、この時期、まだ進路が決定していない人、医療職国家試験を断念の人、あるいは医療施設で働く現職で医療経営を体系的に学修(国内留学)したい人がおられましたら、本学事務局(0944-67-7007)へ問い合わせください。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

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コメント

今朝の西日本新聞にも大学の卒業式写真が載っていました。二日続けての快挙。
就職率100パーセント、お見事です。
おめでとうございます。

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