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2014年2月20日 (木)

渋谷幽哉師の遺稿  1

ひよこ飛びなさい

     渋谷幽哉・文

 ひよこ誕生

昭和十八年十二月十日いらい佐世保海兵団、土浦航空隊、出水航空隊と早駆けで通過した。長いようで短かった一年余、赤とんぼ(九三式中連)卒業の試験飛行も無事すんだ。この間最大の楽しみは日曜ごとの水俣における肉親との面会だった。隊内ではタブーの娑(しゃ)婆っ気に触れることは生命の洗たくにもなった。最後の機種別選考のとき、分隊長や分隊士の面接を受け、「貴様は何を希望するか」と問われ、ちゅうちょすることなく「艦攻(艦上攻撃機。雷撃機をいう)であります」と答えた。

(つづく)

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コメント

実はこのタイトルを見て、何なんだ。と思った。
藤後左右の俳句、

新樹並びなさい写真撮りますよ

をすぐに連想した。
浮き浮きするような、あこがれまじりの、少年の夢がやっと叶うときのような心躍るときめき。
それが、題には込められているようだ。

題に対するこの姿勢は、正しいとおもう。
自分のなかの歴史に対する正しい姿勢。
永遠の0をみたとき感じたのと同じです。
屈折がない。
善悪がない。
雲の墓標や、大空の彼方に、などの題をつけられなかったこと。
否定せず、肯定的に諾われている。
それが感じられるから、おやっと思ったのです。
あの時代、きっと至難の技だったのではなかろうか、と推測いたします。

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