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2014年2月 6日 (木)

平成26年度診療報酬改定の動向(135)            救急医療管理加算の見直し

保健医療経営大学学長

橋爪章

2014 年 2 月 5 日 平成26年度診療報酬改定の動向(135)

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個別改定項目の続きです。
【救急医療管理加算の見直し】
●救急医療管理加算は入院時に重篤な状態な患者に対して算定するものであり、入院後に悪化の可能性が存在する患者に対して算定するものではないことを明確化するとともに、「その他の加算の対象となる患者の状態に準ずるような重篤な状態」の評価の適正化を行う。
<現 行>
救急医療管理加算  800点
[算定要件]
当該加算の対象となる患者は、次に掲げる状態にあって、医師が診察等の結果、緊急に入院が必要であると認めた重症患者をいう。なお、当該加算は、入院時において当該重症患者の状態であれば算定できるものであり、当該加算の算定期間中において継続して重症患者の状態でなくても算定できる。
ア 吐血,喀血又は重篤な脱水で全身状態不良の状態
イ 意識障害又は昏睡
ウ 呼吸不全又は心不全で重篤な状態
エ 急性薬物中毒
オ ショック
カ 重篤な代謝障害(肝不全,腎不全,重症糖尿病等)
キ 広範囲熱傷
ク 外傷,破傷風等で重篤な状態
ケ 緊急手術を必要とする状態
コ その他,「ア」から「ケ」に準ずるような重篤な状態
<改定案>
救急医療管理加算1  800点
救急医療管理加算2  ○点(新)
[算定要件]
1.当該加算の対象となる患者は、次に掲げる状態にあって、医師が診察等の結果、緊急に入院が必要であると認めた重症患者をいう。なお、当該加算は、入院時において当該重症患者の状態であれば算定できるものであり、当該加算の算定期間中において継続して重症患者の状態でなくても算定できる。ただし、当該加算は入院時に重篤な状態の患者に対して算定するものであり、入院後に悪化の可能性が存在する患者については対象とならない。
① 救急医療管理加算1
ア 吐血,喀血又は重篤な脱水で全身状態不良の状態
イ 意識障害又は昏睡
ウ 呼吸不全又は心不全で重篤な状態
エ 急性薬物中毒
オ ショック
カ 重篤な代謝障害(肝不全,腎不全,重症糖尿病等)
キ 広範囲熱傷
ク 外傷,破傷風等で重篤な状態
ケ 緊急手術を必要とする状態
② 救急医療管理加算2
コ その他,「ア」から「ケ」に準ずるような重篤な状態
2.年に1度、「コ」に該当する患者の概要について報告を行うこと。

【救命救急センターにおける急性薬毒物中毒治療の評価】
●救命救急入院料の急性薬毒物中毒加算について、対象を明確化するとともに、簡易な検査の評価を新設する。また、算定可能な対象施設を高度救命救急センターだけでなく救命救急センターに拡大する。
<改定案>
急性薬毒物中毒加算1(機器分析) 5,000点
急性薬毒物中毒加算2(その他) ○点(新)
[算定要件]
急性薬毒物中毒加算1(機器分析)については日本中毒学会によるガイドラインに基づいた機器分析を自院で行った場合にのみ算定する。

【精神疾患を有する救急患者等に対する受入の評価】
●夜間休日救急搬送医学管理料について、精神疾患の既往がある患者又は急性薬毒物中毒の患者について評価を新設する。
夜間休日救急搬送医学管理料
(新) 精神疾患患者等受入加算 ○点
[算定要件]
対象患者は深夜、土曜又は休日に救急用自動車及び救急医療用ヘリコプターで搬送された患者のうち、下記のものとする
イ 過去○月以内に精神科受診の既往がある患者
ロ アルコール中毒を除く急性薬毒物中毒が診断された患者
[施設基準]
第二次救急医療機関であること

【小児医療に係る評価の見直し】
●小児科外来診療料について高額な薬剤を用いた場合の評価のあり方等について見直しを行う。
<現 行>
[算定要件]
3歳未満のすべての患者を対象とする。ただし、在宅療養指導管理料を算定している患者については、小児科外来診療料の算定対象とはならない。
<改定案>
[算定要件]
3歳未満のすべての患者を対象とする。ただし、在宅療養指導管理料を算定している患者及びパリビズマブを投与している患者(投与当日に限る)については、小児科外来診療料の算定対象とはならない。

※パリビズマブとは・・・パリビズマブ(Palivizumab、米MedImmue社の商品名:シナジス )は遺伝子組み換え技術によって作られるモノクローナル抗体である。RSウイルスの感染予防に用いられる。早産児や、先天的な心臓病などの理由で感染後の危険性が高い幼児への投与が推奨される。とても高価みたいである。(ウィキ)

【新生児の退院調整等の評価】
●新生児特定集中治療室退院調整加算について、入院早期から退院調整を開始すること等を算定の要件とするよう評価の見直しを行う。
<現 行>
[算定要件]
新生児特定集中治療室管理料又は新生児集中治療室管理料を算定したことがある患者に対して、退院調整を行った場合に、退院時に1回(退院支援計画作成加算については入院中に1回)に限り算定する。
<改定案>
[算定要件]
新生児特定集中治療室又は新生児集中治療室管理料に入院した日から起算して○日以内に以下に該当する患者を抽出し、退院調整が必要となる可能性がある者について、入院○日以内に家族と現在の病状及び今後予想される状態について、病状に応じて退院後の生活も含めて話し合いを開始した上で、入院○月以内に、退院調整が必要かどうかを医師、看護師および社会福祉士を含む関係職種が合同で家族と退院後の生活について話し合い、退院支援計画の作成を開始した場合、退院時に1回(退院支援計画作成加算については入院中1回)に限り算定する。
ア 先天奇形の患者
イ 染色体異常の患者
ウ 出生体重1,500g未満の患者
エ 新生児仮死(Ⅱ度以上のものに限る)
オ その他、生命に関わる重篤な状態のもの

●急性期病院において、周産期医療センターから退院患者を受け入れ、在宅に退院させた場合の退院調整について評価を行う。
(新) 新生児特定集中治療室退院調整加算3
イ 退院支援計画策定加算 ○点
ロ 退院加算 ○点
[算定要件]
① 前医で新生児特定集中治療室退院調整加算2を算定している患者について、転院受入後、○日以内に退院支援計画を策定した場合、入院中○回に限りイを算定する。自宅へ退院した場合、退院時○回に限りロを算定する。
② 本点数を算定した患者に対し、退院時に緊急時の連絡先等を文書で提供し、24時間連絡がとれる体制を取っていること。
[施設基準]
小児入院医療管理料3を届け出ている医療機関又は周産期母子医療センターであること。

【急性期病棟におけるリハビリテーション専門職の配置に対する評価】
一般病棟入院基本料、特定機能病院入院基本料(一般病棟)または専門病院入院基本料の 7対1病棟、10対1病棟について、理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士を配置した場合の加算を新設する。また算定にあたって、ADLに関するアウトカム評価を要件とする。
(新) ADL維持向上等体制加算 ○点(1日につき、14日を限度)
※ 当該加算を算定している患者について、疾患別リハビリテーション等を算定できない。
[施設基準]
① 当該病棟に専従の理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士を○名以上の常勤配置を行うこと
② 当該保険医療機関において、リハビリテーション医療に関する○年以上の臨床経験及びリハビリテーション医療に係る研修を修了した常勤医師が ○名以上勤務していること
③ 当該病棟の直近 1年間の新規入院患者のうち、65歳以上の患者が○割以上、又は循環器系の疾患、新生物、消化器系、運動器系または呼吸器系の疾患の患者が ○割以上であること
④ アウトカム評価として、以下のいずれも満たすこと。
ア) 直近 1年間において、当該病棟を退院した患者のうち、入院時よりも退院時にADLの低下した者の割合が ○%未満であること。
イ) 当該病棟の入院患者のうち、院内で発生した褥瘡を保有している入院患者の割合が○%未満であること。

【リハビリテーションの外来への円滑な移行の推進】
●地域連携診療計画管理料の対象疾患である脳卒中及び大腿骨頸部骨折について、脳血管疾患等リハビリテーション料及び運動器リハビリテーションの初期加算、早期リハビリテーション加算を、退院後に外来でリハビリテーションを行った場合でも算定可能とする。
<現 行>
脳血管疾患等リハビリテーション料
注2(1単位につき)
早期リハビリテーション加算 30点
[算定要件]
入院中の患者に対してリハビリテーションを行った場合は、それぞれ発症、手術又は急性増悪から30日に限り、早期リハビリテーション加算として、1単位につき30点を所定点数に加算する。
注3(1単位につき)
初期加算 45点
[算定要件]
入院中の患者に対してリハビリテーションを行った場合は、それぞれ発症、手術又は急性増悪から14日に限り、初期加算として、1単位につき45点を更に所定点数に加算する。
運動器リハビリテーション料
注3(1単位につき)
早期リハビリテーション加算 30点
[算定要件]
入院中の患者に対してリハビリテーションを行った場合は、それぞれ発症、手術又は急性増悪から30日に限り、早期リハビリテーション加算として、1単位につき30点を所定点数に加算する。
注4(1単位につき)
初期加算 45点
[算定要件]
入院中の患者に対してリハビリテーションを行った場合は、それぞれ発症、手術又は急性増悪から14日に限り、初期加算として、1単位につき45点を更に所定点数に加算する。
<改定案>
脳血管疾患等リハビリテーション料
注2(1単位につき)
早期リハビリテーション加算 30点
[算定要件]
入院中の患者又は入院中の患者以外のもの(脳卒中のものであって、当該保険医療機関を退院したもの又は他の保険医療機関を退院したもの(地域連携診療計画管理料を現に算定した患者に限る)に限る。)に対してリハビリテーションを行った場合は、それぞれ発症、手術又は急性増悪から30日に限り、早期リハビリテーション加算として、1単位につき30点を所定点数に加算する。
注3(1単位につき)
初期加算 45点
[算定要件]
入院中の患者又は入院中の患者以外のもの(脳卒中のものであって、当該保険医療機関を退院したもの又は他の保険医療機関を退院したもの(地域連携診療計画管理料を現に算定した患者に限る)に限る)に対してリハビリテーションを行った場合は、それぞれ発症、手術又は急性増悪から14日に限り、初期加算として、1単位につき45点を更に所定点数に加算する。
運動器リハビリテーション料
注3(1単位につき)
早期リハビリテーション加算 30点
[算定要件]
入院中の患者又は入院中の患者以外のもの(大腿骨頸部骨折のものであって、当該保険医療機関を退院したもの又は他の保険医療機関を退院したもの(地域連携診療計画管理料を現に算定した患者に限る)に限る)に対してリハビリテーションを行った場合は、それぞれ発症、手術又は急性増悪から30日に限り、早期リハビリテーション加算として、1単位につき30点を所定点数に加算する。
注4(1単位につき)
初期加算 45点
[算定要件]
入院中の患者又は入院中の患者以外のもの(大腿骨頸部骨折のものであって、当該保険医療機関を退院したもの又は他の保険医療機関を退院したもの(地域連携診療計画管理料を現に算定した患者に限る)に限る)に対してリハビリテーションを行った場合は、それぞれ発症、手術又は急性増悪から14日に限り、初期加算として、1単位につき45点を更に所定点数に加算する。

●リハビリテーション総合計画を外来のリハビリテーションを提供する別の医療機関へ提供した場合の加算を新設する。
(新) リハビリテーション総合計画提供料 ○点(退院時1回)
[算定要件]
入院中にリハビリテーション総合計画評価料を算定し、退院時において地域連携診療計画管理料を算定した患者について、地域連携診療計画に基づき、退院後の治療を担う他医療機関に対して、リハビリテーション総合計画を文書により提供した場合に、発症、手術又は急性増悪から 14日以内に限り、退院時に 1回に限り所定点数に加算する。
●外来の患者についても運動器リハビリテーション料Ⅰを算定可能とする。

【廃用症候群に対するリハビリテーションを含む疾患別リハビリテーション等の適切な評価】
●廃用症候群に対するリハビリテーションの評価を適正化するとともに、対象患者から他の疾患別リハビリテーション等の対象患者を除く。
<改定案>
【脳血管疾患等リハビリテーション料】(1単位につき)
イ 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
(2)廃用症候群の場合 ○点(改)
ロ 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
(2)廃用症候群の場合 ○点(改)
ハ 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ)
(2)廃用症候群の場合 ○点(改)
注4
イ 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
(2)廃用症候群の場合 ○点(改)
ロ 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
(2)廃用症候群の場合 ○点(改)
ハ 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ)
(2)廃用症候群の場合 ○点(改)
[対象者]
外科手術又は肺炎等の治療時の安静による廃用症候群
その他のリハビリテーションを要する状態の患者であって、一定程度以上の基本動作能力、応用動作能力、言語聴覚能力及び日常生活能力の低下を来しているもの(心大血管疾患リハビリテーション料、運動器リハビリテーション料、呼吸器リハビリテーション料、障害児(者)リハビリテーション料、がん患者リハビリテーション料の対象となる患者を除く。)
●疾患別リハビリテーション等の評価を充実する。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▼備忘

低体重児が増えているらしいこと
http://matome.naver.jp/odai/2136731730635086801

わたしは低体重でうまれた、という実際の声
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0222/389066.htm?o=0&p=3

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