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2014年2月28日 (金)

第6次医療法改正(5)2月12日の法案の概要

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2014 年 2 月 28 日 第6次医療法改正(5)

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2月12日に「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」が提出されました。
第6次医療法改定は、この法案審議により一括審議されます。
「持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律に基づく措置として、効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに、地域包括ケアシステムを構築することを通じ、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するため、医療法、介護保険法等の関係法律について所要の整備等を行う」ことが、この法案の『趣旨』です。
この法案の『概要』は次の通りです。
1.新たな基金の創設と医療・介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)
①都道府県の事業計画に記載した医療・介護の事業(病床の機能分化・連携、在宅医療・介護の推進等)のため、消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置
②医療と介護の連携を強化するため、厚生労働大臣が基本的な方針を策定
2.地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)
①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期、急性期、回復期、慢性期)等を報告し、都道府県は、それをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定
②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け
3.地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化(介護保険法関係)
①在宅医療・介護連携の推進などの地域支援事業の充実とあわせ、全国一律の予防給付(訪問介護・通所介護)を地域支援事業に移行し、多様化
※地域支援事業:介護保険財源で市町村が取り組む事業
②特別養護老人ホームについて、在宅での生活が困難な中重度の要介護者を支える機能に重点化
③低所得者の保険料軽減を拡充
④一定以上の所得のある利用者の自己負担を2割へ引上げ(ただし、月額上限あり)
⑤低所得の施設利用者の食費・居住費を補填する「補足給付」の要件に資産などを追加
4.その他
①診療の補助のうちの特定行為を明確化し、それを手順書により行う看護師の研修制度を新設
②医療事故に係る調査の仕組みを位置づけ
③医療法人社団と医療法人財団の合併、持分なし医療法人への移行促進策を措置
④介護人材確保対策の検討(介護福祉士の資格取得方法見直しの施行時期を27年度から28年度に延期)
この法案の提出により第6次医療法改正案の全貌が明らかになりましたが、事前に流れていた案文と微妙に異なる表現のところがあります。
(例)
~~~~~~事前案~~~~~~
第四条の3
三 他の病院又は診療所に対し、特定臨床研究の実施に関する相談、情報の提供、助言その他必要な支援を行う能力を有すること。
四 特定臨床研究に関する研修を行わせる能力を有すること。
五 その診療科名中に、厚生労働省令の定めるところにより、厚生労働省令で定める診療科名を有すること。
~~~~~~~~~~~~~~~

第四条の3
三 他の病院又は診療所に対し、特定臨床研究の実施に関する相談に応じ、必要な情報の提供、助言その他の援助を行う能力を有すること。
四 特定臨床研究に関する研修を行う能力を有すること。
五 その診療科名中に厚生労働省令で定める診療科名を有すること。

(例)
~~~~~~事前案~~~~~~
第六条の二
3 国民は、個々の患者が置かれている状況に応じた良質かつ適切な医療の効率的な提供に資するよう、病院及び病床を有する診療所の病床の機能の分化及び連携の重要性についての理解を深め、病床の機能に応じた医療を受けるよう努めなければならない。
~~~~~~~~~~~~~~~

第六条の二
3 国民は、良質かつ適切な医療の効率的な提供に資するよう、医療提供施設相互間の機能の分担及び業務の連携の重要性についての理解を深め、医療提供施設の機能に応じ、医療に関する選択を適切に行い、医療を適切に受けるよう努めなければならない。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▼かささぎ日誌

おお。こういう記事をよむと、学長は元官僚でいらしたのだ。というのがよくわかります。
わたしたちは上のほうで何が行われているのか、さっぱりわからないから。
法案がいつどこでどのようにしてでき、それがどこにおろされて、どう生かされていくのか。
というのが、すこしずつ見えてきます。おかげさまです。お疲れ様です。

さて、本日は棚卸です。
今月は土曜出勤がつづき、毎日残業、59のミソラでよくがんばります。
ではがんばっていこう。

しせいいんしゃくゆうさいしをしのぶ、ではなくて、
しじょういんでございました。
至誠をつくす、の至誠とかいて、しじょう、とよむようです。
帰ってからまた、やりますんで。

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