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2014年2月22日 (土)

渋谷幽哉師の遺稿  「ひよこ飛びなさい」2

渋谷幽哉・文

分隊長は「貴様は自分をよく知っている。おれもそう思っている。貴様の操縦はおとなしいから、お嬢さんが最適だろう」と言った。海軍では艦攻乗りを通称「お嬢さん」と呼ぶことをそのとき初めて知った。艦攻の操縦はお嬢さんのようにデリケートでなくてはならぬのだという。まんざら悪い気はしなかった。

昭和十九年初秋、大分の宇佐海軍航空隊に入隊した。実施部隊である。
同機種の学生約六十人が全国各隊から集まってきた。隣の部屋には艦爆の学生が入った。かねて当隊は日本一の厳しい隊だとそのウワサを聞いていたので覚悟はしてきたが、やがて、いやというほど思い知らされることになる。

つづく。

(『至誠院釈幽哉師を偲ぶ』より転載、初出・熊本日日新聞昭和五十三年十月十六日から六回連載の週刊随想)

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コメント

昭和53年10月16日。
同年同月2日に弟が死んだので、記憶鮮明。
福岡は水がなくて規制が敷かれた年。

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