無料ブログはココログ

« 鳥栖の吉祥寺 | トップページ | 地域包括ケア(5)地域の 課題と資源の発掘~ケアシステム構築のプロセス »

2014年1月 7日 (火)

地域包括ケア(3) (4) 厚労省の資料から

保健医療経営大学学長

橋爪章

2014 年 1 月 7 日 地域包括ケア(4)

Share on Facebook


昨日紹介の資料では、「自助・互助・共助・公助からみた地域包括ケアシステム」として、次の解説があります。
~~~~~~~~~~~~
【費用負担による区分】
「公助」は税による公の負担、「共助」は介護保険などリスクを共有する仲間(被保険者)の負担であり、「自助」には「自分のことを自分でする」ことに加え、市場サービスの購入も含まれる。
これに対し、「互助」は相互に支え合っているという意味で「共助」と共通点があるが、費用負担が制度的に裏付けられていない自発的なもの。
【時代や地域による違い】
2025年までは、高齢者のひとり暮らしや高齢者のみ世帯がより一層増加。「自助」「互助」の概念や求められる範囲、役割が新しい形に。
都市部では、強い「互助」を期待することが難しい一方、民間サービス市場が大きく「自助」によるサービス購入が可能。
都市部以外の地域は、民間市場が限定的だが「互助」の役割が大。
少子高齢化や財政状況から、「共助」「公助」の大幅な拡充を期待することは難しく、「自助」「互助」の果たす役割が大きくなることを意識した取組が必要。
~~~~~~~~~~~~
この解説の挿し絵では、自助・互助・共助・公助それぞれについて、次の説明がなされています。
(自助)
・自分のことを自分でする
・自らの健康管理(セルフケア)
・市場サービスの購入
(自助と互助にまたがった部分)
・当事者団体による取組
・高齢者によるボランティア・生きがい就労
(互助)
・ボランティア活動
・住民組織の活動
(互助と公助にまたがった部分)
・ボランティア・住民組織の活動への公的支援
(公助)
・一般財源による高齢者福祉事業等
・生活保護
・人権擁護・虐待対策
(共助)
・介護保険に代表される社会保険制度及びサービス
「『共助』『公助』の大幅な拡充を期待することは難しく、『自助』『互助』の果たす役割が大きくなることを意識した取組が必要。」という文章と挿し絵の説明を合成すると、次のような文章となります。
「(地域ケアシステムは)介護保険に代表される社会保険制度及びサービスや一般財源による高齢者福祉事業等の大幅な拡充を期待することは難しく、自分のことを自分ですること、自らの健康管理(セルフケア)を行うこと、市場サービスを購入すること、ボランティア活動、住民組織の活動の果たす役割が大きくなることを意識した取組が必要。」
地域包括ケアシステムを作り上げるのは市町村や都道府県だと言っておきながら、社会保険や一般財源での対応には消極的です。
自助と互助まかせのシステムを、公助や共助を司る機関に構築させようというのですから、いささか論理的に無理があります。
自助や互助を促すことが目的なら、
いっそ、地域包括ケアの実施責任機関としてメディア(報道、出版、ネット等)を位置付けたほうが、論理的にはすっきりします。
地域包括ケアシステムの構築が社会保障制度の安定のために必要であるというのであれば、公的財源の投入を惜しむべきではありません。

2014 年 1 月 6 日 地域包括ケア(3)
Share on Facebook


厚生労働省の地域包括ケアシステムのページでは、参考資料として『地域包括ケアシステムの5つの構成要素と「自助・互助・共助・公助」』(平成25年3月地域包括ケア研究会報告書より)というpdfファイルの紹介があります。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/dl/link1-3.pdf

それによると、「介護」、「医療」、「予防」という専門的なサービスと、その前提としての「住まい」と「生活支援・福祉サービス」の5つの構成要素が相互に関係し、連携しながら在宅の生活を支えることが地域包括ケアシステムであるようです。
ところがこのファイルでは、『5つの構成要素』を説明する挿し絵(植木の概念図)に、「本人・家族の選択と心構え」(大地)と「すまいとすまい方」と(植木鉢)と「生活支援・福祉サービス」(植木鉢の土)と「医療・看護」「介護・リハビリテーション」「保健・予防」(3枚の葉)の6つが描かれており、非常にわかりづらくなっています。
さらに、その解説文では、次の4つが記述されています。
『5つの構成要素』が何を指すのか、この資料を見る限り、まったくわかりません。
①すまいとすまい方
生活の基盤として必要な住まいが整備され、本人の希望と経済力にかなった住まい方が確保されていることが地域包括ケアシステムの前提。
高齢者のプライバシーと尊厳が十分に守られた住環境が必要。
②生活支援・福祉サービス
心身の能力の低下、経済的理由、家族関係の変化などでも尊厳ある生活が継続できるよう生活支援を行う。
生活支援には、食事の準備など、サービス化できる支援から、近隣住民の声かけや見守りなどのインフォーマルな支援まで幅広く、担い手も多様。
生活困窮者などには、福祉サービスとしての提供も。
③介護・医療・予防
個々人の抱える課題にあわせて「介護・リハビリテーション」「医療・看護」「保健・予防」が専門職によって提供される(有機的に連携し、一体的に提供)。
ケアマネジメントに基づき、必要に応じて生活支援と一体的に提供。
④本人・家族の選択と心構え
単身・高齢者のみ世帯が主流になる中で、在宅生活を選択することの意味を、本人家族が理解し、そのための心構えを持つことが重要。

(保健医療経営大学 学長ブログ転載)

▼かささぎの旗、かっさらい記事れんく的。(どこがじゃ)

フーテン老人世直し録(52)

 田中良紹(ジャーナリスト)

睦月某日

今年は嫌でも戦争を意識せざるを得ない年である。今年の干支は甲午だが、120年前の甲午の年には朝鮮半島の内乱に乗じて日清戦争が始まり、100年前には人類が史上初めて世界規模で総力戦を行った第一次世界大戦が起きた。そしてそのどちらの戦争も日中関係に今に続く大きな影響を及ぼしている。

尖閣諸島の日本領土編入を日本政府が閣議決定したのは日清戦争の勝利が確実になった1895年1月である。前年から始まった日清戦争は9月に日本海軍が清国海軍を圧倒して制海権を握り、すでに講和交渉の段階に入っていた。その力関係によって尖閣諸島は日本の領土となった。

と言うのは、尖閣諸島の日本領土編入はその10年前から検討されていたにもかかわらず、実現してこなかったからである。それまで尖閣諸島はいずれの国にも支配されていない「無主の地」であった。しかし1885年に日本人の古賀辰四郎氏がアホウドリの羽毛の採取や漁業などを行うようになり、島の貸与願いを沖縄県に申請した。沖縄県は現地調査を行い日本政府に上申書を提出したが、政府は清国がすでに島に名前を付けている事などから、領土宣言を行えば紛争の原因になるとみて閣議決定を見送った。

それが10年後に日清戦争の勝利が確実になった時点で領土編入の閣議決定を行ったのである。

(こっから先は有料ですって。)

▼かささぎの旗、最近のゲリラコメントから

ブログ鞦韆院落

コメント
 

        

 
 
あけましておめでとうございます (にいや)
2014-01-03 00:05:21
あけましておめでとうございます。
今年は20年ぶりに正月帰省してきました。
ずっと働いてたファミレスが無くなって、客商売から開放されたからですが。帰ってみると、兄弟も従兄弟も、その子供も旅行に出てて、どこに行っても年寄りばかり。平日帰省と全然変わらず。暇で暇でしょうがなかったです。

先日の映画祭後、飲み会がある度に僕のベスト3『白鳥』『嫁ぐ死体』『豆満江』の話をしまくってます。聞いた人は「見たい見たい!」と言い出すのですが、なかなかそうは行きませんね。
ホント、正月のつまらないテレビ番組よりも、中国インディペンデントでも放映してくれれば良いのにと思います。
また帰国されたら連絡下さい。一杯飲みましょう。
 

        

 
 
Unknown (だーしゅー)
2014-01-03 02:53:49
新年おめでとうございます。

宣伝していただいて、ありがとうございます。
こうした口コミが、インディペンデント映画を支えているのだと思います。
今後また上映の機会があるといいですね。
 

        

 
 
Unknown (かささぎの旗)
2014-01-05 14:33:57
だーしゅーさん。
謹賀新年。

時々覗かせていただいています。
にいやさんはご覧になったのですね。
よかったですね。
面白かったといわれるその三作ぜひみたいです。
>ベスト3『白鳥』『嫁ぐ死体』『豆満江』

ほんとに正月番組って年々ひどくなりますね。

>正月のつまらないテレビ番組よりも、中国インディペンデントでも放映してくれれば良いのにと思います。

まったく同感です。
こうしてコメントしていくうちに、やがてはそうなるかもしれませんね。
政治家の外交なんかより、よほど手っ取り早い和平交渉だと思えてなりません。

今年もお元気で、ご活躍をお祈り申し上げます。

« 鳥栖の吉祥寺 | トップページ | 地域包括ケア(5)地域の 課題と資源の発掘~ケアシステム構築のプロセス »

コメント

またしても乗っ取られている。どうにかならない?

ならぬ。
ひたすらおたのみもうすしかない。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 地域包括ケア(3) (4) 厚労省の資料から:

« 鳥栖の吉祥寺 | トップページ | 地域包括ケア(5)地域の 課題と資源の発掘~ケアシステム構築のプロセス »

最近のトラックバック

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31