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2013年12月14日 (土)

平成26年度診療報酬改定の動向(104)(105) チーム医療及び救急医療

保健医療経営大学学長

橋爪章

2013 年 12 月 14 日 平成26年度診療報酬改定の動向(105)

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中医協総会では、救急医療に関し次の方向性が示されています。
・救急医療管理加算の算定要件における「その他、他項目に準ずるような重篤な状態」の患者については、患者像が不明確なことから評価を見直す。
・状態が不安定な患者を一時的に高次医療機関へ搬送し、治療を継続するために再び搬送元の医療機関等へ搬送する場合(一般病棟入院基本料を算定)について、医師が同乗して診療が行われた場合を評価する。
・救命救急入院料における精神疾患診断治療に関する評価は救命救急入院料の算定期間中、精神科医が最初に行ったものについて算定する。
・救命救急入院料における薬毒物中毒患者の分析に係る評価について、単なる薬物血中濃度測定等を行う場合と中毒学会ガイドラインに基づく詳細な分析装置を用いたものとの評価を分けた上で、高度救命救急センター以外の救命救急センターでも算定可能とする。
・夜間休日救急搬送医学管理料について、精神疾患を合併する患者や薬毒物中毒患者について新たな評価を設ける。
周産期・小児医療に関しては次の方向性が示されています。
・新生児特定集中治療室退院調整加算について、ハイリスクの患者について早期から退院調整を行うことを要件とする。
・周産期医療センター等と連携し、在宅へ帰ることを前提として急性期病院でNICU後の重症児を受け入れることや、当該病院における退院支援を評価する。
・パリビズマブの注射当日の診療は小児科外来診療料ではなく、出来高で算定する。
・連携先の医療機関で在宅療養指導管理料を算定している場合であっても、他の医療機関で行われた指導管理と別の指導管理が行われた場合については、在宅療養指導管理料を算定可能とする。
これらのうち「在宅療養指導管理料」は、周産期・小児医療に特化した診療報酬ではなく、むしろ高齢者に適用されることのほうが一般的です。
在宅療養支援診療所/在宅療養支援病院から患者の紹介を受けた保険医療機関が、在宅療養支援診療所/在宅療養支援病院が行う在宅療養指導管理と異なる在宅療養指導管理を行った場合には、紹介が行われた月に限り、それぞれの保険医療機関において在宅療養指導管理料が算定できますが、それ以外の場合においては複数の医療機関で在宅療養指導管理料の算定が行える規定はありません。
そのため、患者が別の医療機関で在宅療養指導管理料の算定があった場合には在宅療養指導管理料の算定ができません。
たとえば内科診療所が在宅療養指導管理料を算定している在宅患者へ眼科診療所が眼科疾患の訪問診療を行っても、眼科診療所では在宅療養指導管理料の算定はできません。
別々に在宅療養指導管理料が算定可能となれば、全科的に在宅医療が進むことでしょう。

2013 年 12 月 13 日 平成26年度診療報酬改定の動向(104)

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平成24年度の中医協の診療報酬改定答申書には、次のチーム医療に関する評価について、調査・検証を行うことが附帯意見として添えられました。
・薬剤師の病棟業務(療養病棟又は精神病棟における業務を含む。)
・歯科医師等による周術期等の口腔機能の管理
・糖尿病透析予防指導による生活習慣病対策の推進・普及の実態
・栄養障害を生じている患者への栄養状態改善に向けた取組
病棟薬剤業務実施加算については、検証で効果が認められることから、退院時の薬剤指導等も病棟薬剤業務とし、平成26年度以降も継続される方針です。
療養病棟・精神病棟における病棟薬剤業務については、検証の結果、療養病棟・精神病棟に配置された薬剤師の約9割は入院4週間以降も継続して病棟薬剤業務を行っており、約9割の医師は継続が必要だと考えていることがわかりました。
療養病棟・精神病棟における病棟薬剤業務実施加算は入院後4週間としている制限について緩和される方向です。
在宅患者訪問薬剤管理指導料については、薬局に比べ医療機関での算定件数が少ないため、病棟薬剤業務として退院時の薬剤指導等を充実させるとともに、当該病棟入院患者に対して退院後も引き続き、必要に応じて、薬局と同様に在宅患者訪問薬剤管理指導を行えることとする方向です。
感染防止対策加算1の算定については、サーベイランスに参加することを必須とし、地域で独自に行っているサーベイランス事業が存在していない場合はJANIS事業(薬剤耐性菌を中心とした大規模な院内感染対策サーベイランス事業)への参加が要件とされる方向です。

(保健医療経営大学長ブログ転載)

▼今朝の国民放送で、

『安心して徘徊できる町、大牟田』が紹介されていました!

認知症での徘徊は誰にも予防できないし誰にでも起こりうる。
しかしながら、鉄道事故の責任を個人の家族に負わせる判決が出て、世間はざわついた。
そんな中、町じゅうが家族となって、徘徊者を見つける「目」を持つ徘徊先進市の大牟田が脚光をあびている。全国の自治体から見学が引きも切らないそうです。
今では最短一時間余で発見できるシステムとなったそうです。
情報網の即時展開、ということでありますが、そう言ってしまってはいかにも薄情。
ひとりの高齢者のことをみんながわが家族のように案じる「気配りのネットワーク」を即時構築できる力、ということのようです。

ツイッター記事から

井深 正美@masami_ibuka                                10月10日           

大牟田市が取り組む「安心して徘徊できる町づくり」、担当者から話を聞いて“目から鱗”でした。 認知症について、小学生の時から学ぶこと、地域ぐるみで認知症の高齢者を見守る「徘徊ネットワーク」など、高齢者が大切にされています。(^^)

▼西日本新聞の十月の紹介記事から

視察した京都府亀岡市の保健師(46)は「これほど大規模な訓練を全市で同時進行しているのは驚き」。岩手県高齢者総合支援センターの土屋ひろみさん(51)は「地域住民の訓練はもちろん、介護関係者と顔見知りになる機会としても素晴らしい」と感心した。

 大牟田市の高齢化率は31・1%(今年4月現在)。認知症による徘徊が課題となり、2004年に駛馬(はやめ)南地区の住民が模擬訓練を開始。10年には市内全21小学校区に広がった。訓練の想定や方法、事前準備は各校区で趣向を凝らす。

▼学長ブログで大牟田市、アクセス数順。

1、市町村の将来(3)人口減少レッドカード~ 3分の1以上の人口が減少する市町村

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-b43e.html

2、市町村の将来(6) 生産年齢人口減少で活力にレッドカードがつく所

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-1500.html

3、保健統計から がん検診の実情(胃がん検診受診率の推移ー地域差と年度差)

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-60bd.html

4、筑後六市の医療と地域の活性化(7) 大牟田市~病院が多いほど競争で余計な投資を迫られる

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-7f63.html

5、市町村の将来(8) 三十年後の65歳以上人口はどうなっている?

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/5-f782.html

6、介護保険の課題と論点(3)小規模多機能型居宅介護~通いより訪問を

「大牟田市では、小規模多機能型居宅介護事業所と併設した地域の交流拠点を24事業所に設置しています。
通いを中心に、訪問や泊まりのサービスを提供する小規模多機能型居宅介護に、介護予防拠点や地域交流施設の併設を義務付け、健康づくり、閉じこもり防止、世代間交流などの介護予防事業を行うとともに、地域の集まり場、茶のみ場を提供し、ボランティアも含めた地域住民同士の交流拠点となっています。」

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-9c84.html

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