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2013年12月 9日 (月)

平成26年度診療報酬改定の動向(99)(100)次年度予算の落としどころとリハビリテーションについて

保健医療経営大学学長

橋爪章

2013 年 12 月 9 日 平成26年度診療報酬改定の動向(100)

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先週の中医協では、がん対策(個別事項その1)、精神医療(個別事項その2)に続き、個別事項についての論議が行われています。
個別事項その3として「リハビリテーション」が取り上げられていますが、そこでの提言は次の通りです。
・ リハビリテーションの設備と人材を有する医療機関において、循環器系の疾患、新生物、消化器系の疾患等の患者が多く、65歳以上の患者が●割以上の急性期病棟(7対1、10対1病棟)に理学療法士等のリハビリテーションの専門職を配置した場合を評価。
・ リハビリテーションの専門職を配置した病棟(7対1、10対1病棟)では「入院時に比べ退院時にADLが低下した者の割合が●%以下」等の具体的数値目標を評価の要件とする。
・ 初期加算・早期加算について、地域連携診療計画管理料の対象となっている大腿骨頚部骨折及び脳卒中に限り、退院後、外来でも当該加算を算定可能とし(ただし、算定日数は入院と外来での算定日数を通算したものとする)、入院と外来のリハビリテーションが別の医療機関で行われる場合は、外来リハビリテーションを提供する医療機関へ早期に紹介した場合を評価する。
・ 運動器リハビリテーション料Ⅰについて、外来患者についても算定可能とする。
・ 回復期リハビリテーション病棟入院料1を算定する病棟において、病棟への専従の医師配置、病棟への専従の社会福祉士の配置を行った場合を評価。
・ 回復期リハビリテーション病棟入院料1を算定する病棟において、休日リハビリテーション提供体制加算を包括し要件とする。
廃用症候群に対するリハビリテーションを実施する場合には、それ以外のリハビリテーション料が適用にならない理由の記載欄を評価表や実績報告書に設け、その適用を厳格化する。
・ 維持期リハビリテーションについては、経過措置を延長する。
・ 居宅介護支援事業所の介護支援専門員(ケアマネジャー)等との連携や事業所への紹介等を評価。

※ことば抄

:廃用症候群とは?

廃用症候群(はいようしょうこうぐん、: disuse syndromeでぃしゅすシンドローム)とは、安静状態が長期に渡って続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指す。生活不活発病とも呼ばれる。特に病床で寝たきり状態でいることによって起こる症状が多い。

などが挙げられる。(ウィキペディア)

▼かささぎの一人ごと

まだお見舞いにいけていませんが、寺田村の火事になったおうちのおばさん(かささぎの母と同世代)は火事の数日前から自分ちの茶畑で転倒して骨折入院中でしたが、火事のあとは、施設にはいられた模様。そこで廃用症候群になりそうな気配なんだと娘さんがあいさつにみえてこぼしていかれました。とても働き者のおばさんなので、かささぎもそれが真っ先に気になりました。
わが母83歳は、倒れ転びしながらも、わがよかごつ(じぶんのいいように)畑仕事をしています。ざりがにおっちゃんから、みっともないから、もう働かんでよかとに。と言われながらも。
わたしはそうして働いてくれる母に感謝している。ありがたやありがたや。
死ぬまではたらいてね、おかあちゃん。

2013 年 12 月 8 日 平成26年度診療報酬改定の動向(99)

5日、政府の経済財政諮問会議が開かれ、14年度予算編成の基本方針案が提示されました。
診療報酬改定については、本体部分を抑制し、薬価についてマイナス改定にすることが明記されています。
明日(9日)は、本体部分のプラス改定を主張する自民党厚労部会と、プラス改定に慎重な自民党社会保障制度特命委員会の合同会議が開催されます。
報道によると、落としどころとして、
・消費税率の引き上げ相当分として、1・36%分を初診料や再診料などに上乗せ。
・薬価は、増税対応分を除いて、マイナス1.4%程度
・増税対応分を除く本体部分はプラスマイナスゼロ前後

という線のようです。
今月20日前後には首相官邸で最終調整がなされ、24日頃に閣議決定です。
6日に社会保障審議会医療保険部会・医療部会が公表した「平成26 年度診療報酬改定の基本方針」によると、改定の視点は、
(1)充実が求められる分野を適切に評価していく視点
(2)患者等から見て分かりやすく納得でき、安心・安全で質の高い医療を実現する視点
(3)医療従事者の負担を軽減する視点

(4)効率化余地がある分野を適正化する視点
とされています。
(1)(2)(3)は、診療報酬のアップ要因で、(4)はダウン要因です。
プラス改定なら、プラス部分の財源を(1)(2)(3)に充当すればよいのですが、プラスマイナスゼロ前後なら(1)(2)(3)で必要とされる財源を(4)で生み出さなければなりません。
医療現場では、厳しく効率化(機能分化・強化と連携)が迫られることになります。
(保健医療経営大学学長ブログ転載)

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コメント

倒れ転びしながら畑で働いていた母が、畑に立つことも出来なくなりつつあります。倦怠感がハンパなかったらしく、自力でトイレにも立てなくなりました。
今日、入院しました。
倒れ転びしながらも畑に立てるうちが華よ。
お母さんの好きなようにさせてあげてください。
どんなに畑に立ちたくても、立てない日がいつかやって来るのですから。

せいこさん。
おかあさん、入院なされたそうで、お見舞い申し上げます。
病状は心配ですが、看護に関してはこれで安堵できますね。よりよい治療もできることでしょう。そう願っています。
さいきん、母から、笠原にいたこども時代の、母の母の話を聴いて、かんじることが多い。
まだまだ知らない話がいっぱいあります。
せいこさんもお母さんとの時間を大事にね。

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