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2013年11月25日 (月)

保健医療経営大学の大学祭(たかやな祭)「連~together」

保健医療経営大学学長

橋爪章

2013 年 11 月 24 日 大学祭

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本日は保健医療経営大学の大学祭(たかやな祭)です。
開学初年度(平成20年)は一年生しか在学していませんでしたので、聖マリア学院大学の大学祭(マリア祭)に本学新入生による模擬店を出店する形での相乗り大学祭でした。
模擬店の「経営」を新入生たちに実地経験させたのですが、出納を記録した帳簿と現金残高とが合わず、○%の「不明金」が出ました。
総売上がせいぜい数万円の模擬店でしたので、○%といっても数百円のことです。
「100億の医業収益の病院で○%の不明金が出たら、それは○億円の不明金を出したことになる。そんなことでは君たちは経営者失格である。」と授業の題材にしたのが、つい先日のことのようです。
次年度(平成21年)と次々年度(平成22年)には、みやま「食の祭典」と相乗りし、本学を会場とした大学祭となりました。
本学学生による大学祭実行委員会が立ち上がり、自主運営を目指しましたが、集客は「食の祭典」に頼り切りでした。
1年生から4年生までが揃った平成23年、平成24年も「まるごとみやま秋穫祭」に相乗りでしたが、大学祭実行委員会は、大学祭を「たかやな祭」と命名し、テーマを設け、独自のポスター・チラシ等による広報を行いました。

http://www.healthcare-m.ac.jp/campus/event/event-111020.html

http://www.healthcare-m.ac.jp/campus/event/event-121117.html

そして本年度は、ついに、単独で大学祭(たかやな祭)を開催することになりました。
テーマは『連~together~』です。

http://www.healthcare-m.ac.jp/campus/fest.html

盛りだくさんのイベントですが、大学祭実行委員会は、これだけのことが実行できる「経営組織」に成長しています。
大学祭実行委員会ブログでも、頼もしい学生たちの姿が垣間見えます。

http://ameblo.jp/takayana-fes

イベントのひとつである教職員企画では、私が担当する「連句興行」も行われます。
「連句」人口は全国でも数えるほど(数百人?)しかいませんが、その数百人がいなくなれば、室町時代から続く特異な文芸ジャンルが途絶えることになります。
「連句のすごさが見過ごされるのは日本にとってもったいないことだ」(岡潔)とまで評され、松尾芭蕉、夏目漱石、寺田寅彦ら先達がこよなく愛した貴重な文芸を何とか盛り上げようと、平成21年以降、大学祭の場を借りて「連句興行」を何度か実演しています

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▼歌仙興行のお礼
学長、早朝から大へんお世話になりました。
実行委員会の皆様、お疲れ様でございました。
さぞお疲れになったことでしょう。
学長作成の連句資料、詳細で今後の役にたちます。
いろんな意味で、連句には明るい未来と未知の道が詰まっているように思える、そんな資料でございました。時間がないだろうのに、よくまあ、あんなに詳しいプリントを作成できたものとおどろきます。
また、はじめて参加された、やまなみ短歌会所属歌人の鹿田恵(しかだめぐみ)さま、ありがとうございました。
確実にフィットする句を出してくださった。まったく驚きです。
さすがベテランの歌人だと感じました。
遠方より参加くださった、中山宙虫ご夫妻、ありがとうございました。
そらんさんの句が入ったことで、味わいが深まりました。
かささぎはずっと以前の無礼を奥様にお詫びできたので、ホッとしました。
そらんさんも奥さんも、どちらも暖かい感じのお人柄、またごいっしょにお出かけください。
句だけの参加であった、八山呆夢、古賀音彦の両氏にも、深甚な感謝を捧げます。
ぼん。いつもあなたが来てくれていたのに、顔がみれなかったのは淋しかった。
でも、すばらしい発句をありがとう。(この句を強く推したのは、乙四郎先生でしたよ。)
古賀音彦さんは現在久留米大学で郷土の歴史を教えていらっしゃるようです。
いまから作品を打ち込みますが、いただいた句のなかに、そのきらめく教養のかけらがキラキラしている、まぶしい一句がございます。わくわくしますね。
なんとすごいことでしょう。
かわいらしいおまごさん二人を連れて参加された青翠えめさん、お疲れさまでした。
いい句が出ました。おまごさんの句にも驚かされたし、乙四郎先生のただ一語の一直にも驚かされた。
らんちゃん、たくさんは出なかったけれど、欠けていた視点の句を出してくれてありがとう。
そして最後に、せいこさん。体調が万全でないのに、早くからたくさんの荷物を持って献身的にサービスしてくれて、ありがとうございました。疲れたろう?
句もたくさんいい句をだしてくれた。
そして、客人のかたがたの応対、ありがとうございました。

    

▼かささぎの旗での大学祭連句興行の記録

その前に、なぜに連句は、催行ではなく興行というのでしょうか。
というのをつらつら考えてみました。

最初に前田圭衛子先生の口から、連句は興行するものであり、張行するものである、と教わったときは、へえーと思ったものだったが、やがて自分なりにこういう風に思うようになる。
行を興すというのは、五行を興すことではないか、と。
五行を興すとは、天地創造であり、乾坤を築くことだ、と。
座にあつまった連衆が、その座に降臨する時の神とともに、五行という運のめぐりを展開して小宇宙を構築していくこと。それが連句興行だと。

ウィキペディアで興行を調べても、満足のいく回答ではありません。
むしろ偏見でしかない回答におもえる。
連句興行では見学者は(ふつうの場合)いないし、第三者から観覧料を徴収することもない。
したがって、興行に暴力団が絡むことはありませぬ。

2009年3月 8日 (日)

弥生連句興行於保健医療経営大学(第一回)

弥生連句興行於保健医療経営大学

歌仙 『海へ拓ける』

      捌  姫野恭子

有明の海へ拓ける春意かな       姫野恭子
  青きカンバス跨ぐ燕(つばくろ)   竹橋乙四郎
雨近し樹々に辛夷のふくらみて     山下整子
  土筆のはかま取りし爪なる      中山宙虫
えんぴつを包丁で研ぐ母のあり     八山呆夢
  色なき風に揺れる電線        東妙寺らん

 
意地張りて遊ぶふりする螽蟖(きりぎりす)  乙
  二人にされてはじかみを噛み      恭
好きすきと月をまはって来るメール     虫
  穴を覗けばみえる魚籠底        夢
この不況侍ジャパン救へるか        らん
  カンパリソーダはいつも饒舌      整
石炭を拾って帰る野川守          恭
  雑巾しぼるしもやけのゆび       乙
八幡の古き鳥居にゐる鳥よ        整
  新幹線の固い槌音           虫
紅白の配置見事に花の庭         夢
  余る寒さも隠国(こもりく)の里    らん


名残表

代々の手を借り吊るす雛飾り     夢
  ぶらんこ漕いだ長ぐつ脱げた   恭
イ短調横一列の四分音符      らん
  小石ころがり山がこはれる    虫
沸点をたやすくこえし罵詈雑言   整
  夕立となる魂ごひの果て       恭
くちづけは長し緑陰深くなる      宙
  猫のぬくもり膝枕にし       乙
藍瓶を守る老爺の庵あり       夢
  何だか自由になれた気がした   整
洋灯宿(ランプやど)余白を埋める二日月  らん
  夜長に閉ぢる読みかけの書(ふみ) 乙


名残裏

小売店皮茸(こうたけ)もある舞茸も   整
  朽ちたるものを潮が引き去る     恭
初御空北に向かひて祈りをり       夢
  これからの季(とき)それぞれの時  らん
あまたある花の蕾のほころびて     乙
  学び舎がある陽炎のさき       宙  

平成二十一年三月七日(土) 10時~4時
於・保健医療経営大学連句の部屋

第二回http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-2.html

平成二十一年四月十二日
歌仙「兵六玉」
捌・前田圭衛子師

第三回http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-18.html
平成二十一年十月二十五日
歌仙「籾殻山」
捌・姫野恭子

第四回http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-47.html
平成二十二年三月二十九日
短歌行「百済色」
捌・姫野恭子

第五回http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-c835.html
慶祝歌仙「高砂や」前半
捌・姫野恭子

第六回http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-00e9.html
歌仙「元山(がんざん)」
平成二十二年十月二十四日
捌・姫野恭子

第七回http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-2e77.html
オン座六句「秋穫祭」
平成二十三年一一月二十日
捌・前田圭衛子師

第八回http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-2423.html
歌仙「緑雨」(沢 都の発句)
平成二十四年四月二十二日
捌・姫野恭子

第九回
歌仙「命の日」
平成二十五年一一月二十四日
捌・姫野恭子

この文章を作成するのに、過去の作品をさぐった。
みやこさん。
みやこさんが、いたんだよね。ついこないだまで。

君の席歳時記載せて取り置きぬ  かささぎ

名を呼べば指呼の間なる君の声 

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コメント

わたしがあなたにまったくかなわないと思わされるのは、こういった地道な作業を、それもかなり時間のかかる綿密な作業をたったひとりでやり遂げてしまうところです。心底、ありがたいと思います。
これは今回、綿密な資料をつくってくれていた竹橋乙四郎氏にも言えることですが、なにがここまで君たちを駆り立てるのか、逆立ちしても、いいえ、どうやってもまねできないことを君らはこともなげにやってのける。

こういった資料をつけてくれる、あるいは以前の連句をすべてアップしてくれるあなたたちがいるから、これまで連句が続けて来れました。
本当にありがとう。

いつか、亜の会、作品集をつくりましょう。
手作りでいいじゃない。発行部数三〇冊くらいの、手づくり連句集。
それまで、ちまちまと巻いていきたい。
そんな思いを強くしています。

追伸。
初参戦の恵ちゃんからメールが届きました。
最初は午前中で帰ろうと思っていたそうです。
楽しくて、あっというまに時間がたったとおしゃってました。いい体験ができた、と。またぜひ誘ってとも。ああ、ありがたいなあ、これも。

恵さん、楽しかったですね。
あとで、せいこさんから酪農をなさっていると伺って、ああその話題を聞きたかった!と思ったことでした。一日も放せない責任ある仕事、そのなかでおいでくださった。なんとありがたいことでしょう。

考えてみたら、乙四郎さんはじめ、みなさん、そうですよね。多忙ななか、じかんを割いて、あつまってくれている。
傍から見れば、何時間もただ座って、なにが楽しんだ、と思われるに違いないのですが。
連句の魅力は、魔力ですね。
またおいでください。

それにしてもだ。
作品を拾いながら、大学でやったものだけでも、結構な数になってることに気づきました。
作品集を作りたいですね。パソコン編集でいいから。それこそ手作りで。
暮れから正月の休み、九日ある。そんとき試みてみるかなあ。
期待しないでください。
乙四郎先生やせいこさんなら苦もなくできるだろうが、ほかにすることがたくさんあるだろうし。
こういうことは思いついた時にさっさかやっとかんと、永久になくなってしまうよね。
せいちゃん、いつもありがとう。
わたしは、あなたに甘えている。

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