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2013年11月23日 (土)

平成26年度診療報酬改定の動向(85) 医療経済実態調査結果へ診療側の見解

保健医療経営大学学長

橋爪章

2013 年 11 月 23 日 平成26年度診療報酬改定の動向(85)

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20日の中医協総会に提出された、医療経済実態調査結果に対する診療側の見解は、要約すると次の通りです。
一般診療所の場合、医業収益の伸びは微増にとどまっており、有床診療所では依然として厳しい状況が続いていることが明らかとなった。
一般病院全体の損益率は若干改善したものの依然として赤字となっており、総じて引き続き厳しい状況にあると言える。
医療法人の医業収益の伸び率は他の開設主体と比較して最も低く、損益率は横ばいにとどまっている。
医療法人の損益率が横ばいにとどまった理由のひとつとして、給与費率の上昇が挙げられる。
経営状況をより適正に表す税引後損益差率を見ても、医療法人は横ばいであり、ほとんど改善しておらず、むしろ社会保険関係法人や公立病院を下回る水準になっている。
このように、医療法人の経営は決して改善していないことが明らかになったと考える。
他方、国公立病院は医業収益が伸びを示し、損益率が改善しているが、依然として赤字である。
一般病棟入院基本料別に見ると、医療収益の伸び率は7対1が最も高いが、10対1と15対1ではほぼ横ばいにとどまり、13対1は減少している。
損益率では13対1のみ黒字となっているが悪化しており、その他はいずれも依然として赤字である。
7対1は改善しているものの、引き続き赤字であり、10対1、15対1は悪化している。
療養病棟入院基本料別では、医業収益の伸び率は同基本料1で0.4%増、同基本料2で0.9%減となっており、損益率を見ると、同基本料1は黒字ではあるものの悪化し、同基本料2では連続して赤字で赤字幅が拡大している。
病床規模別に見ると、医業収益の伸び率が高かったのは500床以上の3.6%、300床~499床の2.6%で、その他は病床規模によらず1%未満にとどまっており、大病院の医業収益の伸びが高い水準を維持している一方で、中小病院の医業収益はほとんど伸びていないことが示されている。
損益率は200床~299床で赤字幅を拡大している。
300床以上の損益率は改善しているが依然として赤字である。
ただし、国公立病院を除くと、損益率が最も高いのは500床以上の3.9%となっている。

医療の需給関係等には地域差があり、収益面でも同様のことが想定される。
全国一律の平均値のみを示すのではなく、たとえば都道府県別の収益データについても開示していただきたい。
精神科病院は、医業収益の伸びは横ばいで、損益率は赤字幅を拡大させている。
特に人件費の伸びが著しいこともあって、精神科病院の厳しい現状を反映した結果となっている。

歯科診療所については、医業収益の伸びは0.8%で、損益率は横ばいにとどまっている。
歯科の医療機関の大部分を占める個人歯科診療所における直近2事業年結果(平成23年、24年)の損益差額は、診療報酬のプラス改定があったにもかかわらず横ばいの状態にあり、特に「給与費」や「その他の医業費用」が増加し、経営状況はこれまで同様、非常に厳しい状況であることが窺える。
平成20年度からの落ち込みは全く回復されていない。
個人歯科診療所における経営状況については、既に経営努力や経費削減努力が明らかに限界に達しており、このことは設備投資面での資金にも影響を与えることが懸念され、安心、安全を前提とした歯科医療供給体制の根幹にかかわる喫緊の課題として、速やかな対応が求められる。
保険薬局については、開設主体(法人、個人)の違いに関係なく損益状況が悪化している。
処方日数の長期化による医薬品費の比率の上昇等を背景に、法人立で収益(収入)が伸びているものの、費用(支出)の7割以上を占める医薬品等の購入費の増加と、それに伴う医薬品の管理コスト(給与等)の増加の影響により、費用全体の伸び率は収益の伸びを上回っており、損益率は減少している。

特に、地域密着型の薬局の代表とも言える、同一法人の店舗数「1店舗」および「2~5店舗」の小規模施設では、収益額が少なく、損益率も全体平均を大幅に下回っており、厳しい経営状況であることが見て取れる。
職種別の給与年(度)額を見ると、一般病院では、医療法人で1人当たり給与費の伸び率が医師のみならず看護職員の給与費の伸びも高かった。
医療法人で処遇改善が進んでいるとも考えられるが、国公立等との格差は依然として大きく、一定の給与を提示しないと採用が難しくなっている可能性がある点に留意が必要である。
一般診療所では、医療法人において院長給与は減少しており、院長給与を削減することで従業員の確保をするなど、依然として苦しい状況にあることが見て取れる。
以上見てきたように、今回の医療経済実態調査からは、過去2回のプラス改定によって一部に改善傾向が見られるものの、これまでの相次ぐ診療報酬のマイナス改定によって経営状態が大きく悪化したところから少しばかりの改善を見せたに過ぎない。
むしろほとんど改善していない、もしくは悪化している施設も存在していることが明らかになっており、医療機関の経営は総じて厳しい状態にあると言える。
医療機関は国民生活のセーフティネット機能を果たしており、国民のための質の高い医療の提供にとって不可欠な設備投資等を行い、更に勤務医等の医療従事者の処遇改善等を進めるためには、税引後においても一定の黒字幅を持続的に確保することが必要であること等も考えると、経営は依然として不安定であることが示されたと考える。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▼かささぎのわからない言葉、損益率って何。

以下の文章の。

保険薬局については、開設主体(法人、個人)の違いに関係なく損益状況が悪化している。
処方日数の長期化による医薬品費の比率の上昇等を背景に、法人立で収益(収入)が伸びているものの、費用(支出)の7割以上を占める医薬品等の購入費の増加と、それに伴う医薬品の管理コスト(給与等)の増加の影響により、費用全体の伸び率は収益の伸びを上回っており、損益率は減少している。

文脈的にはわかります。利益率ってのと同じ意味。
だけど、語感がさ。損が減っているようなニュアンス。
(こういう言葉すらろくすっぽ知らない、無知かささぎなり。)

ついでに調べた。ってか出てきたんや。ぞろぞろと。
医薬品卸の損益率。
しかたないから、読んだ。
~ようわからんが、めっちゃもうかっとるんやないん。

そのまま引用ペタリします。

日本薬剤師会・その他協会・団体

営業利益率は0.63%‐大きい薬価引下げの影響
日本医薬品卸業連合会

2013年08月12日(月)

 

 日本医薬品卸業連合会が今年4月に実施した2013年版「卸経営に関するアンケート」の速報値を発表した。売上高比率では、07年をピークに低下を続けてきた総利益率が0・31ポイント増の6・75%となり、販売管理費・一般管理費率が横ばいの6・13%だった結果、営業利益率が前年を0・31ポイント上回る0・63%となった。ただ、山下冶孝経営管理委員長は8日の会見で「営業利益が回復したと言っても過去最高だった07年の1・13%の水準から、ほど遠い」と述べた。

流通改善への努力も反映

 数値は回答63社の直近決算の集計。事業所数は1496カ所、従業員数は5万4254人、年間総上高は総額9兆3288億4400万円だった。医科向けと一般向けを合わせた医薬品の売上高は8兆4202億5900万円で、このうち医科向けが8兆1093億1000万円となっている。

 経営指標では、売上高、販売費・一般管理費、人件費のいずれも伸長した。売上高は1・41%増と緩やかだったが、同様に薬価改定があった2年前と概ね同水準で、山下氏は「平均約6%の薬価引き下げの影響が大きく、物量としては6~7%伸びたと推計している」と説明した。

 人件費が過去3年間の低下傾向から増加に転じた要因については、「従業員増に加えて利益率回復による賞与の増加があったと推測できる」とし、従業員数の増加は、「物流センターの増設に伴うものと推測される」と分析する。

 損益計算書の主要項目である売上高比率の改善をめぐっては、「引き続き業界を挙げて流通改善に取り組んできたことに加え、薬卸連が契約条件の事前明示、覚書の締結、単品単価取引の励行を声明として発表したのを受け、各社が個々の医薬品の価値に見合った価格交渉、価格管理に最大限努めてきた結果」と説明した。さらに、「昨年に比べて妥結状況が芳しくない結果になっているのも、この一例であると思っている。低水準の妥結率が各社が価格交渉に慎重に対応していることを物語っている」とも語った。

 このほか、売掛債権月数が0・11カ月短くなる一方で、在庫月数と債務月数がいずれも0・05カ月伸び、正味現預金月数が0・11カ月増加し、「各社とも債権管理に注力していることがうかがえる」とした。

一層の利益率改善が必要に

 鈴木賢会長はこの日の会見で業況を総括し、「妥結の問題等が解決していないため、はっきりしたことは言えないが、経営の数字は相対的に良くなってきている」と流通改善に手応えを示した上で、「医薬品卸は社会的インフラとして、もう少し利益率を上げていくことが、投資の面からも必要。各社ともそういう方向で努力しているのではないか」と語った。(薬事日報

▼かささぎのひとりごと

きのうの記事で気になった、なぜに有床診療所院長の年収が一番高いのか、その理由。

だれも教えてくれないので、あちこちうろうろした。
すると。

う剥離ということばにぶつかる。なんなんだ。うはくり。http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20111104

テレビの病院ものドラマも、二回しか見ていない。
みているうちに、なんともいえないきもちになり、見る気が失せた。

・・・ものをつくる、工場はいいなあ。
おら、工員が好きだわ。

◇  ◇

保健医療経営大学時間学講座

What’s 時間学 ? (20)

「未来と今─キリスト教の時間

(1)

保健医療経営大学の設立母体は、社会医療法人雪の聖母会聖マリア病院です。その基本理念には、

「カトリックの愛の精神による保健、医療、福祉及び教育の実践」とあります。

そして時間学研究会8回)の発表内容はキリスト教に関するものでした。今回はその記録概要を

お届けします

南天、’13.11 12
(南天の鉢植えです。11月のはじめに、やはり星野村から

 輿入れしました。その日は、洋ランを商っておられた店舗(

 いまは廃業されています)に溜まった土砂をボランティアの

 みんなでかき出しましたが、裏庭にあったこれらの南天も

 処分しようということになったので、断ってもらってきました。)

(2)

時間学研究会 8回記録

1)日時  2013917()  191521:40 2)場所  理事長室 3)参加者 6名

4)テーマ発表者

  「 未来と今 ━キリスト教の時間 」

      松永伸夫(スポーツクラブみやま)

5)配布資料:テーマと同名のハンドアウト(全3ページ)

6)内容    発表者がハンドアウトにそって説明し、発表後に質疑応答があった。

その主要項目は、以下の通り。

(1)聖書( the Holy Bible )の構成

 (2)ユダヤ教の暦とキリスト教の暦と(それぞれの特長)

 (3)キリスト教的な時の考え方

 (4)聖書にみるキリスト教の時間概念

 (5)讃美歌にみるキリスト教の時間概念

 (6)キリスト教における神の永遠性

 (7)「キリストと時」について

 (8)終わりに

002

(ポートライト・ペアビューティと「桜の華」の揃い踏みです。)

 

 

)質疑応答など

・西暦はイエス・キリストの誕生を紀元としているが、キリストの誕生はなぜ1225日であって11日ではないのか。

・なぜキリスト生誕が紀元なのか

    神聖ローマ帝国時代に制定された?

    冬至説が起点である

・欧米では学校の年度始まりは、なぜ9月なのか

・直近200年、18世紀にキリスト紀元が通用するようになったとのことだが、ではそれ以前の年代暦はどのようであったのか

 (回答) 「それ以前には、五二五年にローマの高僧ディオニュシュス・エクシグウスによって採用された、キリスト生誕から以降の年を“anni domini”(主の年、即ち紀元後)として数える仕方が、中世以来既に一般に用いられていた。それに対して、一方 キリスト以前の時を数える方は、十八世紀にいたるまで、キリストの生誕の時によらずに、依然旧来の世界年代暦によって、世の創造の時より数えられていたのであった。(略)」

     (『キリストと時 ━原始キリスト教の時間観及び歴史観』 Christus und die Zeit

             Oscar Cullmann・著、岩波現代叢書、1954年、p.1-2 )

 

006

(ポートライト・ペアビューティの大輪2りんです。)

・なぜ、皇紀をつかわなくなったのか(神武天皇の即位)

・イスラム教の暦はどうなっているのか

・聖歌隊というが、讃美歌隊とは言わないのは?

・科学と結びついたキリスト教だったから、この200年来のB.C.A.D.があるのだろうか?(よく

 キリスト教を世界に普及させることができたと思う)

・地球以外の惑星の人類との接点ができたら、このB.C.A.D.はかわるかもしれない

・ユダヤ人種の能力のすばらしさ(学術、経済、思想、音楽・・・・)

・キリスト教は音楽など文化的にいいものを作った

・「煉獄」という言葉をきいたことがあるが・・・・・、

・日本の祭日設定の根拠は?

・直線的(機械的)時間と円環的(循環的)時間と、この価値は見直されていいのではないか

・ミレーの「夕べの祈り」のすばらしさを思う

・インド哲学における時間にひかれる

8)その他

時間学研究会の今後の発表予定として、10月は辻正二会員(転機に関連した内容で)の当を確認した。

・次回に、今回報告 「 未来と今─キリスト教の時間 」の資料をお届けする予定です。

 

(投稿者:松永伸夫)

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