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2013年11月 3日 (日)

杉山洋先生のブログから「石橋和子の歌二首」

夜話 千 71 石橋和子の歌二首 

八女の古くからの歯科医師石橋一氏の奥さん和子夫人の歌を紹介する 

福島八幡宮の堀端の医院は昨今の医院とはちがう 

たたずまいの閑静な旧家で御影石の門柱に歴史がある

治療室のガラス戸のむこうには鬱蒼と樹木の茂る素晴らしい庭がある 先代からの手入れの届いた庭である 

一氏夫妻はは既に亡い 
善知鳥吉左の八女夜話

八女に多くある石橋医院はほとんどが山本健吉と先祖を一つにしている 

健吉の本姓名は石橋貞吉

夫人も健吉の納骨のさいには立ち会ったと記憶している

亡き夫人は 晩年短歌誌『やまなみ』に属した歌人だつた 

先日の「夢中忌」で久しぶりに長男夫妻に会ったので 昨日医院を訪ね 和子夫人唯一の歌集『花咲く家』を拝借した 

七十三ページにニ百十余の歌が収まっていた

作者は「はじめ」の言葉に「父祖ののこして下さった美しい家の意味で『花咲く家』と歌集の題をつけた」と述べている 

まさに美しい庭に包まれた家だった 

和子夫人の作品が「昭和万葉集」に選ばれたと生前聞いていた 

この期にと八女図書館蔵書の『昭和万葉集』を調べたところ 二首が選ばれていた 

ひとつは歌集『花咲く家』に登載されていた次の歌

充ちてくるものの如く熟れ春の穂はうねりつつ風ふきやまず

もう一つは

戦に征く兄に死ねとも母云へずして凛烈たりし


これは歌集には未登載であつた 

現院長石橋彬氏は前の一首を『気に入っている」と口ずさんでくれた 

気品ある面影にふさわしく歌もまた清涼である 

生前もう一度お会いしたかった歌人だつた(敬称略)


 
「善知鳥吉左の八女夜話」
(うとうきちざのやめやわ)より引用


▼響


充ちてくるものの如く熟れ春の穂はうねりつつ風ふきやまず

     石橋和子


木犀にとほき潮のみちにけり
      石橋秀野 

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コメント

石橋歯科医院には40年近くお世話になっています。
ほんとにお庭がすてきでね、お庭見たいから治療に行ってるところもあり^^
130年前からあるお庭です。
季節ごとに変化して見飽きません。
でも作りすぎてなくてとても自然なのです。
時々庭に入って写真撮らせていただきます。
以前池田先生が石橋先生の事を「九州で3本の指に入る腕だと僕は思ってる」とおっしゃってましたね。
現在は息子さんが診療を引き継いでいらっしゃいますが、院長のセンスと腕を確実に継承☆

ふうん。そうなのか。
えめさん、わたし、この石橋彬というお医者さんの名前、記憶がある。
めずらしい名前だものね。
一回だけ、みえました。整骨院に。
縁がとおいところで繋がっていたこと、この杉山先生の記事を去年よんだときにはへえと思ってとおりすぎただけでしたが。
それが大子おばあさんの八女老連広報でのエッセイをお盆に読んだあと、ん?とおもって、いとこのみちよちゃんにたずねたら、この石橋和子という歌人が大子おばあさんのお姉さんだったそうで、。
ということで、わたしも石橋秀野を調べ始めたころ聴いた石橋一族長老のご挨拶を思い出して、ああなるほど、あの家に収斂していくのか・・・と腑に落ちた次第です。
そんなら、えめさんもなにか言ってたっけと思っているところでした。
すごいですね、えにしの糸。

そうそう。最近、もうひとつ、お医者様のことであっとおもった偶然。
久留米市役所の西に外科医院があったんよね、本間外科といいましたか。
かささぎの旗が数年前に勤めていた警備会社が、そのとなりに息子さんの医院か自宅を新築するのに交通警備を請負い、警備士をそこまで送迎したか請求書をとどけるかしたので、記憶があります。
そこへかささぎはパート事務員の面接にいったこともありました。手書きレセプトできる人、という募集案内だったから。
試験があって、医療事務をすっかり忘れていた私は落第したんですが、面接してくださったのは当のおじいちゃん先生でした。
ところが、最近お亡くなりになったそうです。
おくさんが気づいて行かれたとき、もうなくなっておられたそうです。
一期一会。
ご冥福をお祈りいたします。
(ぐうぜん久留米のおばからきいたので、ここに書き残します。)

なぜえいこおばは知っていたのだろう。というより、なぜわたしにそれを言ったのだろう。まったく無関係なのになあ。
思い当たること、
その1.患者だったのかもしれない。おばはその近くの洋服仕立て屋さんに最近退職するまでながいこと勤めていたから。
その2.嫁が医療の仕事をしているから、情報が入ってきたのだろう。
その3.火事つながりが遠いところで響いている。

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