無料ブログはココログ

« | トップページ | 仕事の周辺 »

2013年11月13日 (水)

平成26年度診療報酬改定の動向(78) 診療報酬は上がるのか?その裏を取る

保健医療経営大学学長

橋爪章

2013 年 11 月 13 日 平成26年度診療報酬改定の動向(78)

Share on Facebook


先月、田村厚生労働大臣相は次期診療報酬改定について「医療経済実態調査などを見て、必要性があれば当然のごとく、診療報酬を引き上げなければならないと思っている」と言及しています。
その「医療経済実態調査」報告が6日の中医協総会に提出されました。
一般病院の損益差額は、国公立病院では、1施設あたり2億7728万円(平均病床数293床)の損で、国公立以外では、1施設あたり6853万円(平均病床数159床)の益でした。
精神科病院の損益差額は、1施設あたり929万円(平均病床数246床)の損でした。
一般診療所の損益差額は、1施設あたり1787万円の益でした。
歯科診療所の損益差額は、1施設あたり987万円の益でした。
保険薬局の損益差額は、1施設あたり921万円の益でした。
施設長の平均給料年額は、医療法人病院長が3098万円で1.7%増、国立病院長が1964万円で3.6%減公立病院長が2070万円で1.3%増医療法人一般診療所長が2787万円で1.1%減、医療法人歯科診療所長が1252万円で0.2%増でした。
医師の給料は、医療法人病院が1590万円で2.8%増、国立病院が1491万円で1.1%増公立病院が1517万円で0.3%減医療法人診療所が1336万円で1.6%増、個人診療所が1345万円で2.7%増でした。
歯科医師給料は、医療法人病院が983万円で1.9%増、国立病院が1233万円で4.9%増、公立病院が1391万円で2.1%増、医療法人歯科診療所が723万円で2.6%増、個人歯科診療所が625万円で2%増でした
歯科診療所歯科医師の給料は一般診療所の薬剤師や保険薬局の管理薬剤師の給料を下回っています。
薬剤師の給料は、医療法人病院が506万円で0.2%減、国立病院が622万円で2.8%減、公立病院が611万円で1.3%減、医療法人診療所が743万円で5.1%増、個人診療所が789万円で0.4%増、法人保険薬局の管理薬剤師が742万円で2.4%増、法人保険薬局の薬剤師が462万円で1.9%増、個人保険薬局の薬剤師が377万円で1.4%増です。
保険薬局薬剤師の給料は看護職員(保健師、助産師、看護師、准看護師)の給料と同水準です。
看護職員の給料は、医療法人病院が439万円で0.8%増、国立病院が508万円で0.3%増、公立病院が539万円で0.3%減、医療法人診療所が348万円で0.2%増、個人診療所が355万円で0.7%減でした。
上述の各施設の損益や従事者給料の増減を見る限りにおいては「診療報酬を引き上げなければならない必要性」に切実性はなく、施設間の増減調整で従事者の給料水準の維持が可能だということもできます。

保健医療経営大学ブログ転載

« | トップページ | 仕事の周辺 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« | トップページ | 仕事の周辺 »

最近のトラックバック

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31