無料ブログはココログ

« 分かち書き俳句、加藤楸邨。 | トップページ | 平成26年度診療報酬改定の動向(50) 訪問看護の実施状況 »

2013年10月14日 (月)

平成26年度診療報酬改定の動向(49) 在宅医療の実施状況及び医療と介護の連携状況調査

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2013 年 10 月 14 日 平成26年度診療報酬改定の動向(49)

Share on Facebook


診療報酬改定結果検証部会のとりまとめのうち、「在宅医療の実施状況及び医療と介護の連携状況調査」については次の評価が行われています。
在宅医療を実施する上で必要となる退院調整や各医療機関や介護保険施設・事業所との連携については、平成24年度診療報酬改定である程度進んできていますが、その効果はまだ十分とはいえないようです。
・「退院調整加算1」「退院調整加算2」が新設され、入院医療を実施している医療機関では、86%の施設で退院調整部門を設置している。
・退院調整をした患者数が増加しており、積極的に退院調整を実施するようになったことが伺える。
・退院調整による効果として、「部門・多職種間の調整がスムーズになった」「今まで退院が困難だった患者の退院支援が進んだ」「患者がスムーズに地域へ移行できるようになった」など、効果を認める施設が6割近くに上った。
・入院診療計画について、約半数の施設が独自の様式を用いるようになっている。
・パスの活用や退院調整部門による早期退院調整、連携等による一定の効果が認められる。
・機能強化型の在宅療養支援診療所・病院が新設されたが、機能強化型在支診・機能強化型在支病の届出は少なかった。
・在支診が機能強化型在支診の届出をしていない理由として最も多かったのは、「常勤医師を3名以上配置できない」(67%)であった。
また、在支病が機能強化型在支病の届出をしていない理由として最も多かったのは、「過去1年間の看取り実績が2件未満」(47%)であった。
・機能強化型在支診・機能強化型在支病は、緊急時の往診について、時間内、時間外ともに高い割合で対応しており、在宅患者に対しての連絡体制、往診体制が整っている。
機能強化型在支診以外の診療所では、約3割の施設が時間内、時間外とも緊急時の往診を行っておらず、十分な往診体制が整っていない。
・緊急時の病床の確保については、機能強化型在支診・在支診において6割以上の診療所が連携先で病床を確保しているが、在宅患者を連携医療機関に緊急入院させようとして入院できなかった経験が「ある」在支診も多く、緊急入院のための病床確保は依然として課題となっている。
・機能強化型在支診における診療報酬項目の算定患者数をみると、「在宅患者訪問診療料(同一建物以外)」、「在宅患者訪問診療料 在宅ターミナルケア加算」、「在宅時医学総合管理料」、「特定施設入居時等医学総合管理料」、「在宅がん医療総合診療料」、「在宅悪性腫瘍患者指導管理料」について増加した。
・機能強化型在支病における診療報酬項目の算定患者数をみると、「往診料」、「在宅患者訪問診療料(同一建物以外)」、「在宅患者訪問診療料 在宅ターミナルケア加算」、「特定施設入居時等医学総合管理料」、「在宅がん医療総合診療料」、「在宅悪性腫瘍患者指導管理料」、「在宅療養指導料(170 点)」について増加した。
・緊急時に往診した回数については、機能強化型在支診・機能強化型在支病とも増加し、在宅で看取りを行った回数についても増加している。
・連携している他の施設・事業所数(1施設あたりの平均値)をみると、「連携している診療所・病院」、「訪問看護ステーション」、「居宅介護支援事業所」については、十分な連携ができているが、それ以外の機関については、特に「歯科保険医療機関」で低く、十分な連携がとれているとはいい難い。
・夜間や緊急時の連絡先を医師から教えてもらっていることについての患者満足度は高く、患者は医療機関同士が連携して夜間・緊急時の対応体制を整えていることに安心感を高めている。
在宅医療を推進していく上で24時間体制を構築することが重要だが、連携体制を構築することが24時間体制の構築を推進することには必ずしも寄与しない可能性がある。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▼福岡の病院火災、その後

出火原因はやはりホットパックの加湿器の電源コードからの火という。
コードは紐。くねくねと長いので、踏んづけたりしやすい。
すると縒れて電気の束が偏って、もろくなる。
強い電流が流れる加湿器、24時間通電しているうちにショートして、ホコリや紙類に引火、それが大きな火になったのではとのこと。

なるほど、よくわかりました。

コードはいつも清潔に、ていねいに扱い、踏まない。

さて、
にわかに注目されている有床診療所の問題。
学長ブログでも取り上げていますでしょうか。

まず、有床診療所、減少している、でブログ内検索。
これがでました。平成24年医療施設調査・病院報告(1)(2) ☟

全国の活動中の医療施設は17万7191施設です。
その内訳として「病院」は8565施設で、前年に比べ40施設減少しています。
開設・再開した病院が98施設あったのに対し、廃止・休止した病院が138施設ありました。
「一般診療所」は10万152施設で605施設増加、「歯科診療所」は6万8474施設で318施設増加しています。
一般診療所は、「有床」が9596施設(一般診療所総数の9.6%)で前年に比べ338施設減少し、「無床」が9万556施設で前年に比べ943施設増加しています。
有床から無床へ変更した診療所が264施設あります。
医療施設の全病床数は170万3950床で、前年に比べ8589床減少しています。

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-1d47.html

兆しは受信していました。

十月八日、アクセス解析で生ログを見ているとき、。

これは悲鳴の一種だったに違いない。

入院基本料と栄養管理・褥瘡患者管理
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-de9d.html

コメント

検索サイト Yahoo  検索ワード 特別な栄養管理の必要性
30位

検索サイト Yahoo  検索ワード 栄養管理計画書 書いていない

7位くらい

あまりに改正に次ぐ改正で、うすうすああすればお得だと知っていたとしても、その手間が惜しいことって多いに違いない。お疲れさまです。

ああ・・・この☝の検索ワードの深い意味、ほんとうはどういうことだったのだろう。。。。現場じゃないとわからないのだろうか。でも、そんな悠長なことやっている暇なんてない、ということじゃないかなあ。
今朝の新聞で、有床診療所(火災を出してしまった福岡市の病院のように19床以下のベッド数の診療所)は赤字のところが多く、設備にまで十分なお金をかけられるところは少ないとありました。
たとえばスプリンクラーをつければ、数千万。
そんなにかかるのか。口で責めるのはたやすいけれど、命を預かるというのは簡単ではないなあ。
大病院と小さな所とでは小さい所のほうが収益も不利だというのも、気の毒なはなしで。。。

投稿: 傘子 | 2013年10月14日 (月) 14時23分

平成24年診療報酬・介護報酬改定(168)法が変われば死ぬ場所もかわる

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/index.html

また、有床診療所での死亡は全死亡の3%以下です。

有床診療所でターミナルケアを実施した場合(入院患者を、入院日から30日以内に看取った場合)、入院基本料に看取り加算が、在宅療養支援診療所の場合2000点、その他の場合でも1000点が新設されました。

ただし、夜間に看護職員を1名以上配置していることが要件です。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

∇かささぎの独り言

老人ホームで亡くなる人は全体のたった三パーセント。
診療所でもたったの三パーセント。

ではいったいどこで人はしぬんだろう。

病院なんでしょうね。

そうして、地下の西の出口からあるいは北出口から
棺にいれられて運び出されるんだろうね。

« 分かち書き俳句、加藤楸邨。 | トップページ | 平成26年度診療報酬改定の動向(50) 訪問看護の実施状況 »

コメント

検索サイト Yahoo  検索ワード 有床診療所 火災 調査

7位

1位は厚労省のスプリンクラーをつけよ。

検索サイト Excite  検索ワード 在宅 診療報酬

6位

1位は田辺製薬の診療報酬はやわかりマニュアル

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 分かち書き俳句、加藤楸邨。 | トップページ | 平成26年度診療報酬改定の動向(50) 訪問看護の実施状況 »

最近のトラックバック

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31