無料ブログはココログ

« 介護保険の課題と論点(4)短期入所生活介護(ショートステイ)について | トップページ | 呂伊利先生おめでと会コメント集成。 »

2013年9月28日 (土)

介護保険の課題と論点(5)「複合型サービス」の利便性は。

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2013 年 9 月 28 日 介護保険の課題と論点(5)

Share on Facebook


「複合型サービス」とは、登録定員25名以下(通い定員15名以下・宿泊定員9名以下)の複合型サービス事業所が医療ニーズの高い利用者へ状況に応じたサービスを組み合わせて提供するサービスです。
主治医と事業所の密接な連携のもとで、医療行為も含めた多様なサービスを24時間365日利用することができます。
医療ニーズへの対応が必要であるために小規模多機能型居宅介護事業所では登録に至らなかった利用者でも、複合型サービス事業所では登録が可能です。
また、
事業所のケアマネが「通い」、「泊まり」、「訪問看護」、「訪問介護」のサービスを一元的に管理するため、利用者や家族の状態に即応できるサービスを組み合わせることができます。
複合型サービスを利用することによって、退院直後の在宅生活へのスムーズな移行、病状不安定時の在宅生活の継続、家族のレスパイトケア、不安の軽減・解消、在宅生活の継続の後方支援が期待できます。
複合型サービスの現状と課題は次の通りです。
○ 複合型サービス利用者の約7割は要介護3以上の中重度者である。
○ 参入事業所からみた複合型サービス開始後の効果としては、看護職が事業所内にいることで医療ニーズの高い利用者に対しても看護が提供でき、介護職員との連携が促進されたことなどが挙げられている。
○ 複合型サービス利用者の医療ニーズへの対応状況については、「浣腸・摘便」が最も多く、次いで「胃ろう、腸ろうによる栄養管理」、「吸入・吸引」「じょく瘡の処置」が実施されている。
複合型サービスへの参入理由は「従来から医療ニーズの高い利用者が増加していたため」が最も多く、参入時に困難であったことは、「看護職員の新規確保が困難である」が最も多い。
複合型サービスに関する論点は次の通りです。
○ 医療ニーズの高い中重度の要介護者が地域での生活を継続できるための支援の充実を図る目的で創設された複合型サービスとして、求められている医療ニーズへの対応の更なる充実に向けて医療機関との連携の強化、地域のニーズに合わせた登録定員の柔軟な運用等も含めた検討を行っていくべきではないか。【省令等改正】
○ 複合型サービス開設前の事業実施状況が、小規模多機能型居宅介護事業所あるいは訪問看護事業所によって、開設後の医療ニーズへの対応が異なるのではないか。
○ 自治体における複合型サービスの制度、参入メリット等が理解されていない現状もあるため、その普及を図る必要があるのではないか。
複合型サービス事業所数は73事業所で、利用者数は約930人(平成25年6月)です。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▲コトバンクより、用語解説

レスパイトケア 【れすぱいとけあ】

  • 2件の用語解説(レスパイトケアで検索)

« 介護保険の課題と論点(4)短期入所生活介護(ショートステイ)について | トップページ | 呂伊利先生おめでと会コメント集成。 »

コメント

検索サイト Google  検索ワード 複合型サービス事業所

8位

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 介護保険の課題と論点(5)「複合型サービス」の利便性は。:

« 介護保険の課題と論点(4)短期入所生活介護(ショートステイ)について | トップページ | 呂伊利先生おめでと会コメント集成。 »

最近のトラックバック

2020年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31