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2013年9月12日 (木)

平成24年医療施設調査・病院報告(4)病床数と医師数のバランスは

保健医療経営大学学長

橋爪 章
2013 年 9 月 12 日 平成24年医療施設調査・病院報告(4)
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病院の1日平均在院患者数128万7181人の内訳は、精神科病院の精神病床が22万9296人、一般病院の精神病床が7万4567人、一般病床が68万2276人、結核病床が2466人、感染症病床が43人、療養病床が29万8469人、療養病床のうち介護療養病床が6万6803人です。
医療法の人員配置基準による標準医師数は、療養病床と精神病床(内科・外科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科を有する100床以上の病院と大学附属病院を除く)では患者48人に医師1人、その他の病床では患者16人に1人ですので、(一般病院の精神病床はすべて患者16人に医師1人が必要とみなすと、)大雑把には、日本全国の病院で必要な医師数は次の通りです。
療養病床と精神科病院の精神病床では、(298469+229296)÷48=1万995人の医師が必要です。
その他の病床では、(74567+682276+2466+43)÷16=4万7460人の医師が必要です。
なお、その他の病床のうち特定機能病院(在院患者約5.7万人)では16人に1人ではなく8人に1人ですので、さらに3千600人の医師が必要となります。
また、病院の1日平均外来患者数は139万7864人です。
医療法の人員配置基準による標準医師数は、外来患者40人(眼科・耳鼻咽喉科は80人)に1人ですので、大雑把に、病院外来に必要な医師は3万5千人です。
特定機能病院(外来患者約14万人)では40人に1人ではなく20人に1人ですので、さらに3千500人の医師が必要となります。
これらの必要数を合わせて約10万人の医師がいれば、全国の病院は医療法の標準を満たせるはずです。
病院に従事する医師数は常勤換算で20万2825人ですので、医療法標準数に対しては倍のゆとりがあり、「医師不足」ではありません。
しかし、実際には、医師の医療法標準数が遵守できず診療報酬上の減算措置対象となっている病院が1割以上あります。

医療法標準数ぎりぎりの医師配置では専門分化し高度化した医療を提供することはできませんので、医師は大病院に偏って配置されています。
たとえば特定機能病院では医療法標準数の4倍の医師が配置されています。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▼かささぎの一人ごと

このところアクセス解析を定期的にやってないのですが、相変わらず読者数が多いのが、「診療報酬のおおもとにある人員配置基準数を求める数式」です。
医師が多いか少ないか、看護師が多いか少ないかは、現場でなければまったくわからないことのようで、統計はあてにならないかんじがします。これまで傍観してきてそう感じる。

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コメント

こちら開かれてました。
読み直し、昨日のドクターXを思った。
あれは酷い。

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